話題:憂鬱
いつも笑顔で
相手を気遣う
それが、わたしのなかの最低限のルール。
だからどんなに鬱な気分でも笑って
自分より相手のことを優先しなきゃってなる
…でももう、つかれてきちゃった。
訳もなく泣いてしまう
自分がすごく価値のない人間に思えて
日に日に
自分が失われていく気がする
「どんな自分もあなただ」
とカウンセラーは言ってくれたけれど
リアルのわたしを知らない人にそれを言われても
なんだかからっぽに聞こえてしまった。
頭では、そう思えれば楽だとは思っているけれど。
もうきっとだめなんだ。
熱は冷めてしまっている。
抱きしめても抱きしめても、どれだけ唇をねだって重ねても
届かない、つながらない
そう思った
気遣うひとたちに
「大丈夫だよ」と無理矢理わらう。
かくれて、ひとりで泣く。
彼はわたしの涙を受け流す。
「焦っている」?
そうかもしれない
自分が壊れていくのを肌で心で感じながら
おびえている
別れのピンチから脱し
いつもの日常
一緒にいても
笑いあっても
くっついても
つきまとう、得たいの知れない不安。
「前カノはね…」
っていう、いつかの日常の、いつものきみの言葉
浮かんでは消えて、ぐるぐる。
仲直りの日、きみは「俺でいいの?」とわたしにきいた
それをきいて、
わたしはなにも言えなかった
黙り込んでしまった
やっとのこと、戸惑いだらけの「うん」をしぼりだした。
だいすきってなんだろうな?
最近の私はそれがわからない。
彼の隣に、違和感を感じる。
わたしでいいの?
体を重ねたって一度も君を満足にできないわたし
すぐ拗ねたり怒ってしまうわたし
前カノみたいに
かわいくて面白くて体の相性もいい
そんな子じゃないわたし
きみは私をすきだという
だけれど
私は心がとてもさむい。
「すき?」
「きらい?」
ううん、くるしい。
きみはほんとにわたしでいいの?
ぽつぽつうまれる不安は
いつも誤魔化してへらへら笑う。
けどほんとは
そんなこと、怖くてきけない、臆病なわたし。
話題:本当の自分