ペンギン・ハイウェイ、見てきました。
ペンギン・ハイウェイ最高かよ〜〜〜
すんごい気分良かった〜
原作の内容覚えてないし、予告見ても「話のすじがわからんな…」とは思っていたけれども
これはいつもみたいに内容を楽しむんじゃなくて、絵のきれいさとか、小学校の頃の夏休みのわくわく感を思いだすのが楽しい!!そういえば今は夏で、そろそろ小学生の夏休みが終わって学校始まる頃なんだね。
子供だけの秘密基地を作る感覚、ぐらぐらする乳歯が抜けそうで抜けない、ぽっかり空いた空洞にも気にかかる時期、クリームソーダから無糖コーヒーに背伸びしたくなる夏の日、世界の果てにまで続くと思っていた川は、ずっと僕らの周りを巡っていて、物事の全ては身の回りでぐるりと繋がっていたことを知る。
そしてペンギンの一つ一つの動きが愛らしい。
ポてポてと歩く、コーラから変化するときの流動感に毛づくろい。お姉さんの言うことはしっかりと聞けるのめちゃくちゃ賢い。
冒頭のペンギンが流れていくシーン、可愛すぎて泣きそうだった…というかもうペンギンがかわいい
そいでキャラもよい。
アオヤマ、冒頭から飛ばしてくれたけど、お父さん見てて「この父にしてこの息子ありか…」と納得した。
ウチダ君、やけに声高いなーと思ったらくぎゅうだった納得。途中まではすごいヘタレな子だと思ってたけど、アマゾン計画をちゃんと続行してたのポイント高い。
ハシモトさん、なんて不憫な恋なんでしょう…嫉妬かわええ。そいでめちゃくちゃに激しい子。
そいで少年、おっぱい好きすぎるでしょう(笑)ウチダ君の「ええ…」がほんとにドン引きしてて笑った。
あと作画も、おっぱい意識しすぎでしょう(笑)いやまじで美乳だった…よき
こほん
というかアオヤマ君はもっと人の心を知るべきですよ…大人になるためにはそこも重要。そこも含めてよいキャラなのですが。
冒頭のシーンにはちょっと突かれたけどね。確かに君が大人になるには、20歳になるには約三千日の月日が必要なわけですが、大人になれば全てが終わるわけでも完成するわけでもないのですね。
むしろ大人になってからの方が長いのです。
アオヤマ君が常に意識していることは、大人になった今でも大切なのに、たまに忘れそうになる。
夏休みは大学まで経験したけど、何か、小学校の頃の夏休みは今でも特別だったと思う。どこか懐かしく、何度も繰り返したはずの夏休みなのに、というか今も夏休みなのに、あの時の出来事は水晶玉に閉じ込められたみたいにいつでも美しい気がする。
夜更かししたくても眠くてできなかったあの時、友達とまた明日ねってあしたも遊べること、突然現れたペンギンや森の中の「海」について、どこまでも調べようと思えば調べられること、でも「大人」には知らせたくなかったし、自分たちで突き止めたかったこと。世界はもっともっと広いものだと思っていたし、未来はいつでも明るかった。
妹ちゃんが、お母さんがいつか死んじゃうことに気付いたように、生き物の摂理を知ること、進むことはいつか終わるのだということ。知りたかったことに仮説を立てても、それが間違いであってほしいと初めて思ったこと。
別れというものがとても悲しいものだということ、あなたが大好きだったこと。
全ては知らないことばかりで、でもそのひと夏に起こったことは確かで、あなたがいて、ひと夏の思い出をくれたことも確かだった。大人になるためには必要で、でも大人になれば忘れてしまうことでもあるから、たまに思いだしたい。
お姉さんの号令に合わせてペンギンが大突進するのと、ペンギンのウォータースライダー、見てて気持ちよかった。
全体的に色味が夏!!の爽やかさがあってね、見てて爽快だった!!
劇場で見れて最高だった。もうほんと。夏終わってもいいわ。