よくあることです。
よくある話です。
よく言っている愚痴です。
とどのつまり性別が気持ち悪くて仕方ない。
最近あんまり感じなかった性別に対する嫌悪感。
この前親しい友人が彼氏の話をしていてもあんまり感じなかったのに。
このまま順応できると思ったのに。
バイト先にアートマネジメント団体でも一緒に活動してる仲良しの後輩がいて、凄く可愛いぬいぐるみみたいな女の子で。
この前飲み会で彼氏が出来たといってるのを聞いた。
そのときはなんとも思わなかったのに、今日のミーティングのときに終わったら彼氏に会えるーと女子っぷりを発揮している後輩を見て、この気持ち悪い女は誰だろうと思った。
可愛い後輩でもなく、ぬいぐるみみたいな女の子でもなく、女性性の塊のようなそれを見て、どうしようもない嫌悪感を感じた。
別にそれは本人の喋り方とか態度とかが変わったわけではなくて、私が彼女を見る目が変わっただけで。
ふわふわした喋り方とか、小動物みたいな手振りとか、私も可愛いと思って愛でていたけど。
こいつのこういうところが女性として消費されていくんだろうと思ったら、可愛いものから凄く汚いものに見えた。
なんかもうドン引き。
何に引くって、仲良しの後輩のことをそういうように思った自分に引く。
たぶん、私の中で彼女は結構理想的な「女の子」で、別段好みの容姿でもないんだけど、性格とかが凄く好きで。
その「女の子」が女性として消費されていく様を想像したら凄く絶望的な気持ちになったというか。
でもそんなん私の都合でしかなくて、私の前で彼氏の話をするのをやめてと言う権利があるわけでもない。
私は年上と話すとき、話し方がキツいから生意気に聞こえるかと思って、年下ぶって少し子どもっぽく話すことがあるんだけど。
というか、結構みんなやると思うんだけど。
もう二度とこれをしないようにしようと思った。
割りと私の目線は男性に近いとよく言われる。
それで、私に対して少し子どもっぽく話す後輩を可愛い可愛いと愛でていたわけだ。
そりゃその部分が消費されるわけだよ。
なんていうか。
私の敵はやっぱり男性らしく、気持ち悪いと思った対象が女でも、その原因を作った男が私はひたすら気に食わない。
いつか私もそうやって消費されるんだろうか。
それとも既に知らない間に消費されるんだろうか。
気持ち悪い。
ミミズとかカタツムリとかに生まれたかった。
一緒に殺菌された花畑にいてくれる完璧な「女の子」はいないのかしら。
世の中に私のいう「女の子」なんて存在しないんだよって、誰かこの馬鹿に教えて。
男性から消費されない完璧な「女の子」なんて人形くらいだよ。