スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

ひさびさに

なんかさー最近もうがんばれないのだーー


というわけで、なんかもう無理!となったので、映画おそ松さん見てきました。

完全新作で六つ子が帰ってくる!
松関連の情報をほとんど仕入れていなかった自分からすれば、もうえ、また映画すんの!しかも新作!!?いつの間に!って話だったのですが、まあ行きましょう。

感想
ずるいよあれずるいよ最後!!ちょっとうるってくるじゃん、そこをすかさず下ネタで締めるの、ずるいよ!!
誰かの夢の中であったけれど、未来を変えちゃったんだねえ。

ちょこちょこタイムラインで見た高校生の六つ子たち。変わりすぎてて面白かった。
チョロ松、声高いww動きwwある意味変わってないし忍者出てきたわww
トッティ、え、ただの子供…ザ末っ子、と思いきやちゃんとドライの片鱗があってよかった。
一松、お前まじ???めっちゃ頑張ってんじゃん。あ、でも根っこはダークだったでも頑張っている時期があったんですね…!健気か!!
十四松、一番やばいやつきた!!しかし半ケツwwそして気を抜くと十四松になるんかい。
カラ松、すべての元凶…まさかのここで黒幕的な役割、そばかす気になるしそもそもこっちの方がもとのカラ松って感じがする。
しかしおそ松兄さんだけ全然変わってないのは予想通りすぎて笑った。

てか高橋さん可愛い!さとりな!!かわいい!
そして高校生トト子ちゃんに中学生ニャーちゃん!チョロ松じゃないけどかわいいよーーOPもよきでした。

全体的にテンポ良く進んで、余計なことを考えずに、ただ流れにまかせて見られるよきエンターテインメントでした!!
というか出てくるキャラみんなかわいいな…余裕が出てきたらもっかいみるわ。

久々に映画見れて楽しかった。
続きを読む

ペンギン

ペンギン・ハイウェイ、見てきました。
ペンギン・ハイウェイ最高かよ〜〜〜
すんごい気分良かった〜

原作の内容覚えてないし、予告見ても「話のすじがわからんな…」とは思っていたけれども
これはいつもみたいに内容を楽しむんじゃなくて、絵のきれいさとか、小学校の頃の夏休みのわくわく感を思いだすのが楽しい!!そういえば今は夏で、そろそろ小学生の夏休みが終わって学校始まる頃なんだね。
子供だけの秘密基地を作る感覚、ぐらぐらする乳歯が抜けそうで抜けない、ぽっかり空いた空洞にも気にかかる時期、クリームソーダから無糖コーヒーに背伸びしたくなる夏の日、世界の果てにまで続くと思っていた川は、ずっと僕らの周りを巡っていて、物事の全ては身の回りでぐるりと繋がっていたことを知る。

そしてペンギンの一つ一つの動きが愛らしい。
ポてポてと歩く、コーラから変化するときの流動感に毛づくろい。お姉さんの言うことはしっかりと聞けるのめちゃくちゃ賢い。
冒頭のペンギンが流れていくシーン、可愛すぎて泣きそうだった…というかもうペンギンがかわいい
そいでキャラもよい。
アオヤマ、冒頭から飛ばしてくれたけど、お父さん見てて「この父にしてこの息子ありか…」と納得した。
ウチダ君、やけに声高いなーと思ったらくぎゅうだった納得。途中まではすごいヘタレな子だと思ってたけど、アマゾン計画をちゃんと続行してたのポイント高い。
ハシモトさん、なんて不憫な恋なんでしょう…嫉妬かわええ。そいでめちゃくちゃに激しい子。
そいで少年、おっぱい好きすぎるでしょう(笑)ウチダ君の「ええ…」がほんとにドン引きしてて笑った。
あと作画も、おっぱい意識しすぎでしょう(笑)いやまじで美乳だった…よき

こほん
というかアオヤマ君はもっと人の心を知るべきですよ…大人になるためにはそこも重要。そこも含めてよいキャラなのですが。
冒頭のシーンにはちょっと突かれたけどね。確かに君が大人になるには、20歳になるには約三千日の月日が必要なわけですが、大人になれば全てが終わるわけでも完成するわけでもないのですね。
むしろ大人になってからの方が長いのです。
アオヤマ君が常に意識していることは、大人になった今でも大切なのに、たまに忘れそうになる。

夏休みは大学まで経験したけど、何か、小学校の頃の夏休みは今でも特別だったと思う。どこか懐かしく、何度も繰り返したはずの夏休みなのに、というか今も夏休みなのに、あの時の出来事は水晶玉に閉じ込められたみたいにいつでも美しい気がする。
夜更かししたくても眠くてできなかったあの時、友達とまた明日ねってあしたも遊べること、突然現れたペンギンや森の中の「海」について、どこまでも調べようと思えば調べられること、でも「大人」には知らせたくなかったし、自分たちで突き止めたかったこと。世界はもっともっと広いものだと思っていたし、未来はいつでも明るかった。
妹ちゃんが、お母さんがいつか死んじゃうことに気付いたように、生き物の摂理を知ること、進むことはいつか終わるのだということ。知りたかったことに仮説を立てても、それが間違いであってほしいと初めて思ったこと。
別れというものがとても悲しいものだということ、あなたが大好きだったこと。
全ては知らないことばかりで、でもそのひと夏に起こったことは確かで、あなたがいて、ひと夏の思い出をくれたことも確かだった。大人になるためには必要で、でも大人になれば忘れてしまうことでもあるから、たまに思いだしたい。

お姉さんの号令に合わせてペンギンが大突進するのと、ペンギンのウォータースライダー、見てて気持ちよかった。
全体的に色味が夏!!の爽やかさがあってね、見てて爽快だった!!
劇場で見れて最高だった。もうほんと。夏終わってもいいわ。




水の形をとって

シェイプ・オブ・ウォーター、見てきました。
最近、最大級の褒め言葉に使っている文句を言っちゃうと、控えめに言って最高じゃないですか!!
基本映画は一人で見に行くんだけど、この映画は一人で行ってよかった。一緒に見るとなると大変慎重に人を選ぶ作品であって、勧めるのも人を選ぶんだけど、私の友人たちは大丈夫っしょ。予告見てこれ見たいねーしたし。

一言でいうとすれば、人間と異種間の愛の物語、ってやつですかね。人外ものに特別な思いはないのだけれども、私が惚れたのは一か所、物語としての伏線回収が巧妙すぎる!!たまらなく好きですそういうの。

川に、浴槽ゆでたまご沸かすお湯とかやけに水の泡の描写が多くて最後に水の形をまとう意味でタイトルの意味とか
卵タンパク質やんとか
前半にお前のせいでR指定かよ!何の流れだ!って一瞬イラッとしたシーンがあったのに、後半に「まともな男として何をすればいい」みたいなセリフきたときの「あ〜〜男性性父親正常位〜〜」の腑の落ち方とか
画家の親友と生物の奇妙な交流の中で、二人とも時代に乗れていない描写が続く中での僕たちは遺物だ、とか
緑色のゼリーとか
今見たら謎の生物の首筋と川の過去も持つイライザの首の傷、そっくりだね、とか。
「話すこと」を介さずとも「イライザ」自身、本当の自分を見つめ合う二人が水槽のガラスをものともせずに水の中で結ばれるの控えめに言って美しいね。(二度目)シャワールームでの疑似水中体験、大雨の川の中、音もなく舞うダンスが美しかったね。
(言葉を持たない彼女、と書こうとしてやめた。なんか違う)
最初朗読風に始まるからさ、おっ昔話かと思いきや詩的な始まりであったりとか。

この本当の自分を見てくれたというイライザのセリフ、「男」としての位置を常に欲望するストリックランドいるじゃない、彼から「女」として見られる水拭くシーン(事件前だからほんとにそうだと思ってる)も挿入されるからこそ引き立つのかなとも思ったり。
そんな彼女は「(ホフステトラ―からは)名前も知らない、地位もない、ただの清掃員」であって、「男」を仕事上にも求めるストリックランドから、「女」であり地位も持たないイライザがあっさり(ではないんだけども)、ジョーンズという彼が成功という名の社会的地位を得るための駒を奪ったことで、あそこまでの狼狽を引き起こしたのだろうね。しかも理由が彼を救いたい、という愛ですよ。どう解釈しろと…。竹村さん…。
同じジョーンズを生かしたいという思いで尽力するホフステトラ―博士は、彼がイライザの元へ引き渡されたらすぐに別の流れに呑まれてしまって…というかソ連と米の関係についてあまり詳しく見てなかったからうまく消化できない…ってソ連??時代考証ややこしくて楽しくなるやつやんけ。

気になるとことかもたくさんあって
一見理想の家族に見えたストリックランドも、あの4人、ぞっとするほど会話があまりかみ合っていないのが恐ろしかった。
最初の殺人ってどうなったんだろう。不問だったら研究所ってガバガバやなあとか。というか思ったより人がばんばん死ぬし銃めっちゃ出てくるし血も結構出てたのでR指定は納得した。
まずいパイ屋とジャイルズの最後のやりとりの意味だったり
小物から年代特定できないかなーとか。
兄弟がいないことに関して黒人には珍しいとか。
清掃員が女性のみや、…あ、研究所員たちの詳細よく見てなかったや。
翌日に赤いカチューシャ、リップ、ハイヒールを身に着けるイライザ可愛いし、10日にもハイヒールに、赤いワンピースにカレンダーの文字も赤。

恋に音楽とミュージカルとは付き物なのかなって思ったりもした。
これ高度な官能ユーモアのセンスがないと全部消化しきれないよ〜〜洋画?に詳しくないからさ〜教養ほしい〜学力ももっとあればジェンダー視点めっちゃできそう、っていう最終的に頭悪そうな感想になりました。ひとまず今度人に会ったら全力でこの映画を推します。

かぐや姫

かぐや姫の物語、見ました
GWにジブリ見るの毎年の恒例になりつつある。

どうやら母はこの映画が公開中に見て来たらしく、曰く「お迎えの場面の音楽が明るすぎる」とのこと。
いやまあ確かにめっちゃ楽しそうな音楽だったね。

ジブリ映画見ると真っ先に風景、背景に目がいく。今回のは筆みたいなしゅっとした線で細かくじゃなくて植物を生き生きと描いているのがすんごい好き。花がどんどん開いていくシーンは目が離せなかった。その頃はかぐや姫、もとよりたけのこは気づいたら大きくなっていくからその成長からも目が釘付けになった。ほんとすこーしの間にあれ、ちょっと大きくなった!ってなるの面白い。
原作の竹取物語では幼少期はすっとばされていたけど、ここでは田舎に暮らしているって設定だったんだな。作中なんどもかぐや姫が思い出し恋焦がれるのはこの育った里で、植物、動物、子どもたちとにいちゃんと戯れて、ウリ坊の危険も漆のかぶれも果物のおいしさも知らなかったたけのこが、ここで生きる喜びを知って育ったんだろうな。

本編見ていて思い出したのが、そういえばここCMか何かで見たなってシーン。幾枚もの衣服をまき散らしながら駆け抜けていく姫、満開の桜の下でおどり回る姫。どちらも里に向かい、自然の花と無邪気に舞っては、丘の住民の移動や現実の厳しさを知ってしまうシーンに続く。

あの五人の貴公子たちの無理難題の場面では、衣を燃やせと言ったときにふるえる手を見て、彼女もわがままで傲慢なだけではないんだと思った。誰のものにもなりたくないから、それが覆るかもしれない場面では、やっぱりあの子も怖かったんだろうな。
おじいさんにいいたいことはたくさんあるけど、彼もまた天からのしるべだとおもって、かぐや姫のために頑張っていたんだななってのはある、たとえそれが結果的に姫を苦しめる一因にもなっていたのは皮肉だけどね、きっと彼は真っ直ぐだったと思う。

きっと月の都では知ることはできなかったことたち。季節の花が美しくさきそれに心躍ること。カマの使い方。生き物を捕まえること。暮らしが日々楽しいこと。楽しかった日々にいつか別れが来ること。自分の身の上を考えた上でできることがなにもないとわかって悔しいこと。自分の発言で財産を費やしたり、命を落とした人がいることを知って後悔すること。戻りたくでも戻れない時間があると知って胸が締め付けられること。自分の幸せと大切な人から押し付けられる幸せの像にずれが生じては苦しむこと。ニセモノの庭は結局ニセモノの慰みにしかならず苦しむこと。色とりどりの布にときめき、広い屋敷に駆け回った日のこと。楽しくて、でも時に苦しむ、生きる実感をかみしめる日々。

月の都からの使者たちの音楽が明る過ぎてしらける、って母は云っていたけど、かぐや姫の別れを悲しむのは人間たちの都合だったんだから、むしろ使者たちは迎えに行けることを喜んでいたんじゃないかな。だから喜びの音楽を奏でていたんじゃないかなって思う。きっとかれらに他者の感情を慮る配慮はなさそう。
私はあれがいいんだと思うんだけど。月の都が人間の地のように苦しみや悲しみなどの感情がない場所なら、あの音楽がそのことをはっきりと示しているんじゃないかなって思った。

知りたいと思うことは欲なのか。知ることは罪なのか。記憶がなくなるのが罰なのか。
羽衣を着ると地上の記憶はなくなる。きっとかぐや姫が地上に落とされたのは、地上の感情を欲したせいなのかもしれない。飢えることもくるしむこともない月の世界で、わざわざ胸が締め付けられることを覚えたいと欲すのは、天の人から見れば罪悪なんだろうな。罪で地上に落とされ、罰としてその記憶はきえてしまう。それでもかぐや姫はあの歌を口ずさむんだろうな。青い地球を見ながら、どうしてだか懐かしく、切なくなるような調べを、一緒に遊んだ子供たちとも、おばあさんとも、一緒に歌う人がいなくても。
続きを読む

乙女と夜

夜は短し歩けよ乙女 見てきました

映画化って聞いたときはついに君もか…って気分でしたが、予告を見て確信した。これはいける。きっと楽しい。
そいでめっちゃ楽しかった!映画の感想が楽しいっていうのもあれだけど、これは楽しむための作品。
アニメーションになっても、森見作品らしさが全面に押し出ていてすごくいい。画面の色使いがめぐるましく変わるポップなことに。しかもあの短編集をまるごと再構築して世界観を作り上げる感じてすごい好み。
どこかで読んだけど、メディア化っていうのは、監督とかが作品を再構築していくことに近いって言っていた気がする。もはや人が一から作りあげるわけだから、完全に原作、というものではなくなる。でも、その人から見たこの作品、そしてその作品に対してのリスペクトがあれば、原作ファンも満足なものになって、また新しく物語が始まっていくのが見ていける。
画面構成がめっちゃ好みだった〜面白いアニメーションだったあれ。あのスタジオ名は初めてきいた。今後もチェックしておきたいところ。

そうそう、作品内に出て来る言葉がもう完全に森見ワールド。「韋駄天コタツ」「図書館警察」「詭弁論部」「偽電気ブラン」「学園祭」…。原作ですごい好きなセリフが随所にあって嬉しかったな 。
あと画的に、横顔が多かったのが嬉しいポイント!中村さんの女の子のイラストの真骨頂は横顔だと思っている。
黒髪の乙女が可憐に愛らしくときにたくましく動きまわってるの楽しい。お友達パンチに錦鯉、プリンセス達磨で名女優ぷりを披露し、孤独の風邪にも負けずに進んでいく。立ち止まることなくどんどん歩いて進んで、夜も更けていく。

原作読んでいたときは、全部別日のことだと思っていたけど、一夜の出来事だったなら、「きみといると夜が長くなるよ」になるんだな。でもどんなにたくさんの夜だって、いつかは終わってしまう。たった一夜、されど一夜、さあ、夜は短し歩けよ乙女。
続きを読む
前の記事へ 次の記事へ