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林檎、ひとつ

好きなのかと問われて
しっかりとうなずけなくなったのは
いつからだろう

疑惑
嫉妬
失望

繰り返して
燃え上がっていたソレは擦りきれていった

それでも
スーパーの果物売り場が

あなたの好きなソレを、私に見せるから

そこに彼の笑顔を見てしまうから


この気持ちの名前もわからぬまま

私はまた
熟れた赤い果実に手を伸ばしてしまう




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