牛乳が育毛においては悪い影響があるということが、徐々に明らかになっています。
そのわけは、牛乳が含有するタンパク質が、動物性だからです。
すすんで摂取すべきとされる植物性タンパク質に対し、血流が悪くなる動物性タンパク質は、抜け毛の原因となる髪の栄養不足を招きます。
人間にとってタンパク質は非常に重要なものですが、上記のことから、動物性よりも植物性の摂取が推奨されます。
また、亜鉛を吸収する際にカルシウムがそれを邪魔してしまい、髪が育つ際に重要な栄養素である亜鉛の吸収率が下がるので、牛乳の摂取は控えたほうがよいといえます。
育毛に関する俗説はたくさんあって、ワカメなどの海藻類を食べると髪に良いという話も聞いたことがあると思います。
確かに、海藻は身体には良いもののダイレクトに毛髪の成長を促すような効果は無いというのがこれまでの話でした。
でも、海藻類のヌルヌルに含まれるフコイダンという食物繊維の一種が毛母細胞から髪を作るために必要なIGF−1の物質を生み出すために必要なことが明らかになりました。
IGF−1は、ソマトメジンCとも呼ばれていて、唐辛子や大豆などの食品を摂取した時にも増加します。
近年では、グリーンスムージーがテレビに登場する機会が増えていますが、果物の成分が、育毛に効果があるといわれてきています。
ビタミンやミネラルなどの成分が、果物にはたくさん含まれており、タンパク質を作り、薄毛を解決することを援助してくれます。
どんどん果物を食べると、髪の毛が育つでしょう。
ただし、消化されやすいという特徴を持つ果物なので、空腹で食べることをお勧めします。
薄毛対策を考えている人たちの中で、いまエビオス錠という薬が話題になっています。
というのも、その薬に育毛効果があるのではと期待が寄せられています。
エビオス錠とは、元々は胃腸薬でビール酵母がたくさん含まれています。
そのビール酵母由来の豊富な栄養素があるとされており、薄毛の原因となっているのが栄養不足と考えられる人は、効果があるのだと推測されます。
石鹸シャンプーで洗髪した場合、育毛の点でどんな影響があるかというと、メリットとデメリットがどちらもあります。
天然由来成分で構成されているため、化学的な合成界面活性剤の配合がなく、髪や頭皮に低刺激な点が考えられる第一の長所でしょう。
そして、強力に洗浄する点も長所ではあるのですが、頭皮の健康という観点では短所になることも否定できません。
頭皮にある油分を落とし過ぎるというケースもあるためです。