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キスっていう媚薬


山獄文



キスって言う媚薬


*******




“ごくでら”


そう呼ぶ声はいつもより低く 色を含んでいる


スッと不意に彼がオレの頬にてを伸ばす


その手はオレより大きくて少しゴツくて

でも

とても暖かくて

心地いい





知ってる

こういう彼は

どうしようもなく

オレが欲しいときだ




唇に彼の指が触れる



少しずつ

段々と

確実に彼の顔が近づく




オレはゆっくりと目を瞑る


チュッ、と彼の唇が合わさる


その瞬間オレの体に熱が上がる



部屋には卑猥な水音が響く



彼はゆっくりとオレを床に押し倒す


オレは彼の首に腕をまわす


息が上がるにつれてどんどん彼に飲み込まれていく







あと 少し…






ほら……













墜ちた━━━…



瞬間

オレの中のリミットが外れたように


彼に夢中になって


溺れてく







“ゃま、もとっ…”


そう呼ぶと
彼は嬉しそうにニヤリと笑った












end




*********

山本とキス
それが隼人にとっての媚薬


みたいなのが書きたかったんです

獄視点の文ばっか書いててすみません…


ぁうー…





話題:山獄
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