緊張感や対抗心が入り交じり、それが逆に心地好いロットタイム。
店主の作り出した作品に、
ロティスト達がそれぞれ美しいさえずりを吹き掛けるコールタイム。
100人居れば100通りのさえずりがあり、100通りの作品が完成する。
その日の天気、気温、湿度、本人の精神状況、体調、・・・

これらは店主にだけでなく、ロティストにも影響している。
つまり二郎という作品は無限大でありオンリーワンなのだ。

当然、店とロティストとの間に、相性の善し悪しは存在する。

『ここは良い作品を出す』と有名で、実際に聖戦を行ってみたところ、
ロティストが麺やスープと上手くコミュニケーションを取れないというのはよくある話。

しかしその現象は一種のブレであり気にすることはないのだ。
初心者さんに勘違いが多いのだが、
ブレるのはなにも作品の味だけではない。

客である我々もブレるのだ。

つまり作品と上手く馴染めないのは、つまりそれも二郎なのだ。