ルシア「名前って特別なんだよ。これファンタジーでは鉄則だよね。呪術とかには必須だし」
フラット「ああそう。随分古風な呪術だことで」
ルシア「だよね今時古いよねー……じゃなくて。それだけ大切な物なんだってば!でね、私が言いたいのはね、何で私が黒翼達に本名を名乗らなかったのかって事でね!」
フラット「……本名忘れちゃったの?ボケたの?勘弁してよねお兄ちゃん」
ルシア「忘れちゃったの、はこっちの台詞だよう……。フラットだけが私の名前を呼んでくれればいいから、他の人達には知らせない……二人だけの秘密だって言ったのに……」
フラット「別に忘れちゃいないけどさ。秘密だなんて聞いてないよ。ルシアが勝手に他人には教えないって盛り上がってただけじゃん。俺は好きにしたらいいと言っただけだ」
ルシア「まさかこんなドラマチックなシチュなのに、堂々名前教えちゃう?お陰でばればれ……!なにこれ切ない」
フラット「じゃあ俺もルシファー様ってお呼びした方がよろしいでしょうか」
ルシア「やだ、それはやだ絶対やだ!!うあーん母さんフラットが反抗期だよー!」
フラット「……反抗期?」
しゃっくりが憎い
歯磨き終わったらいきなりひっくひっく出て来てやがりました。しゃっくりはいつも唐突だ。こっちの都合なんて知るもんかってばかりに暴れて。私が早く治まれと思っているとずっと居座る癖に、意識の外に追いやるといつの間にか去っていって……
……あれ何これ。こう書くとなんだか擬人化みたいだこれ
横隔膜が痙攣すること、なんですよね、確か。個人個人にしゃっくり対策法があるんでしょうが、私は深呼吸派です
昔は口に目一杯水を頬張って飲み込んだりもしてましたけどね