CMなどでAGA専門を謳うクリニックなどに通い、投薬や治療を受けていても、普段の生活が乱れていると相対的に治療の効果は低くなります。


普段の食生活を見なおしたりストレス解消などを行うのも大事ですし、安定した睡眠時間を維持することも忘れてはいけません。


実際に睡眠不足は体調不良に直結しますし、体の代謝機能も低下してAGAの治療にとっては大敵です。


いまのところ男性型脱毛症に有効と認識され、国内で流通しているものは、血管拡張効果のあるミノキシジルと、フィナステリドがあります。


フィナステリドを含む薬は複数出ていますが、製品名プロペシアとして売られており、最近はジェネリックも出ています。


また、ロゲインで一斉を風靡したミノキシジルを含む製品は市販されており、薬剤師のいるところなら薬局でもドラッグストアでも買うことができるのですが、抗男性ホルモン剤の一種であるプロペシアは処方箋なしでは販売してもらえない薬です。


スイッチOTCとして販売される予定もありません。


始めて3日後には効果の先触れがあるというほど速く効く育毛治療はまずありません。


よくいわれるように、育毛剤と同時進行で頭皮マッサージや生活改善を心がければ早まらなくもないかもしれません。


とは言え、それでもかかる時間は何ヶ月単位です。


焦らず忍耐力を持って継続する事がポイントです。


あくまでも速やかな結果を求める場合は、植毛の方がいいかもしれません。


普通の病院の皮膚科でもAGA専門の病院でもAGAの検査を行っており、患者は好きなほうを選ぶことができます。


AGA関連遺伝子検査キットのようなものを買えば医療費はかからないわけですから割安に検査をすることができますが、安ければ安いなりに詳細な情報までもがわかるわけではありません。


体質的にAGAになりやすいか、抗男性ホルモン薬は効くのかなどは判断がつきますが、今の患者の状態がどうなのか(発症しているのか)は簡易キットではわかりません。


納得のいく検査結果を望むのであれば病院に行って検査を受ける方が良いということになります。


外科技術による植毛や投薬等のAGA治療はたしかに有効な手段ではあるものの、体質改善を踏まえたライフスタイルの見直しを図ることもある意味AGAの治療の一翼を担うものとして重要です。


代謝機能が低下し老廃物がたまっていると、いくら医学的に有効な治療を施そうと高い治療効果は期待できません。


体を冷やす食べ物や過度な飲酒は避け、睡眠不足にならないよう注意し、頭皮をいつも清潔にするなど、全部は無理でも少しずつ改良していくことが大事です。