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人間、失格


恥の多い生涯を送ってきました。
自分には、人間というものが、見当つかないのです。

……はいっどうも歩方和言です。
なんだか(テスト前にも関わらず)暇だったので『人間失格』を読んでみました。
自殺したくなる。絶望してしまう。水無月でさえも気分が悪くなると評していましたので、今まで読むことを避けていたんですが……意外とあっさり読み終わりました。

確かに人として破綻はしていましたが、別に害悪な気分になるほど暗い話じゃなかったです。他人の感情が理解できないなんて、生きていたら当たり前ですしね。むしろそれに対して恥を感じた主人公は、失格どころか合格でしょう。

閑話休題。

今日が高校生活最後の授業となりました。
それにあたってクラス全員(男だけ)、数学の先生(男・初老)から花を貰いました。……赤と黄の薔薇を。
ちなみに花言葉は

赤→愛情。
黄→嫉妬。

…………きっっっっつ。
みなさんも人に花を贈るときは慎重に選びましょう。

ちなみに小説キャラが好きな花は

伐依→菖蒲
暁→彼岸花
音古→エノコログサ
ドク→忍冬
屍→薊
凛→梔子
御伽→紫苑
真帆→花梨
カラハ→秋桜
店長→サルビア

となっています。

以上。
人間合格の歩方和言でした。

彼について


はいどうも、毎度おなじみ歩方和言です。
今日は《不思議の国》の主、黒川凛について談じようと思います。

クラワルの音古の話で名前だけ出たのを始まりに、ドク、屍さんの話まで出張った彼。
みなさんは「別に出さなくていーじゃん?」と疑問を感じるかもしれません。

実際、出す必要はありません。ええ。

もう少し話を進めたらクラワルの中間地点になりますが、そこでキーポイントになる予定かつ、新連載候補のニ作品にも主要人物として登場する彼。
何故そんなに彼を重要視するのかというと……思い入れがあるんです。とても、とてもね。

黒神空が自分の原点ならば、彼――黒川凛は自分の分岐点なんです。
黒神空はもうストーリーが一つに固定されていてどうしようもないですが、凛はまだ生かすことができると思い……登場させることになりました。正確に言えば彼の中身なんですがね。
にこやかに微笑み、物事を静観し、時には助言をする――優しい大人の理想形な彼。自分の力のなさで殺してしまうには惜しい。生かせれるのならば生かしてやりたい。
自分の煮え切らない性格から、とうとう彼を登場させてしまいました。……すいません。
中身はそんな事情です。ちなみに最初から出す予定だったのはアリパロだけでした。そっからズルズルとクラワルに出したりしまして。


黒川凛という名前は、まあ、その……

恥ずかしながら二次創作で出そうとしていた名前なんです(ネタはドトハクで、お相手は梔子さん、主婦の弟という複雑な設定でした)

すいませんごめんなさい。
ですがどうしても出したかったんです。
黒神空は出せなかったから、せめて彼だけは……と。
やっぱり創ったキャラには愛着が湧いてしまうんですよ。
小説を書いている人はわかってくれると思います。

以上。
テスト前なのに全く勉強してない歩方和言でした。

新連載



どうも、連載を増やそうかなと思ってる歩方和言です。

いやクラワルとおとぎ話だけでも結構キツイんですけどね?
でもまあテストが終わったら時間が空くし、おとぎ話はもう少し進めたら一段落つく予定ですし、何より書きたいストーリーがどんどん浮かんでくるんですよ。

なのでテストが終わったら増やそうかな、と。
ちなみに新しく連載したいのは五つ。その中の一つをみなさんに選んでもらいたいんです。よろしければ協力してください。お願いします。
ジャンルは学園ギャグ、ファンタジー、ダーク、ラブコメ、アリパロなラブコメになります。……本気で節操ないな自分。

以下は軽い紹介文になります。(タイトルはまだ仮)


・ROUSE(学園ギャグ)…古書部の創設者、《主義者》と呼ばれる少年少女たちが繰り広げるどたばたコメディ。

・星の旅人(ファンタジー)…星が消えてしまった世界で星を探す、天真爛漫な男の子を中心とした異世界ファンタジー。

・請負屋干支(ダーク)…頼まれれば殺人をも請け負う、十二人の《家族》のダークでポップな物語。

・幸多きこの世界で(ラブコメ)…神様に嫌われた不幸な少年と、神様に愛された幸福な少女が織り成すラブコメディ。

・僕とアリスとウサギと君と(アリパロ)…アリスに恋するウサギが、自身の痛みに耐えながらアリスを好きな人の下へ導こうとするラブコメディ。


以上になります。
完全無欠に物書き中毒な歩方和言でした。


バース、デイ


今日で十八になった歩方和言です。
んー……嬉しいの?(聞くな

それにしても早かったです。
去年の自分より自分は成長したんでしょうかね……

あーそうそう、一年前といえばまだ自分が小説家を目指していた頃です。今ではそんな夢、見ませんがね。この一年で限界がわかっちゃいましたから。

思えば色々とつまらないことに悩んでいました。
太宰じゃないですが本当に恥の多い生涯を送っていましたね。
将来についてぐだぐだ考えたり、交友関係で問題を起こしたり、勝手に自分を見限ったり、学校に通う行為そのものに嫌悪を示したり……本当にどうしようもない。

悩んでも意味ないんですよ。
悩んでも何も変わらないんですよ。
だって……やめときましょう。自分の経験を話したって誰の救いにもなりませんしね。



遅くなったけど誕生日おめでとう自分。
来年まで末永くよろしく。

干支の小話・2


昔の話です。
気が遠くなるほど、遠い遠い昔の話です。
ある所に、ある時間に、ある世界に。
神さまがいました。
誰よりも偉くて、誰よりも独りぼっちの神さまがいました。
とても寂しく。
とても悲しい日々を過ごしていました。
そんな日々の中、神さまは思ってしまったのです。
己の寂しさを癒す物が欲しい。
己の悲しさを消す者が欲しい。
そしてみなさんも知ってのとおり、十二の者たちが支えることになりました。
これは宴の前夜、途中のお話です…………


「そろそろ着きますよ、子殿」
「ああ。感謝するぞ、丑よ。どうにも我は道に弱くてな、我だけでは辿り着けなかったやもしれぬ」
「いえいえ構いやしませんさ。旅は道連れとも言いますし……何より子殿からのお願いだ。喜んで務めさせていただきますよ」
「そう言って貰えると救われるよ」
「……ですが本当によかったんです?」
「何がだ?」
「決まってるじゃありませんか。猫殿ですよ、猫殿」
「………………」
「嘘まで吐いて宴に赴いたんです。きっと怒るでしょうな。あの方一途ですし、純情ですし、裏切られたと思うかもしれませんよ?」
「……甘んじて受けるさ。それほどのことを我は猫にしたのだ、許されようとも思わぬよ」
「本当、お二方とも不器用ですね。もっと楽な道はあるでしょうに。わざわざ茨の道を選ぶなんざ、自分には理解できません」
「お主も選んでいるではないか。我を導くという、茨の道をな」
「自分はいいんです。貧乏籤を引くのに慣れてますからね。今回に限らず猫殿には恨まれっぱなしなんですよ、自分」
「許せよ。猫は我にぞっこんだからな。我も猫にぞっこんであるが」
「あーはいはい。惚気話はお腹一杯です」
「惚気たつもりはないのだがな……それより丑よ。お主こそいいのか?宴に参じれば最後、神と永遠を共にしなければならぬのだぞ?」
「永遠。結構なことじゃないですか。どれだけ怠けてもお釣りがくるんです。永遠、嗚呼なんて素晴らしい」
「お主らしい暢気さだな。ある意味、敬服に値しよう」
「それにですね、もしかすると子殿が自分に靡いてくれるかもしれませんでしょ?何しろ口説く時間はたくさんあるんですし」
「………………」
「今まで諦めてましたがね、これからは違います。永遠なる時の中、子殿に心変わりが起きるやも……ね」
「悪いが、我は猫以外に隣りを許す気はないよ。この身が朽ち果てようとも、その想いだけは、決して朽ち果てぬ」
「相変わらずお堅いことで」
「なんとでも。戯言には付き合いきれぬ。我は先に行くぞ」
「ちょっ待ってくださいよ子殿。子殿ってば!」








 まさかの続き。
 自分は干支に何を求めてるんでしょう……?
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