2月最終日。掃除と洗濯が早めに終われそうだったので、以前から妹壱号が気になっていて、私も少し気になっていた映画、ミッドサマーを観に行きました。


大学生で精神的な疾患を抱えたダニーは不慮の事故で家族を失い、それがトラウマとなってしまう。大学で民俗学を研究する恋人のクリスチャンは以前から依存傾向にあったダニーの存在を重荷に感じながらも別れられずにいた。半年後、クリスチャンと同じく民俗学を研究する友人でありスウェーデンの留学生のペレに一族の故郷で90年に1度しか催されない夏至祭に誘われてダニーとクリスチャンと友人達の5人はスウェーデンの奥地にあるホルガ村へ行くことに。しかし、その夏至祭はただの祝祭などではなかった。掻い摘んで言うと旅行気分で行ったらヤバイ場所でヤバイ人間がヤバイ事をしててヤバイ事になった系ムービーですね。似た様な作品ではウィッカーマンがありますね。てか、ほぼほぼウィッカーマンですね。違いと言えばスウェーデンの6月〜7月は夜の時間帯でも空が明るい白夜の時期で劇中の殆どの場面が明るく何があろうと明るいです。祭の楽しげな雰囲気でもヤバイ事が起こっていようとも画面は明るいままです。ホラー映画でここまでずっと明るいのは後にも先にもこの作品だけではないでしょうか。幻想的な風景で狂気的な光景。まさに綺麗な地獄。日本の予告ではなかったですが、海外の予告だとある程度、ネタバレなシーンがあって、ジジババがセットで出て来た時からドキドキが止まらない。やってる事はやってる事ですが、ダイレクトなグロシーンはあれ位じゃないですかね。なので、個人的にはそこまでショッキングではなかったです。予告以上があるかと思った。R15なグロさ。ウィッカーマンと比べたらこっちの方がグロい。ただ最初から騙されていたと言え、主人公側にも非がある部分があり、鬱としてはウィッカーマンの方がしんどい。しかも、ミッドサマーは捉え様によってはバッドエンドでもあり、ある意味ではハッピーエンドでもあるんですよね。クリスチャンは決して悪くはないと思うけど。サイモンとコニーが一番可哀想やわ。作中でも言ってましたが、その土地の文化や習慣がある訳で、まあ、それはそれで良いのですが、関係ない人を巻き込むなってハナシですよね。猟奇的宗教ムービーを観た後はこの一言に尽きる。前情報でトリックっぽいとありましたが、勿論、トリックではないのですが、製作側にそんなつもりはなくても、ちょいちょいギャグだと思う所はありました。終盤の木の実、全然効いてへんやんけって皆、思ったはず。ダニーが踊りの後に何処かへ連れて行かれるシーンは何となくトリックっぽかった。何だあの動き。新型ウィルスが流行り、決して万人受けする様な映画ではないのに思ったより人が居たのは驚きました。皆、本当にこの映画なんですか。チケットを買い間違えてませんか。トリックじゃないんですよ。例えトリックだったとしても山田と上田が居ないトリックですよ。初めて鬱映画を劇場で鑑賞したし、まさかのモザイクだし、凄い映画を多くの人と共有した。村人はヤバイ人ばかりですが可愛い子が多いし、唄とか綺麗でした。やはり綺麗な地獄。でも、余程じゃない限り鬱映画はレンタルで良いかもしれないです。パンフレットもグッドなデザインらしいのですが売り切れてました。ホーハー。予告でティルダ様が出演されるゾンビ映画がありました。劇場公開するやつなんですか。日本刀で戦うティルダ様ブラボー。

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バター醤油味のポップコーンを買ったのですが、何か臭くて、困惑したのですが、ポップコーンは美味しかったです。


飼い犬がもうすぐ御誕生日で人間なら72歳らしいのですが、タイムリー過ぎて吃驚する。ミットサマーネタ。長生きしてね御爺チャン。