引っ越しは段取りが一番大事です。
十分な大きさと量のダンボールを揃え、梱包作業を順次行ってください。
引っ越すときまで使うものが紛れないようにしておき、大まかな種類で分け、詰めれば大丈夫です。
何が入っているかわかるように、紙に書いて貼っておくと片付ける手がかりになります。
ライフライン関係も、転居の手続きがあります。
忙しくても、必ず終わらせましょう。
冷蔵庫をすぐ出せるように準備しておくのを忘れ、当日慌てる羽目になることもあるようです。
引っ越しの前日までに、忘れず入っているものを出し、コンセントを抜き、一晩で下の水滴貯めパレットに水がたまるため、捨てておけばもう大丈夫です。
冷蔵庫の中のもの、特に生ものや氷は、引っ越し前日までになくなるようにして、冷蔵や冷凍のものは買わないように努め、冷蔵庫のない生活に備えなくてはなりません。
近頃では、見かけなくなりましたし、ほとんと知らない人もいるようですが、大変だった引っ越し作業を終えたら、みんなでソバを食べる、というような習慣がかつてはあったのです。
どんな意味があるのかというと、そもそもはソバの形状に引っかけて「細く長く」お付き合いをという願いを込めたのと、この度お「ソバ」に引っ越してきたので、以後お見知りおきをなどとダシャレも込めつつ引っ越し先のご近所に配ったとされており、江戸時代あたりから見られる習慣のようです。
荷造りはいろいろ手がかかるものですが、食器を包んで詰めるのは確かに大変です。
食器は割れ物が多く、慎重に包んで詰めていかないと運搬の途中で壊れてしまうこともあり得ます。
最近のグラスは、薄いガラスで作られたものが人気でもあります。
薄いガラスでできた食器類は、内側に新聞紙などを詰めてから、外からも包み、業者に申し出て専用の箱をもらい、そこに入れるというように梱包全体に厳重な注意を払うと破損の心配はぐっと軽減されます。
賃貸住宅から引っ越すと、原状回復が義務になっていますが、しかし入居中に経年劣化することも確かです。
入居者による破壊や破損と判断されると退去時に修理費用を払わなくてはならないことが普通ですが、経年によって避けられない変化とされれば回復義務は生じないことが多いです。
いずれにしても、住宅を傷つけたり、損なったりしないことが無難な道だと言って良いでしょう。