体質的にAGAが発現する可能性の度合いを判断できるAGA遺伝子検査は、治療方針を立てる上で非常に有効です。


実際に遺伝子というのは生まれてからずっと変化することがないですから、一度検査すればその結果は一生ものです。


検査そのものはAGA治療を受け付けている医療機関であれば依頼できるものの、通院する時間がとれなかったり安価に済ませたい場合は、検査キットがネットで売られていますので、それを使えば自宅にいながらにして結果がわかります。


AGAというのはAndrogenetic Alopeciaの略語で男性型脱毛症という意味ですが、頻度こそ少ないものの、女性でも発症するケースがあります。


AGAが男性の場合なのに対し、女の人の場合はAGAの前にFemaleを冠して、FAGAという呼称が使われています。


FAGAとAGAの差といえば、脱毛が生え際や頭頂部から始まるのではなく、頭全体の毛の量は同じでも太さがなくなって薄毛を感じること、それから抜け毛を抑制する効果が女性ホルモンにあるため薄くはなってもAGAのように進行しないことでしょう。


育毛のために、意識して食事に海藻を取り入れるようにしている人も多いのではないでしょうか。


例えば、ワカメや昆布などは髪にいいとよく挙げられていますね。


しかし、実際問題として、海藻だけを頼りにしてもはっきりとした育毛の実感は得られません。


バランスを考慮して質の良いタンパク質やビタミン、ミネラルなどを摂取するのが良いとされています。


さらにここで大切なのは、お酒の飲みすぎやタバコの吸いすぎに注意することです。


習慣になっている人には耳の痛い話でしょうが、育毛やAGAの治療を妨げるものとして最たるものがタバコです。


タバコを嗜む人ほどAGAの症状を進行させるジヒドロテストステロン(DHT)という物質の合成が促進されるからです。


さらにニコチンは血行を悪化させるので体にも髪にも二重に悪影響をもたらすことになります。


育毛やAGAの治療には大きなハンデとなりますので、薄毛や抜け毛の背景にAGAがあるようでしたら早々に禁煙するのが吉です。


抜け毛を減らし、すこやかな地肌と髪にするためにせっかく育毛剤を使い始めたのに、何も肌トラブルが起きたわけでもないのに、効果がわからないといって、あきらめてしまう人もいるようです。


アンケートを見てみると、使用者が「効果を感じなかった」という育毛剤は、特定の製品に集中しているわけではありません。


気になるのは使用をやめた時期が、使用開始から1ヶ月以内に集中していることでしょうか。


お気づきかもしれませんが、育毛剤の効果は短期間で現れるというものではありません。


1、2週間の使用ではなく、地肌ケアの効果はもっと早いうちに現れてくるかもしれませんが、体験談等を見たり、私が体験した限りでは、3ヶ月は使ってみないと効果が得られたという人が多いようです(短期間で地肌の改善効果が得られた人はいるようです)。


皮膚科で薄毛の治療を受けるときにも言われることですが、育毛剤を使用するときには肌に悪い生活習慣を改善することも大事だと思います。