なんだかんだ言って、
結局私は逃げたのだ。

大切に扱ってもらえなくて、
正当に評価されなくて、
使い捨てのように適当に扱われたことが悲しかったから。

みんな円滑に雰囲気良く、チームワーク良く仕事をしていたのに、
自分だけはじかれている状況に耐えられなかったから。

誠心誠意取り組んでも、
周りの状況を考えながら取り組んでも、
評価どころかマイナスにしかならなくて、
結局ストレスの捌け口として扱われたことが悔しかったから。

それでもなんとか食らいついた。
置いて行かれないように、
はじかれていても業務に支障が出ないようにするために。

それでもダメだった。
だから、私は諦めることにした。

それが逃げだったのではないかと、今少し感じる。
病気にはなっていたけれど、また倒れるまで取り組んでいけば、
取り巻く環境は変わっていたかもしれない。