スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

逢いたい(ブンにお)

「逢いたいんじゃ。」

唐突に夜携帯が鳴り電話に出ればサラリと一言。
「お前が会いに来れば良いだろ?」

変わらずの我儘に流石に息が零れる。

「じゃけぇ…ブンに逢いたか…」


得意の甘えた声。解っててもぶっちゃけ負ける。
「あー…仕方ねぇな、今から行く。」
「待っちょるな。」

弾む声に変わればまたやられた…とか思いつつも愛らしいお前を想う気持ちには勝てない。

どうしてやろうか…なんて悪戯な思考も詐欺師の前じゃ歯が立たねえんだろうな…。


会いに行ったらキツく抱き締めてやろう。



可愛いキミを想う気持ち、伝わってると良いな。




------------

超突破。良く解らないネタになってしまいました…orz

詞遊び(忍跡)



「景吾!一緒に帰ろっ?」
妙に馴れ馴れしい‥一晩共にあかしただけ。
女と云う生き物はそれだけで恋人気取りをする。鬱陶しさに息を吐き捨てて腕を振り払う。

「うぜェ…テメェなんかと帰るか。」
「は?なによ、あんたなんかと知らない!!」
女は眉を寄せて怒鳴り散らしながら立ち去った。
…自然と零れる溜息携帯をポケットから取れば軽い女の名前をアドレスから探す…。

何時からこんな風になってしまったんだろう。
毎晩、寂しくて温もりが欲しいだけ。
だからと云って恋人が欲しい訳じゃない…。
足りないナニかを埋めたいだけ。


「…あれ、跡部やん」
「忍足か」

色々考え込んで入れば聞き覚え有る低い声…そう言えば、コイツは何時だかバイだと話を聞いた。
…馬鹿馬鹿しいと思いつつも偶には男も、と感じてしまった。

「…お前、今日暇なら俺を抱け。」

一言静かに告げ、彼奴の表情は微妙な変化で口元に笑みを湛えた。

「ええよ、跡部みたいな美人やったら歓迎したるよ。」

「当然だな。」

…コイツは無くした何かを埋められるだろうか。

慣れてる詞遊びで…満たしてくれるだろうか。


淡い期待と冷めた感覚を持ち合わせてコイツと俺の関係は始まった…。

足跡帳*'


何か御用が有ったり感想下さる方居ましたら此方にコメントをお願い致します(*u_u)

キミの全てが欲しいから(忍にお)


「ぁっ…ぁっん…」
俺の下で喘ぎ淫れるキミはとっても綺麗で…
「ひ…ッ…ゃっ…」
「嫌やないやろ」
幾度首を絞めて俺の物にしてしまいたかった事か…。


「はぁ…ん…あ…メールかえさんと」
「…恋人さん?」
体を重ねた後必ずキミは甘い時間には浸らず携帯を即座に見つめ、問い掛けに俺には見せない笑顔で頷く。

「さて、明日はデートじゃから帰らんと…楽しかったけェ」
妖艶な笑みと『また』を合図する頬への口付け。

何時からだったか…
気紛れなキミが退屈しのぎにと、抱いてと甘えてくる。
最初は俺も退屈しのぎ。
だけど、キミが気紛れに見せてくれる切なげな寂しそうな目。
…抱く度に惹かれてった。
一層の事告げてしまえば楽かもしれない…。
ただ、関係は間違い無く終わる。

うだうだ考えていれば自然と零れる溜息。
キミはそんな俺を見て何かも知ってるかのように笑い…

「また遊んでくんしゃいね」

立ち去る。


…次に体を重ねる時はキミの首を絞めてしまおう。
キミの全てが欲しいから…。

可愛いキミ(忍跡)

「おい…何で服から香水の匂いがすんだよ。」
深い眠りを妨げる愛しい恋人の声。
重たい瞼を開けて体を起こせば自然と溜め息がこぼれるのも仕方ない。

「電車乗った時にもみくちゃにされたんやって…ちゅうか、何回聞くん?」
半ば呆れてキミを見てしまう。そんな俺に詰め寄る様な拗ねた様な表情浮かべそっぽ向く。

可愛い、なんて…よっぽど毒されてしまってるんだろう…。
こうなったキミの扱いには慣れている。
優しく抱き締めて軽く口付ければほら、何時もみたいに抱き付く。

「…お前が他の奴の匂い付けてんのが嫌なだけだ。」
「…ほんまにヤキモチ妬きさんやなぁ、可愛い。」

嫉妬深いキミ、照れた様にそっぽ向いても唇を寄せれば…自分からキスをしてくる。

「好きやで」
「俺も」


何て事のない昼下がり。嫉妬深くて可愛いキミ。何時までも何時までも…俺だけに見せる笑顔で笑っていて下さい。





------------------
跡部は嫉妬深くて
忍足は甘やかしなんですきっと(笑)
前の記事へ 次の記事へ