ネタバレにはご注意を
まさかこんなあだ名を付けるとは…法月あんた最高だよ
ジミー広瀬
自分が我慢する事によって事が円滑に進むならそれで良い、相手によってキャラを作る、自分に利益がある人と友人になる…えらく人間味のある人だ。そして面倒な人だ。
自分の個性を殺し、人に合わせて生きる人生をまず変えたのは葉村ではないだろうか。ジミーの性格からして、今まで口論にまで発展した喧嘩を経験した事はないと思う。だから葉村の登場はジミーに何かしらの影響はあったと考える。その後、学校で喧嘩の仲裁に入った際に爆発。きっかけはどうであれ、自分を出せるのは良い事………なのか?
ジミーを本格的に変えたのは風羽。本音を語っても動じず受け止めてくれる彼女の存在はさぞかし嬉しい事だろう。
周辺の人間が不幸になる理由や雨男の設定が良い。雨降りはエピローグで上手く描かれていた。意地悪なジミーだからこそこの設定は活きる。
終盤、ジミーの苦悩をあっさり解決、拍子抜けさせる様は流石はTAKUYOクオリティ!といったところ。あの雰囲気をカエル二匹によってぶち壊されたのにはいっそ清々しさも感じる。
鉛筆エピソードが良い感じ。だけど、風羽が鉛筆を見た時点で入試の時に配って歩いた事だけでも思い出してくれたらもっと良かったのに…何だか惜しい。真剣すぎるしりとりには笑わせてもらった。
バッドエンドはやりきれない気持ちでいっぱいになる、正しく鬱エンド。ジミーの苦渋の決断は、彼にとっても風羽にとっても救われない結果を生んだ。
兼子と川奈いいなあ、TAKUYOさんは攻略キャラから女の子キャラまで誰もが魅力的で好きだ。シナリオ再生の友情編の文字を見て、兼子・川奈EDがあるんだと期待したのに…がっかり。
戸神が面白過ぎる、彼の高笑いが好きだ。