黒い猫は黒猫

ここ1年ほど、月1でフットサルをしている。

メンバーもフリーランスと経営者ばかりなので楽しいし勉強になる。

昨日はフットサルの予定だったんだけど、雨降ったので急遽昼から飲んでた。
私はノンアルだけど。

雨だし集まったメンバーも少なく、女子が私しかいなく、
なんかこうサイカさんを囲む会的になってしまっていたたまれない。
そういうの苦手。

フットサルの言い出しっぺ件リーダーみたいなポジションの人が、私のセールスの先生なんだけど

「狩野さんはドライだから、女の子っぽいことしたらギャップで男はみんなキュンってくると思う！」
「〇〇さーん、筋肉触らせてくださーいみたいな！」
とめちゃくちゃ推してくるので鬱陶しい。

そして私は私で
「筋肉好きじゃないし、キュンつかせて私になんかメリットあるんすか？」
って答える程度には可愛げがない。

・・・

シングルであることを明かすことの方が面倒臭そうだなと思うことがあった。

なんの話の流れだったか
「これからどうするの？」
と、その人に聞かれた。

意味が分からなくて聞き返したんだけど、
パートナーがいなくて、これから再婚（結婚してないけど）をするのかという意味だった。

「いや、べつに別れてないっすよ」
って言うんだけど、
既にもうなんの情もないことをバレているので

「どういう人がタイプなの？」
ときかれまくってちょっと面倒くさかった。

気のおけない人たちなので
「いや、そういうの面倒くさいです」
で一蹴したけど。

全員既婚者なので下心があるとかではないことはわかってるが、
ただただ面倒くさい。

ハリーウィンストンとかブシュロンとかで指輪買って付けておいたらこういう煩わしさから解放されるんだろうか。

見るからに高いやつ。
高収入の男がいることを匂わせておくと、多くの煩わしさから解放されるっていうあれ。

・・・

思い出した、私がコミュ障という話だ。

「なんで狩野さんは自分をそう思うの？」
と言われたので

「他人に興味がなさすぎるみたいなんですよね」
と返したら笑われた。

他人に興味がないから、決めるところ決められないんだよね。

例えば妊娠報告とかも、誰にすべきか（誰が私の妊娠報告に興味を示すか）がわからないから全員にしないみたいなことをするわけで。

「他人に興味がないけど、これまでお付き合いした人はいたわけじゃん」

まあ、他人に興味がないので滅多に彼氏もできなかったけどな。

「今の彼はどういう経緯で付き合って子供を生むまでになったの？」

そう言われて考えてみたんだけど、
過去に彼氏（彼女含む）ができたタイミングって
基本病んでたときばっかりなんだよな。

肉体と精神が健全なときは、付き合わないんだよ。
つまり事故みたいなもんだよな。

と思って
「どれも事故みたいなもんですね」
と言ったら

「え！飲み会で肩がこう触れて…みたいな？！」

と真横に座ってた30越えたおっさんが女子高生のようにはしゃぐので、かなり冷めた目で見てしまった。

そういうのじゃない。

「その中でもなんでその人の子どもを産もうと思ったの？」

と聞かれて、向こうの意向が強かったし欲しくなかったけど、できたらできたで授かりものだし、生んだら生んだでめっちゃかわいいしな。

で、息子への興味と引き換えに、どうでも良くなってしまった。
まあ、子育ての大変さを向こうが受容していればまた違ったかもしれない。

で、「これからどうするの？」につながる。

・・・

この質問の嫌なところは、前提がパートナーがいるのが普通という価値観だからなんだよ。

だから他人に興味が無いんだって。

いろいろ聞いてきたその人は、奥さんのこと好きすぎだし、その人の奥さんも話を聞く限り面倒くさそう。

つまり我鍋に綴じ蓋ってことで、いいバランスなんだろうけど。

その人昨年アシスタントに女の子を雇ったんだけど、仕事的にリモートが基本なので電話で指示出ししたりするわけで

それをみて
「ずっと〇〇さんと電話してる…」
とか言われたそう。

その話聞いて鬱陶しくないんですかって舌先まで出てきたけど、飲み込んだ。
たぶんこれは言ったら失礼なやつ。

どうやらそれがかわいいみたいなんだけど、
私だったら無理すぎる。

そういう感情の交換のようなことをほとんどやってきてないので、
それをしたいと思わないんだよな。

えら呼吸の生き物に、肺呼吸の常識で話されてもというか。

で、パートナーがいて然るべきの価値観の人と、また私のメンがヘラってうっかりパートナーになったら、そういうことを求められるわけでしょ。

こっちはえら呼吸なのに。

私はそこそこ優しい人間なので、求められたら肺呼吸の真似事もするだろうけど、疲れることは目に見えている。

・・・

そういえば、一応だらだらとパートナーであるパパ氏からも最近
「これからどうするの？」
って聞かれる。

そうなんだよ、こいつも肺呼吸の人間なんだよ。

何回こっちがえら呼吸で生きてると説明しても、えら呼吸の人間なんているわけないって話にならないんだよね。

ていうか、お前がどうしたいんだよ。

・・・

どうするのって言われてもなぁ。
私は今のパートナーと別れたとしても
少なくとも息子が高校卒業するまでは新しいパートナーを作る気はない。

元々ひとりで生きていけるタイプの人間なわけだし、息子の虐待リスクが上がるだけだ。

・・・

どういう人がタイプなのって問いに今答えが出た。

私の人生を邪魔しない人。
昔からずっと言ってるけど。

スマホを拾っただけなのに的な。


2歳児しんどい。
寝ない。着替えない。寝ない。ベビーカーのらない。寝ない。1秒もおとなしくしてない。寝ない。何事も前に進まない。

毎日ヘトヘトだし仕事は忙しい。
2日間くらい仕事中止して寝続けたから余計忙しい。

頭が痛いし、生理も不純気味だし、メンタルはガタガタ。
2週間くらい前は駅で突然泣き出したりしてしまった。

とにかく休息したい。
1日朝から晩まで寝ていたい。

そう思ってるところになんで電話に出ないんだってパパ氏から追撃。
ちょっと今役立たずと話す気力ないからやめて。

心配かけたのはわかるんだけど、とにかく休ませてくれ。

育児ノイローゼの手前なんだと思う。

母と論理的に話すことはできないし、
対話をするスキルが母にはない。

すぐ感情的になる。
感情的に返しても意味がないので
軽く受け流している。

疲れる。

なので、
深い話や難しい話は
しないようにしてたんだけど。

母がまた父に理不尽に当たり散らすから
口を挟んだのが運の尽き。

随分と久しぶりに母に対して
感情的に怒りをあらわにしたかもしれない。

なんの意味ないんだけどな。

今日は疲れているし
でかいミスもやらかしたし
もう死んじゃいたい。

あー久しぶりに死にたい。

旧友とでもいえばいいのか、
学生時代の友人がFacebookで昨年繋がってから
やたらとコメントくれてうざい。

いや、さすがに自分でも
なんて言い草なんだろうと思うんだけど、
まあうざいもんはうざいんだから仕方ない。

だから
リアルの知人が誰も知らないこのブログに
吐き出すことにしたんだけど。


そもそもその友人に限らず
学生時代の友人にあまり価値を置いていない。
仲良くする意味があまりわからないというか。

端的にいえば一緒にいてもつまらないんだよな。
近況報告したところで、
私は仕事で目指してるものがあるのに、
相手は文句言いながらでも
とりあえずデスクに座ってりゃ
一定の金がもらえる仕事なんだから。

仕事への価値観が違うし
金の使い方も違う。
話が合わない。

一緒にいて楽しいわけでもないし、
仕事に有益なわけでもないし、
同世代の子供がいるとかなら別だけど、
何か共通の趣味があるわけでもない。
（というか今の私はほぼ無趣味だ）

せいぜい共通の思い出があるだけ。
そんなもん同窓会か冠婚葬祭で会ったときにでも
話せばいい。

あと、
一時期私は仕事にリソースを全振りしたので
ほぼ全ての友人関係が一度切れている。

というわけで、
集まって近況報告するような仲でもないし
そもそもその友人とも学生時代
めちゃくちゃ仲が良かったわけでもない。
（向こうがどう思ってるかはわからんけど）

そんな距離感の友人から
Facebookでめっちゃコメント来るの
普通に戸惑う。

あと私のFacebookここ数年は
基本仕事で利用しているので戸惑う。
投稿内容から察しても良さそうなもんだけどな。

仕事で繋がれそうな人たちに向けて打った
私主催の女子会イベントに
トンチンカンなコメント残したりな…

いやまじお前呼んでねーし…
そもそも明記してある参加条件満たしてねえし…

当時から面倒くさいなとは思ってたけど
面倒くせーなー…

友人の結婚式だった。
大人になってから初めて結婚式に出席するので
もう何もかもわからんちん。

小中高と付き合いがあり
家に入り浸り家族ともよくしていただいた
友人の結婚式。

新婦の母からの手紙で泣いてしまった。
私と出会った頃は
彼女は離婚家庭でお父さんがいなかったんだけど

お母さんが小学校の半ばで再婚して、
彼女には新しく父と妹と祖母ができて
よい家庭に育ったんだなと思った。

夫となる人はどんな人間かと思ってたが
話し方がよく似ていてちょっと笑ってしまった。

彼女らしくよいお式だった。
彼女の家族も久しぶりに会えてよかった。


とはいえ、
家父長制的な、
両家の結びつき的な、
妻が夫の家に入る的な、
私の苦手とする価値観なので
ちょっと疲れちゃったな…。

どうしても結婚に良いイメージがないので
私の発する「おめでとう」という言葉が
ずっと上滑りしているような感じで
居心地が悪かった。

そもそも昔の友人から
私の配偶者事情など聞かれても困る。

結婚制度がいかに私にとって欠陥があるか
みたい話はまさか祝いの場でする話ではない。


余興などをゲストに頼まなかった代わりに
ゲストにインタビューをしという企画があった。

新郎新婦が選んだ4名のゲストに司会者が
主賓との関係性などをインタビューし
最後に祝辞を述べるみたいな企画。

彼女と一番付き合いの長い友人だからか
しれっと当てられてしまった。
というか、企画の趣旨を述べられた時点で
絶対来ると思った。
あいつなら私を選ぶ。

事前に準備させたり負担をかけないので
ゲストをおもてなしするというコンセプトの
すごくいい式だと思ったけど
祝いの場に向いていない女によくも…。

当たり障りのないことを言ったつもりだけど
司会者の人には現実的だのドライだの
と突っ込まれてしまった。
どうしようもない。

新婦本人には
言葉通り受け取るなら好評だったので、
まあよかったかな。

「いやああいうの苦手なんだけど」
と言ったら
「だってサイカに話してほしかった」
と言われてしまい可愛かったので許した。


式はともあれ
彼女がこれから幸せならなんでもいいよ。