カーリーシリーズ第二巻!
これはもともとファミ通文庫で発売されていたものを
講談社文庫から出版しなおされたものらしいです

二巻なので、
一巻を読まないと
完全には楽しめないと思います(>_<)

設定は第二次世界大戦前のインド。
インドの藩王国「パンダリーコット」 にある
そこには小さなイギリス社会があり
住んでいるのはイギリスの役人とその家族。
そして、パンダリーコットには
立派なイギリスの淑女を育てるための寄宿制の学校
「オルガ女学院」
この「オルガ女学院」が舞台です。

設定がすごく好みです(*^^)v

インドなのですが
オルガ女学院に通っているのは
ほとんどがイギリス人なので
インド感はすくないです。

登場人物はほとんど女の子。
こんなに女の子が出る本は読まないので
ちょっと新鮮です笑

二巻のあらすじは
「オルガ女学院」に転校生がやって来た。
その人物はバローダのプリンセス、パティ。
彼女の我侭で学院は大混乱。
シャーロットは仲良しのカーリーをパティに取られて
いじけていたが、
パティが恋をしていることを知って
その恋の成就に協力する。

おもしろかった!とまず一言
ミステリー要素も含まれているんですが
やっぱり、見るべきは少女たちの寄宿舎での日常。

女なんて二人集まっただけでも
喧嘩が始まるのに
何百人も一緒に住んでいる。
いざこざが起こらないわけがありません笑
階級があったり、取り巻がいたり。 

主人公、シャーロットは 
彼女のクラスのボス(笑)ヴェロニカと
転校そうそう喧嘩して
孤立してしまいました。
(シャーロットも一巻でイギリスから転校してきたのです)
ですが、同室のカーリーをはじめ東洋人のミチル、ミチルのルームメイトヘンリエッタなど
友達も徐々にできてきます。

ミステリアスなカーリーは
実はヴェロニカも密かに
友達になりたいと思っていた相手で 
そのカーリーとシャーロットが
仲良くしていて余計シャーロットに敵意を持ちます

寄宿舎の生活も
細かく描写してあって
興味深かったです(*^_^*) 

パティが来たことで
寄宿舎は大混乱。
最初はシャーロットも反感を持ちますが
パティの恋を知って
それに協力しようと友達と作戦を考えます。
上手く女子の性質を使って
いろいろとやります笑

でもやっぱり、注目すべきは
シャーロットの恋!
これに関してはネタバレになってしまうので
追記にて。 

続きが気になるシリーズがまた増えました(*^_^*)

とにかく胸キュンしたい方には
一巻から読んでみてください!
おススメです!