ルーク「ッへっくしょい!!」

雪華「大丈夫?ルーク」

ルーク「おー…ずずっ…鼻つら……」

雪華「…ルークってたまにさ、何か隠し事したりするよね」

ルーク「……え」

雪華「わかんないと思ってるの?何年一緒に居ると思ってるの。しかもそれで風邪引くとか何回かあったしさ」

ルーク「……えーと」

雪華「いいよー無理に言わなくても。どーせ私には言えない事なんでしょー」

ルーク「いやあの」

雪華「どーせ私は頼りないですよー」

ルーク「いや違くて」

雪華「なんで男の子ってカッコつけたがるのかなーこんなに心配してる人がいるのにさー」

ルーク「雪華さんごめんなさい頼むからこっち向いてマジ謝るからマジで」



瑞樹「……何あのカップルみたいな二人」

美波「何も知らない人が見たらただのカップルですわね」

ソーマ「あはは、だからよく誤解されるんだよねあの二人」

瑞樹「マスターが見たらどうなるか…」

ソーマ「まぁもう見慣れてるカモだけど、複雑な心境なのは確実だろうね」

美波「ところで何でルークは風邪引きましたの?昨晩は私達と同じように暖かい別荘の部屋で寝てましたのに」

ソーマ「さあ?」



レン「ルークー!お見舞いに来てやったぞー!」

ルーク「お前来るの本日5回目だけどな」

朱蓮「ほい差し入れのスポドリ。北斗が『風邪引いてる時は水分補給も大事だ』っつって持ってけってくれた。北斗は仕事あるから夜来るってさ」

ルーク「おー…さんきゅ」

レン「今焔がお粥作ってくれてるかんな!卵粥!看病はマスターが適任だからルークの飯の用意は任せろって」

ルーク「…食欲ねぇし……」

雪華「ダーメ!せっかく焔が作ってくれてるんだよ?ちゃんと食べて薬飲まなきゃ治らないよ?」

ルーク「うっわ…雪華が母親…タメなのに母親……」

朱蓮「そーさせてんのはお前だし」

ルーク「ですよねー」

レン「で、熱どうなんだよ?ちょっとは下がったか?」

ルーク「あー……って、顔近付けんなチビ!!デコくっつけて計ろうとすんな!!!」

レン「だってコレが一番確実だってメイリンの友達が言ってたし!朱蓮も聞いたよなっ!?」

ルーク「ネタにされそうになってんだよソレ気付けや!!つか朱蓮止めろよ!!!」

レン「え!?マジ!?」

朱蓮「いやまさか信じるとは思ってなかったし…15歳といえばそれなりに判断出来る年だし(笑)」

ルーク「笑い事じゃねぇよ」

レン「でも大丈夫だって!俺体頑丈だから雨ん中走り回っても風邪なんか滅多に引かねぇし!心配すんなって!」

ルーク「お前の自分の免疫力計る基準が野性児すぎて俺どんなリアクションしたらいいかわかりません」

朱蓮「多分熱のせい?」

ルーク「だといいね」

雪華「はいはい、レンもルークが心配なのはわかるけどそれはやめよう?ルーク、くしゃみも激しいからレンに風邪移したくないんだろうしね。体温計あるから大丈夫だから」

レン「はーい…」

雪華「朱蓮もレンは仲間が関係した事ならすぐ信じちゃうんだから教えてあげなきゃ」

朱蓮「へーい」

リディ「ルーク!マスター!…あ、レンと朱蓮も来てたですか?」

雪姫「ルーク…凍りまくらと…氷嚢…どっち…いい……?」

ルーク「…それどっから持ってきたんだ?こっちの別荘にそんなんあったか…?」

雪姫「リディ…水出す…私…凍らせて砕く…袋に入れる……完成……」

レン「なんか細かい所まで聞いてないけど雪姫が男前だって事はわかった」

朱蓮「女の子だけどな」

ミク「マスターぁぁぁ!!お料理のお手伝いしに行ったら焔に追い出されましたぁぁぁ!!(泣)」

雪華「ミク……(汗)」

レン「やめろミクやめろ頼むからやめろルークの無事に完治を願うならやめてください」

ミク「えー…」

朱蓮「よかったなルーク、生命の危機は去ったぞ焔のおかげで」

ルーク「今度お礼になんか奢ってやるか」

雪姫「ルーク…」

ルーク「ん?何……って、ぎゃあぁあぁあぁ!!!!!!ななな何ベッドん中入って来ようとしてんだ雪姫ぇぇぇぇぇ!!!!!(汗)」

雪姫「私…氷タイプ…体…皆より冷たい…ルーク…熱下がる……」

ルーク「いやいやいやお前熱いのダメなんだろが無理すんなっつか女が男のベッドに入るなよンな格好で!!(汗)」

雪姫「……?いつも…これ……」

ルーク「貴女の露出度を確かめなさい。…って、だから抱き着くなぁぁぁ!!!!!」

雪姫「……熱い……」

ルーク「だから言ったじゃん!!だから言ったじゃん!!!冷気出すなよ?頼むから冷気出すなよ!!??」

朱蓮「大事な事だから二回言いましたってか」

レン「あーずりぃ雪姫!俺も入るー!あったかい方がぜってー早く治るしっ!(背中側からもぞもぞ)」

ルーク「ばっ、おまっ……おーまーえーらーなぁーーー……俺が風邪引いてんのわかんねぇのかぁぁぁ!!!遊びに来たんなら帰れぇぇぇ!!!!!(怒)」

朱蓮「きゃールークが怒ったー(棒読み)」

雪華「みんなルークが心配なんだよね(苦笑)」

焔「ルーク、飯が出来たぞ。あとシエルと那魄、神威から差し入れでチョコとのど飴だ。喉が痛む時に食べろだと」

ルーク「……その量は…あいつらは俺を糖尿病にでもしたいのか?」

焔「これでもだいぶ減らさせたんだがな…ルークには早く治ってもらわないと困る、だそうだ」

ルーク「…あっそ」

焔「ルークの分の家事当番任されるからって」

ルーク「よし決めたさっさと治してアイツらの頭にトリプルアイスクリーム作るわ」

雪姫「!アイス……!!」

レン「雪姫ー食べれるアイスの事じゃないかんなー」





ソーマ「…あーらら、完璧にタイミング見失ったね俺ら」

瑞樹「ねー」

美波「他の皆とマスターももう仕事や買い出しから帰ってこちらに来ますし、私達は先に入りましょうか」

ソーマ「そうだね、お見舞いに買ったアイス溶けちゃうもんね」





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やはりばれた。そして風邪引いたルーク(笑)
なんだかんだで皆に愛されてるルークでしたっ

雪姫はあんまり熱いと体から冷気を出すから身の危険を感じるルークであった←