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ほんね


お父さんとお母さんにはとても感謝している。

田舎から、進学校に送り出してくれたこと。
わたしの才能を大切にしてくれたこと。
行きたいと言った場所に行かせてくれたこと。
自由奔放に活動するわたしを見守ってくれたこと。


本当に本当に、心から、感謝している。


わたしにとって、それなりの企業に就職することはたいして意味のあることではなくて。
わたしのやりたいことには見合わなかったから。

それでも、わたしのために一生懸命働いてくれたお父さんと、わたしのためにいつも支えてくれたお母さんと、2人の理想であり続けたかった。それは、分かりやすい感謝の形として。

だってレールから外れてしまったら、2人が私たち兄妹のためにがんばってくれたことは、何の意味もないことになってしまうでしょう?

そんな、親不孝はできない、と、思った。


それに、 その所為にしていれば、わたしはわたしの未来に責任を負わなくてすむ。


辛いのも、きついのも、 心をこわしてしまっても、全部全部親のせいにできる。


逃げ道をつくりたい気持ちと、2人のためっていう気持ちと、どちらも胸に、わたしは就職をして、


そして今、もう全部を投げ出したって自分の未来に向かっていく覚悟を決めようとしてるの。


きっと私たちみんな、やるべきことをもって生まれてきていて、
わたしはそれを見つけることができたのに、
見て見ぬふりを決め込んで、
ここまで走ってきてしまったツケが回っているんだね。


真っ当に生きるって難しい。
わたしは、社会的幸せのなかで幸せを感じることはできないんだ。

わたしには秀でたものも、変わったところもなくて、なんの面白みもないのに、

どうしてこんな部分だけ、ふつうになれなかったのかな。


お父さん、お母さん、ごめんなさい。
ごめんなさい。
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