頭皮に刺激を与えれば発毛が促進するだろうと考えて、ブラシなどで頭部を叩く方法があるとときどき耳にすることがあるでしょう。


先に結論を言えば、頭皮を叩いて刺激する方法は発毛効果が期待できないばかりか頭皮に負担がかかり、抜け毛、および薄毛の要因になるケースもあるのですよ。


頭皮にあたる部分が尖っているブラシなどを使うのではなくて、先端が柔らかくて尖っていない指先などで頭皮マッサージを行えば、それほど強い負担をかけずに頭皮や毛根などに良い影響を与えることが出来るでしょう。


よくある肌トラブルといえば、ニキビや炎症、またはかゆみでしょう。


頭皮にも同じことが言え、合わない育毛剤を使ってしまうと肌トラブルの症状が出てくることがあります。


育毛剤の効果と勘違いして放置していると、育毛の効果が出る前に症状が進行して頭皮に深刻なダメージを与えかねません。


育毛剤を使用後に肌に違和感を覚えた場合、使用を控えるようにしましょう。


以前ココアの健康ブームが起きたときにはスーパーマーケットで品切れが相次いだため、男性には、ココア=おばちゃんのイメージがあるかもしれません。


でも、実はココアは育毛のためにとても良いと言われています。


繊維質、フラボノイド、稀少なミネラルをバランスよく含み、酸化や炎症を抑制し、老廃物を良く代謝して、皮膚や血管がストレスに対抗する力を高めてくれるので、頭皮の血流改善や毛根の老廃物の代謝などに、とても効果的です。


積極的にとるようにしましょう。


独特の風味がカレーの隠し味になることは知られていますが、継続的にとることを考えると飲むのがもっとも手軽でしょう。


しかし糖分の過剰な摂取はカロリーも心配ですし、髪にも悪影響ですので、ココア成分のみの商品を選び、低脂肪牛乳やスキムミルクでカロリーを抑えましょう。


甘味料としては砂糖以外のオリゴ糖や蜂蜜などで甘味をつけると安心です。


とくに冷たくして飲む場合は、温かい飲み物より多くの甘味料を必要とするため、かならず砂糖ではなく代替甘味料を使うようにしてください。


何年もかけて薬で治療するより短時間で効果を得たい。


しかし、まだ植毛には頼りたくないといったAGAの患者さんにしばしばお薦めする治療方法は、外科的なメソセラピーが挙げられます。


聞き慣れない言葉かもしれませんが、簡単に言うと発毛や育毛に効く成分を頭皮にダイレクトに注入し、内服薬や塗布よりも早く発毛効果を得るための治療法です。


針を使用するほうが価格は安いですが、電気を使った針なしの治療もあり、針ありと針なしを併用することもありますし、外用薬や内服薬とあわせて治療していくこともあります。


最近になって「なんだか急に抜け毛が増えてきた」という人は、一度、食生活の見直しを行なってみてください。


食生活の乱れによる、ビオチン不足が進行している場合があります。


ビオチンは、ビタミンBに分類されるB7であり、タンパク質の合成や、アミノ酸の代謝に大きく関わります。


不足により脱毛、白髪の増加などが起こることになります。


なぜかというと、毛髪というのは、タンパク質で構成されている部位であり、そのタンパク質はアミノ酸から作られているからです。


なので、タンパク質やアミノ酸の正常な働きに必要な、ビオチンが不足してしまうと、毛髪に大きなダメージとなるわけです。


これ程大事なビオチンですが、体内で作られる分もあるため、普通の生活においては、なかなか欠乏にまで至りません。


しかしながら、あまりにも偏った食事を繰り返したり、また、抗生物質で腸内細菌叢に悪影響があったりすると、不足することもなくはない、ということなので気を付けてください。


卵黄やレバーなどから摂取でき、サプリもありますが、過剰摂取は厳禁です。