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オリキャラバトン

久しぶりにバトン。
風向さん宅から拝借してきましたー

長いですよ!


オリキャラバトン(複数向け)

オリキャラ描いてる方に質問です。

1、あなたのオリキャラの名前を全員挙げてください。
→えーと、全員だとゆうに100人いくので勘弁して下さい……
とりあえず看板2作品のキャラ(メイン)のフルネームいきましょうか


珠露
白夜

神斬

紗来

ラグランシア・ドゥ=ラ・パルファ・シェステール
セシル・ブランシェット
イジェム・デュレンヘルク
ドゴール・レイモンド・ブランケンハイム

セシルに関してはネタバレ失礼を。

2、一番、由来を考えてつけた名前は?
→ちゃんとした由来があるのは紅と神斬。
白夜と燐以外のモノクロメンバーはみんな最初から暗殺者であることが決まっていたので、紅は「血の色」、神斬は名前通り「神も斬れる残忍さを持った奴」のイメージからつけました。

えっ、て付け方をしてるのがラグとセシル。
ラグは「ラグランTシャツ」の「ラグラン」に「シア」をくっつけたら良い感じになったため。
セシルはそんな名前のチョコレートが昔あったなあ、とか考えて。
こら。

3、お気に入りのキャラは誰ですか?
→全員!
思い入れがあるのはN・Aメンバー(サイトでは現在設定のみ)と紅と珠露。付き合い長いので。

4、一番幸せなオリキャラは?
→割とみんな不憫だったりするんですが……悲惨な目に遭ってない(自覚してない)キャラならドゴールさまとサヨナキとリーフウッド。

5、不幸な設定のオリキャラなんている?
→割とみんな(略)
セシルはその筆頭。人間扱いされてませんでしたので。
ああでもセシルは不幸の底から幸せになったキャラなのかも知れませんー

6、闘ったら一番強いオリキャラは誰?
→肉弾戦(武器使用)なら紅かモズ、魔術ならラグランシアか胡蝶蘭。

7、オリキャラを含めたカップリングで好きなのは?
→紅と紗来
白夜と紅
紅と珠露
ラグランシアとセシル
リーフウッドとラグランシア
カナリアとサヨナキ
レンジャクとカナリア
ツグミとカナリア
氷結と華南

もっとあるよ!(笑)

8、キャラ同士、仲の良いキャラ、仲の悪いキャラっている?
→紅と白夜は親友同士なので仲は抜群にいいです。
紅と珠露も絆を結びますので仲は良いです。
白夜、珠露、燐と神斬は一触即発混ぜるな危険。

蒼ラグは基本的にみんな仲良し。悪役以外。

9、オリキャラを描いてる友達、リンク先のいる方に質問です。
他人のオリキャラでは誰が好きですか?
→いすぎて困るんです。

弥彦さん→円さんと蒐さん
Zionさん→オオドリくんとあーちゃんとユプさまエルライさんキャピタルさん
風向さん→ミドリさんとカノンカスさん
しょうなちゃん→ティルちゃんらっくん
凛さん→岬さんと漣さんとシャンしゃん
テンさん→虎南さんと泉兎さんと銀色さん
黒さん→祈銹さんとラクシュリさん

いすぎて困るんです(大事なことなので二回言いました)

10、以上です。
ありがとうございました。

ありがとうございましたー

エムブロ!バトン倉庫
mblg.tv

『ジョーカーズコード』

******

「72の心臓より起動せり――解放、『死神の符号』」
 うわ、と男が目を見開いて叫ぶ。高く跳んだ青年トゥールは、まるで重力など感じさせない身のこなしで余裕の笑みを浮かべていた。
 壁に足をついたと思えば、さらに跳ぶ。今の彼にとって、まさに風すら地と同じ。
 何だ貴様、という驚愕の声を聞き流し、ため息をついたのはトゥールの相棒、シャノンという名の青年だ。よく跳ぶ奴だな。青年が男たちを翻弄しながら飛び回るのを、呆れつつも愉快げに見つめていた。
 その背後から、男がもう一人、怒りの形相でナイフを振り上げたのだが。
「甘い」
 飛んでいたトゥールが声を上げるより少し早く、言葉が紡がれた。
「72の心臓より起動せり。解放、『死神の符号』」
 唱えたシャノンは、手にしていた長刀の柄の先で素早く陣を土に刻む。男はぶん、と低く鳴る音を聞けただろうか。土がうねり、鎖となって男を縛り上げた。
 降りてきたトゥールの眼前でも、男たちが土の鎖に拘束されている。
 トゥールは口を尖らせた。
「ずっりぃぞシャノン!オレがとっ捕まえてやるつもりだったのに」
「…… お前は飛びすぎだ、トゥール」
 縛り上げられた男は引きつる唇をようやく動かし、二人の青年に畏怖した声音で呟く。
「貴様ら…… まさか、それは『死神の符号』……ジョーカーズコード?」
 イルシオンの『ウィッチ』か。男の問いに、二人はにい、と口の端を引き上げ笑んだ。
「クラス『スペードエース』。あんたの言う通り、オレらは『楽園の塔(イルシオン)』所属のウィッチだよ」



*******

こんなネタが浮かんでるんです。
治安維持のために存在する『楽園の塔(イルシオン)』という集団の中にある、突然変異で暴走する疑似生命体を殲滅するために組織された戦闘員『ウィッチ』という人たちの話。
ウィッチの上位クラスはジョーカーズコードっていう特殊な能力を持ってるんです。
設定が長々しいので、細かい設定はネタブログで書きますー。
キャラのデザインは実はまだ未定。名前と世界観だけ決まってます。

『暮無異録 虚栄』

*******

 父も母も弟妹も、あのバケモノが喰っていった。
 ヤツらが入り込んだ俺の片目は、ヤツの「姿」しか映さなくなった。
 侭灌という名の僧に出会い、俺は刀で戦う術を覚えた。
 そうして師は自分の愛刀を俺に託した。
 あのバケモノを斬れる刀を。あのバケモノを斬る為に。
 御津守楼旋。白銀の刃は、初めて見た時と変わらない光を放つ。
「師匠」
 今日もまた、あのバケモノは村をひとつ、住民ごと食い散らかした。
 息絶えた住民達を荼毘に付し、哀しいまでに青い空を仰いで、俺は行方の知れない師匠へ向かって呟いた。
「俺はいつになったら、」
 言いかけて、やめる。言ったら、師匠はどこかで俺を叱るだろう。諦めるにはまだ早い、お前は何処までも甘い、と。
 呼ぶ声がして、振り返る。共に旅して歩いている、俺とそう年の変わらない若者が、寂しそうに笑っていた。
「泣きそうな顔、してるよ。銀煤」
 泣きたいなら泣けばいい。そいつは言うが、俺は彼に笑ってみせた。笑ってみせたつもりだった。
「泣くなら、全て終わってからだ」
 そう答えたら、彼は唐突に、俺の鼻を指で摘んだ。
「馬鹿だな」
 そして言うのだ。太陽みたいに笑って。
「強がんなよ。お前、中身はそんなに強くないだろ」
 オレがいるから。
 泣きたい時は泣け。
 師匠のような、父にも似た、その眼差しと言葉。
 俺はもう既に表れ始めた目の奥の熱と痛みを隠すように俯いた。そうだ、ただ強がってるだけだ、こいつはそれも全部知ってるんだ。

「…… 馬鹿はお前だ」

 なあ師匠。
 いつか師匠を見つけるまで、俺は生きてみるよ。
 見つけたら、その時は、


*******

設定整理がてら、銀煤さんを久々に引っ張り出そう大作戦。
まだあの二人に会う前、別の相手と旅をしていた、という番外編を書きたいなあと思ってまして。
相棒の名前が決まらない……

設定見返して色々間違ってたことに気づいてこっそり書き直し(笑)
銀煤って自分の目潰したいとか思ってたんだね……!紅入り込んでんだもんな!

『始まりを祝う』

******

 来たれ歳神、昇りたる龍の背より。


 祝いの歌は遠く、葉を落とした木々や春を待つ草花を潤すかの如く響く。
 サヨナキが歌うのは、力を持たぬ「詩歌」。新たな年の始まりの日に歌うものだ。
 兄のカナリアが眼を細め、柔らかに、だが朗々と歌う妹を見つめる。
 空には雲。長く伸び棚引くそれは、まるで龍のような姿だった。
 運気隆盛の吉兆、雲龍。
「兄様、」
 サヨナキが兄を振り返る。カナリアは首を傾げた。
「今年もサヨの歌、聴いてくれますか?」
 尋ねて微笑んだサヨナキの髪がふわりと揺れる。
「勿論」
 カナリアも笑った。いつだって、この妹の美しい歌声は心を癒やすのだから。
「沢山聴かせておくれ、サヨナキ。楽しみにしてる」
 はい、とサヨナキは嬉しそうに頷いた。笑顔が花のように咲く。
「兄様が聴いてくれるなら!」


 来たる歳神、誉れ高き陽光を背に。

*******

新年のお慶びを申し上げます。
どうぞ皆様、今年も当サイトと桐島を宜しくお願い致します!

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