友達に呼び出されて渋谷にいった。

その帰り一人で歩いてたら、読者モデルがどうこう一次審査がどうこうと言われて話し掛けられた。
カメラマンと営業といて、営業が言うにはどうやらその一次審査を受けてほしい的なことらしい。
まぁ受かったら絶対やらなきダメってことではないし、営業さんも件数必要なんだろうしちょっと写真とられるくらいならいいかと、ボケッとしてる間にスナップ撮ってもらったわけです。

見たら営業も首からカメラかけてて、同世代っぽかったから話し掛けた。
趣味でカメラを始めて、構図とかをカメラマンに習っているらしい。
で、そのまま友達になった。
うける。久しぶりの外出たのしーな。笑


散々営業の方が、しきりに綺麗な人ですねって言ってきてて、最初は営業って大変だよなって思ってたんだけど。
なんか段々とナンパっぽくなってきて、なんかこれに似たパターンで非常に嫌な気分になったことがあったぞと。
まあでもその子はカメラ好きっぽいし、歳聞いたら結構下だし、多少面倒になっても適当にあしらえると判断してライン交換して。

で、カメラマンの方は絶対私と趣味が合いそうな雰囲気かもしてたから、ライン交換して。
友達増えたーっつって帰ってきたんだけど。


カメラマンはやっぱゆっくり話したい感じなんだよね。
むこうさんが言うには
「気が合うかはわからないけど、趣味は合いそうだと思ってました」
と。
うん、それ私も思ったよ。

対して営業の子はバカっぽい。マジ、バカっぽい。
でもちょっと愛嬌あるから許せるあたり、愛嬌って大切だなぁ。

なんかラインでもしきりに綺麗だ綺麗だと言ってくれるんだけど、私知ってる。
今日シルエットが綺麗なスカートはいてたからだ。
歩くときに裾が綺麗に揺れるデザインで、たぶんそれに目を引かれただけだろうな。
いつも通りサルエルパンツはいてたら、絶対声かけられなかったしね。

でもむこうさんが、綺麗な人を見たという満足感があるようだからそこに水をさすように
「あんたが綺麗だと言ってるのは私本体ではなくてその付属するファッションのことだよ」
という野暮なことは言わないでおいてあげることにした。


ほんと、野郎って美醜の感覚が適当な人が多くて嫌になっちゃう。
って思ったけど、考えてみたら皆適当だからやっぱり友人らのいうように私がずれてんだなと。

綺麗だと言われて謙遜はしない。
相手の中の綺麗だという感覚は主観だもの。

私が相手に可愛い綺麗と言って、「そんなことない」と言われると若干イラっとするのはそういうことで。
私が綺麗だと思ったことを、お前が否定するなと。
たまたま私が綺麗だと感じた対象がお前の造形なだけで、私の主観をその所有者だから否定するとはなんて失礼なんだろうと。

別に綺麗可愛いなんて
「私はそう感じました」
の世界なんだから、「そんなことない」わけがない。
正解不正解は本人しかわからない。
別に絶対美だと言われてるわけでもないし。
「絶対美ですね」とか言われたら、「そんなことない」は通じるだろうけど。

美しい綺麗可愛いは主観だけど、絶対美は概念だから客観。
客観なら否定しようがあるけど。
でも、一般的に綺麗だ美しいと褒められた場合、絶対美という意味ではないでしょ。

「そんなことない」って、なんて傲慢なことばなんだろう。
っていう話をしても、いつも皆途中で飽きられるから、この主張が友人らの頭に入ることはない。