Nのために。

もともと原作を読んでたんやけど、
この分量の小説を3ヶ月のドラマにするのは
物足りないなあと思って、
正直期待してなかった。

でも、最終回には感動した

10年後の描写は原作にはなかったけど、
ドラマではその10年後の部分が一番よかった
ように思う

この作品はミステリーではなくて
純愛小説なのでは?
特に最終回は
杉下、安藤、成瀬の心の動きの部分が
とても丁寧に描写されてて、
感情移入してしまった

安藤はかわいそうやな…
結果的に杉下は成瀬と一緒にいる決意をしたけど
杉下にとって安藤だって守りたい存在やった。
やからこそ、安藤はずっと蚊帳の外状態。
安藤が杉下の思いを知る日は来るんやろうか…

この小説の登場人物は
思いを心の中に閉じ込めてるから
それぞれの解釈が少しずつずれていくんよね。
それが切なかった。
その心のずれが最悪の事態を引き起こしたわけやし。

あと、湊かなえの作品は後味の悪さが
売りともいえるけど、今回は
その後味の悪さがなかった
でもそれを差し引いてもとてもいいラストだったなあ

感想文へたくそ。笑
これから練習しよう!