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妊娠・出産

この間、バイト先で結婚式の二次会がありました。
皆さん盛り上がってる中、私はそんな空気に、違和感を覚えていました。

うちの両親が、上手くいかなかったからでしょう。
結婚なんてものに理想や希望なんてのはないし、願望もありませんでした。

更に、子供が嫌いで、自分が妊娠・出産などと考えられない事でした。
そんな私が、この本を読んでみました。



なんでこの本を手にしたのか。
よしもとばななは好きですが、何故よりによってこの本なのかと。
これは妊娠・出産をメインとしたストーリーだから。
知った上で買ったか、そうでなかったかは、記憶が確かではありません。

私自身が、両親にとっても世間的に見ても「良い子供」ではありません。
なので、私からまた子供が産まれたとしても、きっとろくでもないだろう。という事で、妊娠だのには恐怖心を持っています。
好きな人の子供なら育てられる、みたいな情熱もありませんしね。

しかし、私はこの本を読んでいてふと泣きたくなってしまった。
説明しようがない、というか理解すらしたくなかった感情が私の中に湧いたような気がしたんです。


見掛ける母親という姿に、コンプレックスも抱きつつも、やはり尊敬の念も忘れられません。
自分の母親をたまに省みてみると、自分は何て酷い人間なのだと。

きっと、子供を産んで母親になるのは悪い事ではないんでしょうけど。
私にはまだまだ無理だ。

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