「っあ〜………」
部室に戻った黄瀬は思わず長椅子に倒れ込んだ。
外は薄暗い。
さすがに全員帰宅したらしく、辺りには人っ子ひとり見当たらなかった。
「だりィー……当分動ける気がしないっスよ…」
なんとなく一人残って練習していた所に戻ってきたのは制服に着替えを済ませた青峰で。
「…なんスか『お前の汗の匂いってやらしいな』って!しかもあの状態でオレ置いて先帰るとかどんだけ鬼畜なんスか青峰っちは!」
有無を言わさず近くの空き教室に引っ張り込まれたかと思えば後はもはや語るのもはばかられる何とやら。
あんなことやこんなことの数々、当然黄瀬は憤慨してぼやくのである。
「あんなとこでヤるなんて正気じゃないっスよ!あッ!ここにも歯形ついてるじゃないスかぁあ…。モデルはカラダが売り物なんスよもう…!」
だがいくら文句を言っても仕方がない。
当の本人はさっさと帰ってしまい、黄瀬とて着替えて帰宅の準備をする他ないのだ。
突如独り言を並べ続ける虚しさに気づく。
「………はー…帰ろ」
「黄瀬君」
「うわあああああっ!く、黒子っち!?」
どこから現れたのか。
いやそもそもいつからここにいたのか。
相変わらずの神出鬼没っぷりには何度遭遇しても慣れないものである。
「…な、何してるんスか?てっきり帰ったもんだとばっかり…」
「忘れ物をしたので戻ってきたんです。…黄瀬君こそ、帰らないんですか?」
「え?い、いやぁ帰るっスよ!」
慌てて飛び起き、黄瀬は制服に着替え始めた。
多少の気だるさは残っているが致し方ない。
微妙に勘の働く黒子に何か感づかれても困る。
ここはさっさと別れて帰路につくのが懸命だと思ったのだ。
「………黄瀬君」
「なんスか?あ、別に待ってなくても先帰ってくれていいっスよ」
「…いえ」
着替える黄瀬を遠巻きに見ていた黒子はゆっくりと近づいて、言った。
「……黄瀬君の泣き顔って、案外かわいいんですね」
「!?」
驚いた黄瀬が振り向いた時には、すでに黒子の姿はなかった。
…外は暗く、人気もない。
ぞくりと肌が粟立つ感覚。
黄瀬は恐怖にも似たわけのわからない感情のまま、思わず渇いた笑いのような呟きをこぼしていた。
「ま、じ……っスか…」
終
**********
なんだコレ…
つかどうしてこうなった…!
ようするに黄瀬くんが一人で残ってたら青峰くんが来て、汗だく姿にむらっときた青峰が強制にゃんにゃんしかけてきて、でも真っ黒子がしっかり見ちゃってた☆
…って話です←
とにかく、青黄←黒もしくは青→黄←黒が大好きなので…。
黒子っちはもう安定の真っ黒子でいいと思うんですよ。
っていうかさ、こんな感じの話誰か漫画で 描 か な い か ←
絵描くとか言ってもうしんどくなったから小説にしちゃったてへぺろ☆(殴)
しかも私好みすぎてもう気持ち悪い茜!
なんかすごいすいませんでした!(土下座)
話題:二次創作小説