「ぁっ…ぁっん…」
俺の下で喘ぎ淫れるキミはとっても綺麗で…
「ひ…ッ…ゃっ…」
「嫌やないやろ」
幾度首を絞めて俺の物にしてしまいたかった事か…。


「はぁ…ん…あ…メールかえさんと」
「…恋人さん?」
体を重ねた後必ずキミは甘い時間には浸らず携帯を即座に見つめ、問い掛けに俺には見せない笑顔で頷く。

「さて、明日はデートじゃから帰らんと…楽しかったけェ」
妖艶な笑みと『また』を合図する頬への口付け。

何時からだったか…
気紛れなキミが退屈しのぎにと、抱いてと甘えてくる。
最初は俺も退屈しのぎ。
だけど、キミが気紛れに見せてくれる切なげな寂しそうな目。
…抱く度に惹かれてった。
一層の事告げてしまえば楽かもしれない…。
ただ、関係は間違い無く終わる。

うだうだ考えていれば自然と零れる溜息。
キミはそんな俺を見て何かも知ってるかのように笑い…

「また遊んでくんしゃいね」

立ち去る。


…次に体を重ねる時はキミの首を絞めてしまおう。
キミの全てが欲しいから…。