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  『君殺し 雨晒し』

要するに、気が付くと九割九分九厘の確率で誰か死んでいるという短篇作品集なのです。』より、バックアップとプロモーションを兼ねて最新作をば。

御覧あれーヽ(´∀`)ノ

『君殺し 雨晒し』

「雨垂れる日は気分が落ち込んでしまって、つい空と一緒に泣きたくなるよ」

 まるで小洒落たセンテンスのような台詞。これを奏でるのは、実年齢の割には老成した貴方の声で。
 吐息の波紋拡がるカフェオレから視線を上げると、窓外の灰色をぼんやりと眺める先生がそこにいた。

「明日は晴れるそうですよ」
「そう。蜘蛛の巣を飾る雨粒が陽光を反射する様は、さぞ綺麗なのだろうね」
「……ああ」

 先生の感性や表現を他愛ない会話で感じ取ることが好き。
 同じ世界を、私のような凡人とは違う視点で見ている貴方が好き。

「ええ。綺麗だと思います、私も」

 ぽつりぽつりと、テンポの悪い会話は小一時間ほど続いただろうか。
 先生との他愛ない会話は好きだが、そろそろ発破をかけないと此方も困る。

「先生、そろそろ書けそうですか?」
「……ひとつ、頼んでも?」
「入稿は延ばせませんよ」
「ふふ、手厳しい編集さんだ」

 ──嗚呼、本当に綺麗。
 口元に指を添えて笑う姿は本当に上品で、こんな先生だからこそ洗練された文章が書けるのだと思う。

「それで、何です?」
「如何せん僕は想像のみで物を書けない凡愚、実体験を元にしなければ言葉に息吹を与えられないのでね」

 涼やかな瞳で捕らえられるだけで、いつかの「官能表現のお手伝い」を思い出して身体が火照っていく。
 何て淫らな身体だろう。そう卑下しながらも、つい唇や指先を見てしまう。

「だから君にお願いしたいのです、」

 先生は担当が長続きしないことで有名な方。周囲は先生を偏屈だと言うけれど、私は先生の執筆に対する直向きな姿勢を尊敬している。
 私には文才なんて微塵もないし、素敵な感性も持ち合わせていない。だからこそ、貴方の世界に私が映って、それを描いてもらえるなら何だってする。

「──ちょっと、殺されて?」


「君はぴくりとも動かなくなった。」

FIN.

……何とゆーか、うん。
サブカル好きのイタイ文章←

簡単にゆーと。
小洒落た雰囲気を出そうとしたけど文章力が追い付かない。にも関わらず、御洒落っぽい言葉とか表現とかを羅列しただけ…って感じ。

言い訳が許されるならスランプです。
ただでさえ稚拙かつ更新不定期な小咄を好いていて下さる方々に申し訳ありませんが…(´・ω・`)しょぼーん。

ではでは。
皆様お久しぶりーふ☆ってな近況報告はまた後日!Akashiでした(^O^)/

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