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究極の8ビットMPU
遠くに在るというだけで
俳優の福山雅治さんは女性から人気があるイケメン俳優だが
なぜか男性にも人気がある
ノンケの男性からよく聞くのは
福山雅治は男の自分からみてもかっこいい
福山雅治になら抱かれてもいい
なんていう衝撃発言
福山さんがお断りだろうが
しかし、ゲイでもないのに
そういう考えに至るということはよほどの男前ということかな
金木犀が香っています
鼻の良い私には強すぎて、けっこう閉口(閉鼻?)しますが
ひとつひとつは小さな花なのに
ひとえだに群がって咲くためでしょう
町中に香水をふりまいたよう
甘く強い薫りは、なぜ人をセンチメンタルにするのかしら
この花が咲く頃に思い出すのは
『放課後の音符(キイノート)』
山田詠美著 新潮文庫
短編集です
高校生の女の子を主人公にしたコイバナ
と説明したら、引く人もいるかもしれません
ところが、わたしの超狭まったリサーチ範囲に限って
この本は圧倒的に男性(それも若くない)の支持率が高いの
山田詠美の作風は軽いようで、赤ワインのような独特なエグみと渋みがある
(とおっしゃる方もおるとか)
この本の中の女の子も、恋の相手はずっと年上の男性
しかもその人の子をみごもっていたり
ところが彼女はそれを「おいしいカクテル」という
「カクテルって、苦いお酒や甘いお酒をまぜるから、おいしくなるでしょ」と
自分の中にやどった命を「苦い」思い出
「甘い」思い出のカクテルに例えて微笑みながら
心配して涙する友達にハンカチを差し出す
「Baby Cocktail」
これはもう、酸い甘いもかみわけた大人の女の思考じゃないかしら
男性はこういうことをサラリと言う若い女の子にとグッとくるのね
さて、金木犀の話
赤いルージュの似合う年上の女性に彼氏を取られた女の子が、親友に語る話
その女性と彼氏とのことばのやりとりが、一編の詩のよう
(金木犀の匂いがする、とルージュ彼女は言う、そして)
甘くて歯が痛くなりそう
秋には恋に落ちないって決めていたけど、
もう先に歯が痛い
金木犀を食べたの?
金木犀も食べたの
だから
歯の痛みにはキス
(「Red Zone」より引用)
(そしてキスするふたり
彼の唇に残った赤い口紅のいろの美しさが、隠れて見ていた彼女の心にあざやかに残る)
フランス映画のワンシーンのよう
恋敵である女性は
ショートカットにシャツにジーンズという男の子のような格好
アクセサリーはただひとつ赤いルージュだけ
という実に印象的なひと
高校生の彼女はここでいさぎよく完敗をみとめるのね
「赤いルージュの似合うひとになろう」と心に決めた彼女がとった行動とは…
さて、この話の続きは、どうぞ本を手に取ってご覧ください
他にも、小さな宝石のようにきらめく物語が詰まっています
すっと心の中にかおってくる一節があったなら、うれしいですね
*この時期、この作品と金木犀を載せたブログは数限りなく存在することでしょう
そんくらい人気のキイノオト
*わたくし、電気レモンは、今日から3日連続の”病気治療に専念しなきゃ日”に入りました
というわけで、心にしみいるキイノオト聴いたり、読んだりしてウハウハうっふん♪気分転換してるのよんw
んじゃヾ(●゚?゚)ノv