ギフテッドを観ました。以下、粗筋と感想。




フロリダの海辺の街でボート修理で生計を立てている独り身のフランクは姪のメアリーと片目だけの猫のフレッドと暮らしていた。まだ7歳のメアリーだが実は数学で天才的な才能の持ち主であり、周囲は特別な教育を受ける事を勧めるが、フランクはメアリーを特別扱いせず普通の暮らしを送る事を望んでいた。しかし、フランクの母親イヴリンが訪れ、メアリーにその能力に相応しい環境で英才教育を施そうとする。真っ向から対立するフランクとイブリンはやがて親権を巡り裁判で争う事になる。


前から気になりつつ、ずっと放置していて、更に気分ではなかったものの、他に観るものがなかったので、今日やっと鑑賞に至ったのですが、良い話でしたね。予告の時点で良い話なのは御察しでしたが、良い話でした。主演はクリス・エヴァンスで吹替は加瀬サンと言う脳がバグる組み合わせ。メアリー役の女の子もキャプテン・マーベルで13歳のキャロル・ダンヴァースを演じているので実質、MCUです。フランクのメアリーには普通に暮らしを送ってほしいと言うのも解るし、観る前はそれが正しいと思っていたのですが、鑑賞したらイブリンの言い分も決して解らなくはないとは思いました。ただメアリーの母親であり、自分の娘であったダイアンが自殺をしてしまった事実が既に一つの答えとして出ていたのでしょうね。そして、猫の件は許さん。子供の頃から天才的な頭脳を持ち、才能に恵まれるのは羨ましいとは思うのですが、この映画を観ると、メアリーにとって、子供にとって何が幸せなのかと言う事を考えさせられます。ギフテッドはギフト的な意味かと思ったのですが、生まれつき突出した才能を授かった人をそう称する様です。今作で言うメアリーの事ですね。語源は贈り物ギフトからなので間違ってはいないですが、正しくはそう言う意味です。


気になっていた哭悲のサラリーマンがヒロインに執着する理由が何か解りました。もしかしたらあらぬ因縁をつけられたり、ヒロインが何かやらかした可能性も考えていたのですが、どうやらサラリーマン側が変な絡み方をして来たらしいです。そして、これを知る為に新たなネタバレを喰らいました。私が悪いです。観てないけど、もう観た風なそれっぽい感想を言える。


神クズを観ました。今の所、ファンが1番面白い。ファンでずっと会話して。これから面白くなってほしい。


珍しく快晴だった七夕でした。夜空は見てない。



(詳録220819)