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劣情を感じたひとの表情は美しい

乱雑な線の交錯

でこぼこで歪んでいるくせに真っ直ぐを要求してくるのだ



何が足りない何が欲しい


吐き出す色が重なる度に自分が嫌いになる

私は誰だ何なのだ

明日を生きるためには今日を越えなければ

そんな単純なことさえ困難


左腕の細い腺の重なりが私に現実を突き付ける

そうするしかなかったんだそうするしかなかったんだと自分に言い聞かせ獣の慟哭



言い様のない焦りに突き動かされるのは夏が近いからか

その癖必死で回避しようとして頭の隅が冷えていく


少し呼吸が苦しい


揺れるクレーンの先が頼り無さげで少し笑えた

蒼天

鉄骨だ

雄々しい、鉄骨だ


強い風に顔をしかめる

雨上がりの湿気を孕んだ空気を太陽が射り、水蒸気が蒸発して景色を暈す

其れは目眩のようで


照りつける太陽と吹き付ける風はどちらが強いのか

びくともしない鉄骨は空を貫く



私は空が堕ちると云う予想外の結末に空の破片を噛み砕くことで納得した

あう、あう

素敵な人が世の中には沢山いるものだ

表現を続けるひとは美しい


今日も結局粘土には触らず仕舞いでデッサンに勤しんだ
やることが多いな、受験生

私は、逃げきってやるさ

倒れたりするもんか

なんてね





今日はヘマトフィリアと私の片寄った記憶力について突っ込まれて焦った


ヘマトフィリアになるべく不信感や嫌悪感を抱かせないように気を付けて説明

私のことははぐらかした
共感覚だとは、なかのよい友人なのだが、いえなかった

未だ怖いのだ、否定されることが



恐れない事は成長に繋がらない

なんて、自分を宥めてみたり、ね

残月

粘土で人の顔をつくるのは難しいことだ思う

作品展に出さなきゃいけないのに面倒臭くて逃げた

何かを作るって、言い表せない焦りと不安ともどかしさを混ぜたような感覚

しかし、結局のところ其れを越える喜びが私を作品制作に駆り立てるのだけど



帰って、爆睡して
惰性に任せて床にへばりつく

目まぐるしい毎日に息が切れそうで

酸素が欲しくて喘ぐも掠れた呼吸音が無様に響くだけ

機械人形に癒されて、乗せた掌がゆっくりと冷えていく



頭が思うように動かない


めきめきと心臓が悲鳴を上げている息苦しい

ちくしょう上手く動け

心臓

ちくしょう

蒼い闇夜が踞る

工事から吐き出される煙りは何処かの光を反射して赤く濁っていた

其れは夕陽が東に沈み、青みがかった闇に支配されはじめた空には酷く不釣り合いに映った

踞るようにしていた闇夜が忍び寄る気配がしたが私には如何することもできずにいる




ま、事の発端は、学校帰り車に乗せてくれた母に拉致られかけたので

お断りしたら適当な場所に捨てられました


じりりと迫る夕闇を見詰めながら歩くのも中々おつなもので、久々の夜風に目を細めたり

途中で放られたのは腹がたつが、まぁ不審者に絡まれたくらいでは今更何も感じない

それほど、苦でもないのは実情で

ああ青みがかった闇は濃紺に塗り潰された


夜風が気持ちいい
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