日曜日…
しょう太は県立武道館で柔道大会があった。
そして…その夜に
疲れたのか38.3℃の熱が出た。
明くる朝の月曜日…
やはりまだ解熱せず
学校は休ませた。
それから昨日の朝…
今度はお腹が痛いと言い始め
私の出勤に付いて職場に行き
点滴と投薬治療を受けた。
それは良いのだが…
昨日の朝…しょう太がお腹が痛いと言った時点で
母はそのことを疑ってかかった。
母:『しょう太。また学校を休む気?
毎日休んで、そんなに学校がイヤなら
もう学校やめてしまいなさいよ。』
そんな言葉をしょう太に投げつけた。
しょう太は私の職場で点滴を受けると
学校へ登校した。
そうだろう…
体調を疑われた母の元で家に居るのは
しょう太も苦痛に違いない。
そして夕方…
仕事の途中で携帯を見ると
一時間も前に
小学校からの着信があった。
私は心配になり
仕事を抜けて母に電話をし学校からの着信があった事を話すと
母:『学校が終わった4時ころ
学校から電話があったよ。
しょう太、食欲も無いし迎えに来てください。って話で
しょう太を迎えに行ったよ。』
しょう太は学校で最後まで授業を受けたんだぁ。と思ったが
その事には触れず
母にお礼を言い
午前中にしょう太が点滴をしたことを告げた。
それからまた仕事に戻り
『仕事帰り』…前回の日記につながる。
仕事帰り…
『仕事が終わったら電話して。』
母からのメールにビビり
慌てて電話すると
母:『あんたちょっとねー
しょう太の事を心配して電話してきたよね?
心配なんてする必要ないよ。
こんな私でも見抜けるんだから。
しょう太は仮病だよ。
学校へ迎えに行ったのにも関わらず
友達が遊びに来たからって
自転車で遊びに行ったし
私が怒ったら柔道の練習にも出ていったよ。』
母はグチグチとしょう太の仮病を30分
愚痴りまくった。
まっすぐ帰宅すればもうとっくに帰宅しているのに
私は車を止め
母の愚痴を聞いた。
しょう太は柔道の練習に週Aで行くが
本当は休みたかったに違いない。
しかし母は…そんなしょう太をいつも怒鳴りあげ
柔道に行かせる。
だから、昨日も行ったのだ。
そんなしょう太が8時に練習を終え
帰ってきた。
そしてご飯もろくろく食べず
横たわった。
やはり、体調がまだ良くないのだろう…
帰宅時のしょう太の眼は
体調不良を訴えていた。
すると母が
母:『しょう太はやっぱり体調わるいんだね。
明日は体調みて、学校を休もうね』
とか?
私はその言葉を昨日の朝に聞きたかった。
散々、しょう太を仮病扱いした母の口からそんな言葉を聞けたのは
しょう太がぐったりしてからだなんて…
しょう太がかわいそうでならなかった。
。