初めての文化祭ネタです。といっても文化祭らしい賑やかなところは書いてないです。
会話のみ。読書の秋の先生と河合君の話。
今まで文化祭や部活の話を書いてこなかったのは、松尾先生の部活設定に悩んでいたからでした^^;
ちなみに河合君は帰宅部です。
今月のSQはまだ読んでないです。買いに行く余裕がなかったのと、単行本出るまで待とうと思ったのが理由です。
それでは以下よりどうぞ〜
「こんなとこで何してんですか、『先生』」
「何って、店番だけど?」
[秋と小説と君]
「店番くらい見ればわかります」
「だよね」
「なんで教師が文化祭で店番やってるんですか」
「まあいろいろあって頼まれちゃって…ほら、私、文芸部顧問だから」
「……そうだったんですか?」
「あれ?言ってなかったっけ。とにかくせっかくだから買ってってよ!部員みんなで書いた本だから!」
「『先生』は書いてないんですね」
「うん。だって文化祭は生徒が主役だし。それに私はときどき顔出すくらいで、部で作品書いてるわけじゃないからね」
「……」
「河合君、せっかくだから買ってってよ。まだまだ荒いところはあるけど、いい文章ばかりだからさ。この推理物は面白かったし、こっちは妖怪とか幽霊とか出てくるけどあまり怖くなくてむしろ癒されるし、それから…」
「楽しそうですね」
「で、買わないの?」
「せっかくなので買っていきますよ。気に入れば後で感想も書かせていただきます」
「ほんとに!?やった!感想楽しみに待ってるよ!」
「そのかわり」
「ん?」
「いつか、芭蕉さんも何か書いてくださいね」
「う、うん、いいけど。そんなに見たかったのかー、そうかー、ははは」
「松尾芭蕉という名前にふさわしいものをお願いしますよ。もしダメな句だったら……」
「わかった、わかったからそんな睨むなよ!まったく曽良君ってば相変わらず怖いこと言うんだから」
「これでも本にはうるさいんで覚悟してください。特に俳句には」
「そうだったのか…初めて聞いたんだけど」
「僕も初めてでしたよ」
おわり
・・・・
知らなかったことを話す先生と河合君。
今回は高校時代を思い出しながら書いたものです。文芸部の本は毎年買って読んでました。毎年の楽しみでした…