スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

鮮やかな絶望

わたしは常々
時間という彼を
恨めしく思っている、

空気中や粒子の中や
わたしの中

その全てに存在する彼は
わたしが睨んでも
動じることなく
欠伸さえせずに
仕事をこなしていくのだ、




最近友達になった
Aという猫は、


わたしが泣く度に
慰めては、
柔らかい温度で
包んでくれるけれど

わたしの憂鬱が消えることはない、

Aが24時間
わたしだったらいいのに
そしてわたしが
24時間Aだったらいいのに

私達はきっと
夢の中でも現の中でも
決してひとつにはなれないので
やはり
独りぼっちな気がしてしまうのだ




夢のまた夢から醒めて
Aと時間との狭間に墜ちる。


毒キノコが咲く広野を
わたしはただひた走っている、


「きみは何故そうやって
毒を纏うんだい、
わたしが時間を憎むように
きみも何かを憎むのかい」


わたしがそう尋ねると
毒キノコはさざ波みたいな
声で呟く



「この毒は
人間が作ったのさ」






そう言われ
わたしが立ち止まると

さっきまで走っていた広野が
電源が切れたように
プツンと視界から消える、




ああ帰り道がわからない
とわたしが嘆くと
時間の彼が
わたしに耳打ちする、







「君はどこに帰るの」















わたしはAの名前を呼ぶ


景色はもうあらわれないし
眠りにも落ちない


只真っ暗な宇宙に立って
わたしは泣いている























とてつもない孤独が創る世界は
なぜこんなに
鮮やかな残酷を描くんだろう、







(A)





そしてわたしは
Aさえ
わたしの空想に過ぎないと気づく









Aなんて存在しない

その意味は
noname(AAA)のエー。









時間が憎い




毒キノコが怖い





わたしは息の根を
止められないから










時間とAと
毒キノコのはなし




それは

鮮やかな絶望.

さくら

実家に帰ってきた、







いつもの部屋、
わたしだけの部屋、

片づかない服たち
見慣れた棚と雑誌



わたしはこの空間にくると
とても不思議な感覚になる.



この部屋に包まれているという
感覚を感じ始めたのは、
いつからだっけ、



気づいたらわたしは
この部屋で
親が眠った時間には
泣いていて
泣いていて
泣いていて

明日どうやって
笑ったらいいんだろうか
明日生きたら
またあさっても
生きなければいけない

なんて
そんなことばかり考えていて

あまりにも窮屈な世界に
住んでいた気がする




自分を好きになりたかったけど
なにを好きになればいいかも
どう愛せばいいかもわからなくて

友達の愛し方さえ
わからなかった、


どうやったら
わたしはずっと
あの子と友達でいれるだろう

だってさ
わたし
なにももっちゃいなくて
わたしは
なにも知らないし




なんてさ
ぐるぐる ぐるぐるで


最近だって未だ
中学の頃を鮮明に思い出して
涙が止まらなくなって
ああわたしは
まだ生きていれていると思う




この部屋は
全ての記憶の中にあって

ここにいると
あの頃にいるみたいで


同じように
天井を見上げながら
ライトに手を翳す、


掴んでみて
やはり光を捕まえられない


時間の経過さえ
わからなくなる、

すべて
あの頃のままみたいに













家の犬 さくらは
今年で10さいになって

人間で言うと
70さいくらいだと聞いた





それでも
わたしが帰る度
彼女は勢いよく尻尾をふって
なすりついてくるよ


なにが変わったっていうんだい、

こんなに元気だ


「犬の寿命は12年くらいなんだって」

「最近ソファにのぼるのが
大変そうなんだよ」



だからってさ
彼女は彼女で
わたしのなかでは
なにひとつ変わってなんかいない



なにが変わったっていうんだ、



わたしは今すぐに
なんでも思い出せるし

部屋はいつもと変わらないし

彼女もずっとこのままなんだよ、









時間なんか関係ないのだ、








さくらが
年おいても

母と父が
年おいても



なにもかわらないのだ、



この部屋みたいに









(幸せが恒久じゃないことが
こんなに辛いなんてさ)






さくらが横に寝そべって

すこし以前より
おとなしくなった気がした




なにも変わらない、

ただすこし、
壁の痛みが増えた部屋で

わたしは彼女に
「大好きだよ」
と呟く、




言わなくても
彼女は
ずっといるんだけどさ

ずっといるんだよこれからも
ずっと





言わなくても

これからだって
何回でも言えるんだけどね




でも今、

今を
彼女に伝えなければ
いけないからね




大好きだよ ほんとう





(時間には
愛を発生させる力がある、


それはとても
素晴らしいことでさ




そう信じたいよね)





おやすみさくら.


大好きだから
また明日も
大好きってゆって
なでてあげるよ



毎日一緒にいれなくて
ごめんね





おやすみ、




おやすみ。

恋愛小説

恋愛小説を
書きたいとおもった




なぜかというと
なんとなく
文章を書きたくなったから.
















わたしにはまず語彙が少なくて
それからきっと
単調な風景を綴ることが
あまりにも下手すぎたので

無理だ

判断しました。










そういえば
未だに誰にも見せたことはないけど
小学校のころから
物語とかまんがとか書くのがだいすきで



小学生時代は
休日とか
深夜とか


夜中3時くらいまでかけて
毎日描いてました、




なので
今も押入には
ムツゴロウの学習ノートに
たんまり描いたものが
20冊以上は隠されてます.笑


そう、
ほら
学年あがるとさ、
国語とかで使ってたノートを
新しくするでしょう


そしたら余っちゃったページとか
結局使わなかったノートとかが
増えていって。

それに何個も何個も
物語を描いてたわけで.




その全てが
大概空想世界の物語でした、


ある日少女は
図書館で見つけた古表紙の本のなかに
すいこまれて


みたいな。笑

今見返したら
文章力なさすぎるし
誤字脱字多すぎて
恥ずかしくて
読めません。笑







まあそういうわけで
わたしは昔から
そういうのばかり描いてたから
恋愛小説という新しいジャンルが
描けないのだと思う。




村上春樹さんみたいな
素晴らしい描写ができたらなーと
思ってやまない、

文章のみで
世界を映し出す、

色も匂いも体温も.



それはすごく奇妙な感覚



わたしもそんな世界を創造したくて

小説に憧れたんだけどなあ




もっと語彙を
増やさねばと思い、
読書の際には
ノートとペンを常備するようになりました



素敵な言葉や表現を
書き留めておくためのノート.


このせかいには
まだまだわたしの知らない
素晴らしい言葉が
たくさんあるんだと思う。



カタカナ語も漢字語も

日本語には
たくさんのきれいな表現があって


それを知ってゆくたび、

ああ
こんな言葉があったのか、
今までにきっと
どの言葉にも当てはまらなかった感情は
きっとこれなのだ、
と思ったりする



表現が豊かになるのは
とても大切なことだと思う.



好き


大切


楽しい


悲しい




とかって

本当はもっと
入り組んだ表現があって。



この世界にもし
ひとつの感情を表す言葉が
ひとつしかなかったら、

それはとても
つまらなくて
単調で
感情にも起伏がおこらないんだろう






ことばを知りたい、

語彙を獲たい



今のわたしには
まだまだ

小説を綴るなんて
無謀なのだ.





まーーーーー
きっと勝手にこそこそ
考えてるだろうけどね、

なにせ意欲は負けないから.笑

ナイトライダー

眠れないのは
なんでだろう、


なにもする気力はないけど
眠る気配もなくって


寂しいに支配された夜は
あまりにも窮屈で無限大



幸せな絵を
F20のキャンバスに
描こうと思っていて

それはもう
とても幸せな絵が
描きたくって

数日前からずっと
原案を考えていて



わたしのまわりには
理論的に絵を描く子もいて

で 言うなれば
わたしは感情的に絵を描く子なんだと思う、


幸せってなんぞやとか
考えるより
幸せの景色を
思い浮かべようとする、



オーケストラ
真夜中の広野
流れ星のソテー

夢を見る少女
うさぎの到着
40万キロ先の話



なんかいろいろあって
どう構図にすればいいやら.



考えてたらもう5時間経ってた


睡眠じかんを無駄遣い
わはは




幸せ
幸せ
それを絵にできたら
すばらしいよね



わたしは
笑ってるひとを描くとき
自分も笑ってしまいます、
それは小学校のときから
治せない癖で

だからたぶん
幸せな絵を描いてたら
また
にやにやしてるんだろう

まあいいけどさ




幸せを考えた5じかんのうち
1じかんは落書きして
2じかんは泣いていて
のこりのじかんは
音に酔ってた、


なんか結局
寂しくなってさ

意味ないよ、









それで結局
わたしも理論的に考え出した、
幸せとはなんぞや


なんぞやなんぞや
なんぞやってなんぞや?


まあなんだっていいぞや



けどさ
願いの全てが
叶っちゃったらだめな気がするよ


そしたらもう前に進めないものね、



幸せを定義づけるなんて
嘘っぽくて
したくないんだけどさ


瞬間を思い切り
思い浮かべるんだ、

感情が波立って
100%の波が
嬉しいで満たされたとき

その瞬間は
確実に幸せ"だった"



その瞬間は
とてもリアルで
永遠で無限大.



そう、
それ
描きたいんだ







にゃるにゃる
あたまがいたいな


なんかよくわからないにっき
けすかもけさないかも


おやすみなさい
大好きだよはにー

きみがいまどこにいるとか
知らないけどさはにー

愛してるから
だきしめてください


さみしいんだ
とても
とても




なんてね
おやすみ

日記病

そういえばさ
小学校6年生のとき
日記帳を初めて買ってもらって


それがすごく嬉しくって、
2段ベッドの上の壁に
棚を作って

毎晩寝る前には必ず日記を書いてたんだ


誰にも見せない日記。みたいなね

それはなんだかとても
特別な気がしたのです。


中学になったら
ブログをはじめて
今度はそこに書き続けてたなー

誰もコメントできないようにしてたし
ブログブームじゃなかったから
ほんとに
データ版の秘密日記2冊目
ってかんじだった

サーバー不具合で
日記は消えちゃったけど.


そんなわけで3冊目はまたノート


中学2から3年くらいまで。

ひとり部屋にこもって
書いてたなー
たくさん描きたいことがあって
仕方なかった

友だちがだいすきで
卒業したくなくて
わたしは一体将来何になりたくて
あの子の好きな人ってだれだろう
なんか全然わかんないけど
今日目があってわわわー

みたいな.笑


それから高校になって
4冊目のノート日記.


なんだか辛い恋愛をしてて
殴られるし痛いし
でも好きでいたくて

好きなひととうまくいかなくて
ああダイエットがんばるんだーとか

絵をたくさん描いて
わたしは絵が好きで
でも画家とかじゃなくて
何になりたいんだろうとか


なんだかほんと
いろいろで.


それらを見つけて
読み返すたび
すごくおもしろいけど

なんだかね
その日記を書いてた時のわたしからすれば
現在のわたしは予言者かなにかなのかなあ


あなたは今その人で悩んでるけど
実はそのあと人生に一度の恋をするんだよ
とかさ

大学行ってるかなあって心配してるけど
なんとか友だちもできて
うまくいってるよ
とかさ




そのときのわたしは
わたしを知らなくて
わたしは
そのときのわたしを
知っていて


でも
そのときのわたしは
わたしになれるけど
わたしは
そのときのわたしには
もうなれない






死にたくなる感情
毎日泣いてた夜

ひとりぼっちの世界
幸せな夢をみた朝

電話が繋がって
だいすきなひとの声を
初めて聞いた瞬間



わたしは今まで
たくさんたくさん
戻りたい瞬間を
生きてきてた、


このまま時間が止まればいいのに
って
わたしは何回泣いたんだろう



そのとき止まっていたら
感じられなかった幸せもあって

きっとこれはこれで
すてきなんだけどね


いつだってわたしは
その記憶に触れると
ひとりぼっちで
泣きたくなってしまう






わたしは

生きていて

生きてしまっていて

生かされていて

あのとき結局

死ねてなくて


あのとき結局

あの子を救えてなくて



わたしは

生きていて

わたしは

生きている




どれだけ回想を重ねても
たくさんの落とし物があるから

わたしはもうわたしには会えないのだよ





わたしはだから
日記が好きで


好きっていうか
日記というものが
日々を綴るという行為が
ないと
だめなんだとおもう


忘れないように、
忘れないように、

読み返したとき
きっとまた
寂しくなってしまうけれど

寂しい気持ちさえ
忘れないように








.




なんだかね


日記病みたいなものだよ.


絵描きたいなああ
prev next