これから育毛していきたいと考えているのなら、血行促進と、それにつながる習慣について考えていくのが良いでしょう。
血液がドロドロだったり、流れが良くない状態が慢性的に続いていると、全身の代謝が落ちてトータルでダメージがあるほか、育毛に必要な栄養が頭皮に行き渡らず、老廃物がたまりやすくなります。
たまった老廃物(角質や皮脂)は活性酸素と結びついて肌を老化させたり、細菌感染などの原因になることもあります。
なるべく血液が流れやすい状態を作るように血中の脂質を下げるような食事をしたり、ストレスをためないようにして血行が良い状態を長く保つことが、育毛への近道です。
適度な飲酒は血行を良くしますが、おつまみなどで塩分過多になったり食べ過ぎたりもします。
暴飲・暴食や、喫煙のように血管を収縮させる習慣を控え、適度な運動も効果的ですが、時間のない人でもストレッチやマッサージなら日常生活の中に取り入れやすいでしょう。
「なんとなく」から血行を意識した生活にすることで、育毛効果が上がるので、できることからはじめてみてください。
意外にも、育毛には身体を動かすことが大切です。
運動不足を解消すると、老廃物を排出し、血行が促され新陳代謝が良くなります。
実は、これが育毛にとってプラスになるのです。
新陳代謝が活性化すれば、細胞が新しくなり、髪や頭皮が健康的になるのです。
でも、運動すれば髪が生えるということではなくて、育毛治療の効果を発揮しやすい体質に変えるという話になります。
進行性の男性の脱毛症のことをAGA(Androgenetic Alopecia男性型脱毛症)と呼びます。
発症するのは思春期以降で、おでこがだんだん広くなる感じで薄毛になり、毛のない面積が増えていきます。
同時進行で頭頂部や髪の分け目なども頭皮が目立つようになるでしょう。
なぜAGAの症状が出る人とそうでない人がいるのかは、専門家による研究が続けられているものの、解明しきれているとは言えません。
ただ現状では体内で合成される男性ホルモンの存在が重要な要因として挙げられています。
質の良いエッセンシャルオイルは、育毛に役立つともされています。
天然由来の植物の力で、血の巡りを良くしたり、痒みを減らすので育毛のために良いとされており、それらの効果を期待されて、育毛剤や育毛シャンプーなどにはハーブの成分が配合されているものもよく見かけます。
エッセンシャルオイルには、それぞれに香りや効果があるので、ぜひ、好みのものを探してみてください。
国内のAGA患者さんの総数は1260万人ほどとする集計があります。
この国の総人口を約1億2千万人とすると、10人に一人が男性型脱毛症(AGA)による薄毛に悩まされている計算になるわけで、その比率は少ないとは言えません。
しかしながらここで言う総人口は子供や女の人も含んだものですので、20歳以上の男性の数に限って試算すると、だいたい4人に一人が発症しています。