メールのフォルダ整理してたらこんなのでてきたので。



幸村♀成り代わり
・現代
・幸村♀(双子姉)→真田 幸
・佐助(双子弟)→真田 佐助
・その他バサラキャラも転生済
・記憶有りと無し
※多分設定読まないとわからない可能性有


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「物心ついた時には前世の記憶っていうの?もあったし、電車や車、テレビに電話なんかも当たり前だったからそりゃあもうよくわかんない感じだった。あとは、それなりの年齢の芝居をするのが大変だったとか、赤ちゃんの時に前の記憶が戻ってなくてよかったとか(戻ってたらおしめとか授乳とかどんな羞恥プレイだよ!)、まぁちょっとは大変だったかな?」


と、飄々と言い放つ元主人。


「通りで昔から幸ちゃん……じゃなくて旦那てばやけに大人びてるというか達観してるというか……」

「もう旦那って呼ばなくてもいいよ、今まで名前で呼ばれてたのにまた戻されても。」







事が起こったのは約2時間前
体育の授業中、いきなり頭痛と目眩がしたかと思えば
保健室、そして、俺を見下ろす元主人

「おはよう、佐助。気分は……いいわけないか。」

そう言って目元をタオルで擦ってくる姉。

「い、ままでっ忘れてた、とか……俺、最悪すぎでしょ……」

さっきまではなかった昔の、いや、前世での記憶が今はしっかりとあって、楽しかった事、辛かった事、何より幸村様に仕えられて嬉しいかったこと、最期の瞬間とか、護れなかった後悔とか、そんな想いがぐるぐるぐるぐる。

「旦那っ……ぅ……」

何か、何か伝えたいのに頭痛と目眩と吐き気で
なにも言葉が出てこない。

「大丈夫だよ、佐助。」

そっと額に手を当ててから頭を撫でてくる

「これから時間なんていっぱいあるんだし、今はゆっくり、ね。」






そのあとまた気を失ったらしい俺は
放課後になるまで結局目を覚まさず、
保健医だった明智が社会科担当の右目の旦那に俺を押し付け今に至ると言うわけである
前世のこと思い出したらなんかすごいなこの学校。
そんなわけでin伊達家客間。
さらにいうと、旦那、伊達主従、かすがというなんともな顔ぶれ


「なんか、幸ちゃんと政宗がやけに仲良かったの納得いったわ」

ようやく症状が収まり、今現在の状況を確認しつつみんなでご飯中。

「私と政宗は最初の方から記憶あったからね。」









力尽きた。