図書館で借りてきた本を読み終えました
『ニシノユキヒコの恋と冒険』って小説です
題名からして恋愛小説か
とも思ったけど、若干違うような
ニシノユキヒコと付き合った女性10人による短編小説が繋がり彼の一つの人生を描いてます
出だしで行きなり主人公は死んでしまうんだけどね
まぁこの中での主人公はニシノくんなのか彼女達なのか
だって女性側からの話になってるしさ
ニシノくんはよくモテた
顔良しセックス良いし、するすると女の心に入り込む
しかし、誰一人愛することができなかった
と言うか、女性たちに愛されなかった
そして、付き合いも長くて半年、短ければ数日
時には二股も
それでも愛することはできなかった
ニシノくんの心の中は空っぽなのに、彼女たちは彼に惹かれて好きになる
しかし、彼女達から去っていく
かわいそうなのはニシノくん?
それとも彼女たち?
この本を読んで僕もニシノくんに似てるなぁと思った
モテモテなとこじゃなくてね
心の中が空っぽで人を本気で愛せないんじゃないかと
すぐに好きになっても愛するとこまでいかない
人を愛し愛される事って難しいことなんだなと
でも、哀しいことじゃないよね
恋愛は心を元気にさせてくれるからさ
内容は少しはかないけど、面白い小説でした