多くの人が毎日、三食のどこかでお米を食べていることでしょう。
誰もが食べているお米ですが、γ(ガンマ)オリザノールという特有成分が含まれている、ということがわかっており、この特有成分がさまざまな健康効果を発揮することが分かっています。
例を挙げると、抗ストレス作用、善玉コレステロールを増やす働き、血行促進、更年期障害の緩和、それに、男性ホルモンの一種DHTが生成されるのを阻害する働きもある、とされています。
このため、男性型脱毛症に効果を発揮してくれるかもしれません。
DHTという男性ホルモンは、男性型脱毛症の主な原因として知られ、これが分泌されることで発症することが知られているからです。
どうやら、お米の胚芽部分に含まれる成分だということですが、米食で男性脱毛症がよくなるのなら、育毛のため、ぜひ、お米を食べたいものですね。
育毛に必要な基本的栄養素というと、ビタミン、ミネラル、酵素、タンパク質、亜鉛のうち、亜鉛は男性に不足しがちな栄養素として認識されています。
栄養が偏っていたり、血液の状態が良くないとき、本人に自覚がなくても髪やツメに症状が現れることがあります。
実際、栄養不足の状態では、髪への栄養補給は後回しになってしまいます。
新陳代謝や免疫力が低下するので皮膚トラブルが起こりやすく、汗をかきやすい頭皮などは比較的早いうちからダメージが出やすいようです。
栄養バランスが良く、消化しやすいタンパク質を含んだメニューを選ぶようにして、体の代謝アップを計り、頭皮まできちんと栄養が届くよう血行を良くすることも大事です。
血液がサラサラの状態でいられるよう、脂質を避け、水分補給を心がけてください。
食事だけでさまざまな栄養素を100%に近い状態で摂取するのは困難で、カロリー過多の状態を防ぐために、食生活に気をつけながら、育毛用のサプリメントをとるのも良いでしょう。
もともと皮膚に炎症があったり、自律神経が乱れている人はより多くのビタミンを必要としますが、水溶性ビタミンは過剰摂取しても尿から排出されてしまうので、比較的副作用なく量を加減しやすいです。
睡眠不足で育毛に成功した人の体験談は聞いたことがありません。
育毛のためには睡眠時間の確保が大切なポイントとなりますので、毎日一定量の睡眠時間をとるように気をつけてください。
多忙で完全に無理という人を除くと、ほとんどは睡眠前の時間の使い方を変えることで対応可能なようです。
睡眠が不足した状態を続けると慣れてくるという話も聞きますが、それもちょっと怖いことです。
慢性的な睡眠不足は疲労や睡眠欲求が自覚されにくくなり、ますます睡眠の質的、量的低下に拍車がかかってきます。
そのような状態では、細菌に対する抵抗力も弱まり、痒みや炎症が強く出たり、抜け毛が増えるので育毛には大きな支障になります。
7?8時間の睡眠は確保するようにしましょう。
眠くなった状態では、髪の成長促進に効果のあるアデノシンが充分に分泌されていますので、薬に頼らず、自然に眠くなるような環境づくりに努めましょう。
量(時間)だけでなく質が維持できるよう、睡眠の障害になるような要因は控えましょう。
雨上がり決死隊の宮迫博之さん、コンビでソロで、また俳優としても大活躍ですが、彼は父や祖父が薄毛であったことからDNAの定めによって、「自分も必ず薄毛になるだろう」と昔から大変心配していたそうです。
事実、ある時期にはご自分でネタにする程度まで薄毛が進んでいたようです。
けれど、意志の強い人なのでしょう、宮迫さんは真面目に育毛を始めました。
髪のため、頭皮の健康を保つという方法で気長に育毛を続け、結果的に、彼が以前は薄毛の危機にあったことを思い出す人は少ないでしょう。
どちらかというと、フサフサした人という印象がありますね。
人目を誤魔化したりすることが、大変困難な立場である芸人さんが、ご自分の頭髪で証明してくれたように、育毛の進め方として、頭皮の状態を整えるというのは、大変有効なのです。
育毛に成功しているからでしょう、育毛用製品のコマーシャルにも出演し、育毛のイメージアップになっていますね。
ハゲ予防に青汁が良いのかというと、栄養が足りないことが原因である薄毛を改善するには効果があるかもしれません。
青汁はビタミンやミネラルに富んでいますから、育毛に有効な成分を補ってくれるのではないでしょうか。
とはいえ、青汁だけ飲んでいれば髪が育つわけではないので、三食きちんと食べて適度に運動し、睡眠の質の見直しなども大切です。