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そして時は流れて

小学校時代
髪をストレートにする秘訣は熱いお湯に付けた後乾かさずに寝ることだ
と友人に教えた。
次の日獅子舞みたいな髪形の友人が登校して来た。

彼女は些細な嘘にもよくだまされてくれた。

中学時代
弁当のメニューではゆで卵が好きだという友人に
手軽にゆで卵を作る方法としてレンジでチンをすすめた。
次の日に鬼のような顔で叱られた。
実にイジり甲斐のある性格だった。

高校時代
何度も古文の活用変化の同じ場所でつまづく俺をみかねた彼女は
急に耳が悪くなった俺のために教室内で何度も大声で「あなる」を連呼した。
テストは俺のほうが点数がよかった。
自分のことのように喜ぶ彼女に今度は俺がアナルについて口頭で詳しく教授した。
しばらく口を利いてくれなくなったが。

今日
俺と住居、苗字を同じくすればいかに幸福になれるかについて彼女に熱弁を振るった。
彼女は今回も俺の口車に乗ってくれた。今、笑顔が直らない。

ラベル

俺にラベルを印刷する機械の使い方教えてくれながら、
試しに印刷してみたラベルを自分の胸に貼って
「おすすめですよ、今人気なんです」
貼ったラベルは”店長のオススメ、早い者勝ち”

俺「早いもの勝ちなんだ?」
彼女「はい」
俺「それは俺でも良いの?」
彼女「”でも”っていうか、推奨って感じですね」

少し照れながらにこにこ笑った顔に俺陥落
なんだよ、クールな子かと思ってたら、
実はスゲー可愛いじゃないか

ぬこ

ちょっと聞いてくれないか。

今日もね、仕事を終えて家に帰ってきたんですよ。
うちのぬこさまが門柱の上に座ってこちらを見てるんですよ。
そしたらいきなりそっぽ向いてしまって。
いつも「おかえりにゃーん!」って言うのにおっかしいーなー
と思いつつも、そっぽ向くぬこさまの近くに行って「よ、ただいま」って言いながら触ろうとすると
いきなりバッと振り向いて

「っにゃーーーーーーん!!(゚∀゚*)」

って。
その顔は「どうだ!驚いただろう!!ニャッハッハー!」って感じで。
お前これがしたかったからそっぽ向いたのかwww
ああもう可愛いなお前はぁぁぁぁぁ(*´∀`*)

髪型

校生の時、自分で髪切って失敗した事があった。
次の日の放課後、Yに人気のない場所に呼び出され
ものすごく深刻な表情で、吐き捨てるように「帽子みたい」と言われた。

Yはヘアメイクが結構上手な子だったので、恥ずかしさで頭に血が上り
「わかってるよ!でも少し我慢してれば何とかなってくるでしょ?
一生このままってわけじゃないし、何もそんな事言わなくてもいいじゃん!」
と言うと、Yが突然泣き出した。しまった、言い過ぎた!と思い、慌てて
「どうにもならなくなったら、あんたの手も借りたい…」と言うと
Yは泣きながら「わかった。もうあんな事言わない。ごめんね」と。

つい先日、Yと飲みに行ったら彼女がその話をしたので、色々思い出した。
「あの時はあの勢いに救われたよ。まったくいい友達だ、あんたは」
と、照れたようにYは言ったが、私は顔がひきつった。

「帽子みたい」じゃなくて、「もう死にたい」だったのか…

その後、何度も友情に乾杯してから真実を打ち明けた。
私も衝撃的だったけど、Yはもっと衝撃的だったと思う。

大統領

訪英したブッシュ大統領は,サッチャー元首相と会談することとなった。
「マダム。あなたの成功の秘訣を是非お伺いしたいですな」
「あら」鉄の女は言った。「それは優秀な人材を集めることかしら」
「もっともですな」ブッシュは深く頷いた。
「しかし,どうやって優秀かどうかを見分けるかが難しくはありませんか?」

「簡単なことよ」サッチャーは答えた。「じゃ,やってみるわよ」
彼女は,ブレア首相に電話した。
「こんにちは。トニー。ちょっとした質問に答えてくれるかしら」
「どんな質問でしょうか。マダム」
「あなたのお父上とお母上から生まれた子供で,あなたの兄弟でも姉妹でもない人は誰?」
「はっはっは」ブレア首相は笑った。「それは私です」

ブッシュは,ホワイトハウスに戻ると,さっそく,チェイニー大統領補佐官と
ラムズフェルド国防長官を呼び出して,例の質問をしてみた。
二人は,しどろもどろとなり,緊急の用事を思い出したと言って,いったん大統領の前を辞した。
そして,頭のいいパウエル国務長官を見つけて,例の質問をぶつけてみたのである。
即座にパウエルは「それは私だよ」と答えた。

二人は大統領執務室に戻り,こう言った。
「例のご質問ですが,それはパウエル国務長官ですな」

大統領はひどく落胆した。こんな連中がブレーンでは,次期大統領選は絶望というものではないか。
「どうしようもないな。君たちは」大統領はため息をつきながら言った。
「そんなことも分からないのかね。まったく」
大統領は,二人の愚か者に答えを教えてやることにした。

「答えは,トニー・ブレアだよ」
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