ドラマの素晴らしさから原作を読みたくなり購入。
昔は活字中毒だったのにめっきり読む量減ったな。
就寝前に漫画は読むけども最後に読んだ小説なんだ?と考えたら、去年の晩秋に読んだラストレシピ以来だった。
とにかく面白かった!
といっても明るい・笑えるという意味では勿論なくて、読みごたえがあり物語の世界に引きずりこまれた。
短編で読みやすいのに、重い(賛辞)。
ドラマは湿気を感じる重さで視聴者を傍観者にするようだったけれど、小説は乾いた重さというか。
読み手を引き寄せておいて最後の一線で画されているような。
ぐいぐい世界に引き込まれある程度流れがわかっても、最後に隠されているところまでは気付けず。
それが駄目押しに怖い。
雨の夜に一人後ろが気になる怖さとは違う、なんともいえない感じ。
もはや「怖さ」という表現が適切ではないのかも。
どの話も後味が悪い(賛辞)
久々に何度も読み直ししてしまう本に出会った。
そしてドラマが本当に素晴らしい作品になっていたのだと、改めて実感。
こうなると見れなかった一夜と一度見て録画を消してしまった三夜が見たい。
(まだHDDに残してある夜警は暇さえあればリピしてる。)