アーク「いやはや寒いね」

フラット「そりゃ冬って寒いから」

アーク「ところで唐突だけどパーティーをするんだってさ」

フラット「……は?」

アーク「若い子達が張り切っちゃってね、役割分担も振られちゃってるよ」

フラット「何を勝手に……俺は不参加だから準備もしない!大体そんな一時の為に準備に時間割くとか信じらんねえ、不毛だ」

アーク「君そんなだから枯れてるとか冷めてるとか言われるんだよ。だから背も伸びないんだよ?」

フラット「背は関係ない」

アーク「ちなみにセージ君は木を調達に行ってて、セノリスさんは飾り付け担当で、リュセハさんは食料を調達に行ったよ」

フラット「……食料、調達?」

アーク「七面鳥の掴み取りやってるんだって」

フラット「掴み取る、ものだっけか……」

アーク「多分違うね。ちなみに私は全員のプレゼント係です。君は料理もしくは女装コスプレだとか」

フラット「ちょっと意味がわからない。なんだその2択おかしいだろ!」

アーク「セノリスさんがノリで買っちゃったはいいものの、冷静に考えたら恥ずかしくて着れなくなったから、じゃあ有効利用をと」

フラット「よしじゃあ久しぶりに腕をふるってやんよ!」

アーク「結構早々に諦めたね」

フラット「生きる上で諦めは肝心だと悟ってるからな」

アーク「枯れてるね!」

フラット「大体お前あいつらに甘くね?」

アーク「そりゃ子供たちには甘くもなるさ。なに?君も私に子供扱いされたいの?」

フラット「絶対ごめん被る」

リュセハ「とったどおおぉぉぉ」

アーク「食材来たね。じゃ、私も買い出し行ってくるよ」

リュセハ「む!気を付けて行ってこいよ!ところでフラット、どうする料理するか!?こすぷれ?するのか!?」

フラット「どう考えても料理一択だろ……」

リュセハ「そうかー!ならば我も手伝うぞ!」

フラット「いい。いらない。むしろ邪魔」

リュセハ「むぐぐむぅ……」

フラット「……あーもう!じゃ味見しろ味見」

リュセハ「むっ!味見は大得意だぞ!我に任せろ」