スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

究極の“愛”の詩集!『あたしとあなた』



わたしはこういう作品にココロ動かされます。


詩というのは不思議なもので、心のポケットや記憶の片隅に置き去りにされた思い出、未来の予感
いろいろな想いが、少ない文字に優しく撫でられたように感じます。

あとがきにはこう記されています。
メディアに氾濫するコトバの洪水に食傷しているうちに、思いがけず自分にとってはちょっと新鮮な発想の短い詩群が生まれた。」

日常に溢れる音と言葉に食傷気味に引きこもりがちな私の感情も、この鮮やかなブルーの紙の余白に息を整え、涙を流し浄化すことができるのです。

詩の本としては最高の製本・紙・ブックデザインではないでしょうか。



参考

愛読書:PERFUMES the A-Z guide

話題:香水

『世界香水ガイド』
実用書という範疇であっても、興味深い読み物としてイケると思う。

Tが1437瓶、Uは1885瓶と重複はありますが共に450ページ超えの膨大なレビューが語られているのです。

香水のボディ写真は皆無です。
名前とブランド名、格付け☆の数とおおよその価格、香調(コレがミソ)が示されており。
二人の著者の独断と偏見がアイロニー鮮やかにレビューされているのです。

OとPで有名なカマ姉妹の毒舌とは一線を画する西洋的な物言いが心地良いのである。


例えばこんな辛口レビューが綴られている。
続きを読む

Kindle とおちゃこ♪



この数ヶ月、ずーっと欲しかった電子書籍リーダー。

KindleでもKoboでもLideoでもPRS-T3Sでも。
使い勝手が良くて、壊れ難くて、購入したくなる額の端末ならどれでも桶だったの。


キンドルを買った理由は。 
1. 安価キャンペーン付きのWi-Fi版〉+サービス券で2,980円購入できた。

2. 今のところの最新端末だった。

3. Amazonで書籍買うことが多いため使いやすい。


で、本日とおちゃこ♪したKindleの初日使用感は。
続きを読む

女心と秋の空

話題:フェチ

ツルゲーネフの『はつ恋』読み終えたー。

谷崎の『痴人』、川端の『美女』繋がりで読み始めたロシア文学でした。

えぇ?
ソコからソコに繋がるの?って不思議に感じる方もいらっしゃるかと思いますが。

その道では鉄板なフェティシズム小説なのデシ。


『はつ恋』は、主人公の一人称だけで描かれています。
16歳の一途な少年が見たもの、感じたものだけが語られ、
登場人物の背景、その後の説明は一切省かれ表現されています。

なので、
チャイルディッシュな感性のア・ナ・タ

恋のアンテナをしっかり張り巡らせて前後の空間を読み取ってねー!
続きを読む

よいお年を〜ポール・エリュアールの詩『わたしはひとりではない』


行く年来る年に想いを馳せながら

フランスの詩人ポール・エリュアールの詩
『わたしは ひとりではない』をご紹介したいと思います

この美しさ、透明さ、単純さ、清潔さ、
そしてなにより、この信頼に満ちた力強さ

シュルレアリスムの彼方の空には
このような花園が広がっているのである


よいお年を!


わたしは ひとりではない

にはさわやかな
をくわえ
たくさんのさまざまの
飾られ
抱かれ
かがやかしく
したしい
しあわせを
のひとしずくに
うっとりとし
よりも
きれいで

わたしは
をし
わたしはみる

しかもまぎれもなくわたしは愛する
前の記事へ 次の記事へ