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リヴァイ兵長とハンジ分隊長のお出掛け(依瑠)


***これは先月号の寸劇の巨人を元に書いた小説です***



ハン「ね〜!リヴァイ、ちょっと付き合って欲しい所があるんだけど」

リヴァ「あ?断る」

ハン「ぬぁんでぇ!?まだ場所も言ってないのに!?」

リヴァ「お前の頼みなんざ、ろくなもんじゃねぇ」

ハン「どういう意味さ、それ」

リヴァ「大人しく諦めろ」

ハン「・・・・・」

リヴァ「じゃあな」

ハン「・・・残念だな〜、せっかく、リヴァイの好きな紅茶を入手したのにな〜」

リヴァ「・・・何?」

ハン「そっかぁ、要らないのかぁ。かなりのレア物らしいのになぁ」

リヴァ「・・・・・」

ハン「仕方が無いから、エレンにでも上げちゃおかな〜」

リヴァ「・・・待て」

ハン「何?リヴァイ」

リヴァ「それは確かな情報か」

ハン「紅茶の事?」

リヴァ「そうだ」

ハン「当然。お礼に渡そうと思ってたからね。入手するのに、かなり苦労したんだから」

リヴァ「・・・一回だけだぞ」

ハン「え?何?付き合ってくれるの!?」

リヴァ「何度も言わせんじゃねぇ」

ハン「流石、リヴァイ!話が解る男だね!」

リヴァ「因みに、どこだ」

ハン「今、巷で流行ってるサーカスだよ!!リヴァイが一緒に観てくれるなんて、嬉しいな!」

リヴァ「・・・・・」







〜サーカス観覧中〜


ハン「本当、凄い人だねぇ。あ!見てよ、リヴァイ。綱渡りしてる!」

リヴァ「あんなもんはバランスの問題だ。大した事ねぇ」

ハン「あっはっはっは!」

リヴァ「あ?」

ハン「ちょ、見てよ!あの猿、コニーにソックリ!!」

リヴァ「あいつは確かに猿面だが・・・」

ハン「あっちのパンダなんか、ミケ、ソックリ!!」

リヴァ「・・・・・」

ハン「おぉ〜!!ライオンが火潜りしてるよ!!ちょっと、やってきてよ、リヴァイ!!」

リヴァ「・・・うるせぇ」







〜サーカス観覧後〜


ハン「あ〜!面白かったね!!」

リヴァ「さっさと出せ」

ハン「はいはい。約束の品ね」

リヴァ「・・・確かに、これはレア物だな」

ハン「でしょ!?いやぁ、苦労した甲斐があったよ!!また観に行こうよ!!」

リヴァ「・・・当分は観ねぇ」

ハン「え〜!?何でさ!?」

リヴァ「・・・うるせぇ。クソ眼鏡が」

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