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フォーユー2(土鴨、道晴)


道「…………」

土「そんな不安そうにすんなよ。鴨太郎がついてんだ。心配ねぇって」

道「………(そうは言ってもな…)」←心配


一方、キッチン

鴨「まずは晴明さん、お料理の前にエプロンを身につけなくちゃ」

晴「わしはえぷろんなど持っておらん。前もクリステルから拝借したぞ」

鴨「では僕のものをお貸しします。どれがいいですか?」

晴「う…鴨太郎の好きなやつにしてくれ…」

鴨「あ、じゃあこういうのはどうですか?(一着のエプロンを差し出し)」

晴「こ、これを身につけるのか…?」

鴨「はい!…道満さんもきっと喜んでくれますよ(こそ)」

晴「!!!…な、なら…それにする…」

鴨「では、準備もできたことですし、お料理に取り掛かりましょう」

晴「あぁ。よろしく頼むぞ、鴨太郎」

鴨「はい、ではまず材料を丁寧に水洗いしてください」

晴「わかった(ジャバジャバジャバジャバ)」

鴨「土が取れたら、次は包丁で皮を切り取るんです。見ていてください(晴明に見本を見せ丁寧に皮を剥き)」

晴「む。こうか?(見様見真似で包丁を振り下ろし)」

鴨「せ、晴明さんっ!危ないです、もう少し慎重に!」

晴「す、すまぬ」

鴨「包丁はこう持って、指はこんな感じで…」

晴「ふむふむ。こうじゃな?(ブンッ)」

鴨「あっ危なっ(以下略)」



小一時間後。

晴「…で、できた……!鴨太郎っ、料理ができたぞ…!」

鴨「はい!とても美味しそうですよ、晴明さん」

晴「あぁ、ぬしのおかげじゃ…礼を言うぞ、鴨太郎(嬉しそうに微笑み)」

鴨「晴明さんの努力の賜物です(同じく嬉しそうに)早速道満さんに持っていってあげましょう」

晴「!!し、しかし…、道満は…食べてくれるだろうか…」

鴨「え?」

晴「…わしは以前料理で大失敗を仕出かしたから…道満が食べてくれるか不安じゃ…(しゅん)」

鴨「大丈夫です。晴明さんが一生懸命作ったお料理なんですから!絶対に食べて下さいますよ」

晴「しかし…本当に上手くできているか分からぬし…」

鴨「味見もしたし、盛り付けだって綺麗にしました。絶対大丈夫です」

晴「うむ…、そうじゃな。せっかく鴨太郎が手伝ってくれたのだし!わしが動かねばな」

鴨「その意気です!…さ、早くしないとお料理が冷めてしまいます。早く持っていきましょ(微笑み)」

晴「あぁ、頑張るぞ!(道満のいる部屋へと向かい)」

道「…!」

鴨「…お待たせしました、道満さん(晴明の後に続いて)」

土「お、ようやく出来上がったみてぇだな」

道「待ちくたびれたぞ、晴明」

晴「…すまぬ…遅くなった…」

道「…!?(アレ…ヤケに晴明が素直…)」

鴨「ふふ。道満さんのために一生懸命作っていたんですよ、晴明さん」

道「!!え、俺のために…か?」

土「へぇ、晴明さんもやるなぁ」

晴「う……(恥ずかしさに俯き)」

土「何の料理作ったんだ?」

鴨「肉じゃがです(にこ)」

道「!肉じゃが…?」

土「おいおい、わざわざ道満さんのトラウマのモン作らなくても、」

鴨「だからこそ、だよ。十四郎」

土「??」

晴「…あっ…あのときは……上手く出来なくて…道満に…酷い思いをさせてしまったが…(ごにょごにょ)」

道「…晴明…」

晴「その、…い…っ一生懸命作った…から……た、食べて…みて欲しい…(俯き加減で肉じゃがを道満の前に置き)」

道「あ、あぁ、もちろん頂く…!(嬉しそうに)」

晴「!(道満が嬉しそうにしてくれた…!)」

道「…で、では、早速頂くとしよう」

晴「……(緊張して道満を見遣り)」

道「…(ぱく)…!……美味い」

晴「!!…ま、誠か!?」

道「あぁ…以前のことが嘘のように美味い」

晴「そっ…そうか…(顔を綻ばせ)」

鴨「良かったですね、晴明さん!」

晴「あぁ、ぬしのおかげじゃ、鴨太郎…!」

道「…これ、本当に晴明が作ったのか?(肉じゃがをまじまじと見つめ)」

晴「な、なんじゃ、疑っておるのか?」

道「いや…余りに美味いから…伊東が代わりに作ったのではないかと思ってしまってな」

晴「そのようなこと…、ま、まぁ、確かにたくさん手助けはしてもらったが…」

鴨「僕は何もしていません。ただ作り方やコツをお教えしただけです」

道「作り方を教えるだけでこんなに違うのか…」

土「すげぇな、晴明さんも、鴨太郎も」

道「…ん?だったら以前クリステルに教えてもらったときはどうしてあんなだったんだ?」

晴「あぁ。アレはな、実はわし一人で作ったのじゃ」

道「!??」

晴「料理くらい一人で出来ると踏んでの。クリステルには近くで待機してもらってただけじゃ」

道「(なるほどな…だからあんなに酷かったのか…納得)」

晴「道満?どうかしたか?」

道「いや、何でもない。肉じゃが、ありがとうな。晴明」

晴「!!…喜んでもらえたなら、それで良い」

道「これからも俺のために料理を作ってくれるか?」

晴「…か、考えておく(恥ずかしさからそっぽを向き)」

道「それから、晴明」

晴「な、なんじゃ!まだ何かあるのか!?」

道「(こそ)エプロン姿、とても良く似合っているぞ」

晴「!!!五月蝿いっ!(真っ赤)」



END

オマケ↓


土「なぁ、晴明さんってあんなにフリフリなエプロン(新妻仕様)持ってたのか?」

鴨「あれは僕のだよ。晴明さんに貸したんだ」

土「何であんなフリフリなのを選んだんだよ?」

鴨「晴明さんに似合うと思って☆」

土「…あぁそう(俺としてはお前に着て欲しかったぜ…鴨)」





*************

料理小話ようやく書き上がりました。

遅くなってすみません!

晴明兄様はお料理苦手そうだなーと思って書いた小説。

鴨太郎が教えてれば萌え!と思いこのような内容に。

手取り足取り教えてればいいと思います^^

道満に食べてもらいたい一心で頑張る晴明兄様って萌える←

ちなみに晴明兄様のエプロンが新妻仕様なのは鴨太郎ではなく私の趣味です^^←←

変態でスミマセッ(土下座)


読んで頂きありがとうございました!

フォーユー1(土鴨、道晴)


鴨「お待たせ、十四郎。今日のメインディッシュの『白身魚のハーブマヨネーズ焼き』だよ」

道晴「お、おおおお……」

土「おおっ、さすが鴨。相変わらず美味そうだな」

晴「これ、本当に鴨太郎が作ったのか…?」

道「すごい才能だな…」

鴨「そんな…、僕も初めて作ったし…美味しいかどうかは分からないです」

土「お前が作ったものにマズイものなんて一つもねぇよ」

鴨「あ…ありがと…(照)」

土「じゃ、いただきます(ぱく)」

道晴「………(黙って土方の反応を待ち)」

鴨「…どう…かな?」

土「…ん!すげぇうまいよ」

鴨「!!…良かった…」

晴「…しかし鴨太郎、ぬしは本当に器用なのじゃな」

道「こんな凝った料理を作れるなんてな…(料理を見つめ)」

土「ま、俺の嫁さんだからな!」

鴨「…そういえば、晴明さんはお料理はされないんですか?」

晴「(ギクッ)……わ、わしは料理は好かぬ」

土「そうなのか?(食べながら)」

道「以前挑戦して危うく俺を殺しかけたからな」

鴨「ええっ」

土「そんなに酷いのかよ?」

晴「………(目を逸らし)」

道「以前晴明が肉じゃがを作ると思い立ち、クリステルに教えてもらいながら作ったのを食べさせられたのだが…あれは肉じゃがというより兵器だったな…」

土「へぇ〜、幕府お抱えの天才陰陽師様でも苦手なことってあるんだな」

晴「あっあのときは手を怪我していて上手く調理できなかっただけじゃっ!」

道「嘘をつけ。怪我なんてしていなかったではないか」

晴「うるさいぞ道満っ!…とにかく。わしは料理は好かぬのじゃ」

鴨「(もしかしたら…晴明さんて……)…晴明さん、良ければこの機会にお料理をしてみませんか?」

晴「!!えっ」

道「なっ!!」

鴨「何事も経験といいますし。僕で良ければお教えしますから(にこ)」

晴「い、いやしかしっ」

鴨「(ひそ)…晴明さん、本当はお料理にすごく興味があるのでしょう?」

晴「!!!そ、それは…」

晴「頑張って作った手料理を、道満さんに食べて頂くチャンスです」

晴「!!!…道満、に…?」

鴨「はいっ」

道「…??」

晴「だが…わしは料理は本当に…」

鴨「大丈夫、晴明さんならきっと出来ます。一緒に頑張りましょう(晴明の手を取り)」

晴「……、…まぁ…鴨太郎がそこまで言うのなら…」

鴨「ふふ、決まりですね。では早速作りましょう」

晴「い、今から作るのか?」

鴨「こういうことは早い方がいいです。道満さん、しばらくの間晴明さんをお借りしますね(キッチンに向かい)」

晴「!鴨太郎っ(連れて行かれ)」

道「!!おい、ちょっと待て……」

土「……行っちまったな」

道「………あぁ」

土「晴明さん、何作ってくれるか楽しみだな」

道「…………」←不安






2へ続く……


*************

突発的に浮かんだネタです。

長くなりそうだったので分けました。

もう少しお付き合い下さい。

ほろり、ほろり(鷹鴨)


『鴨』


そう声をかければ、


『はい、兄上』


花のような笑顔で私のところへと掛けてくる。


そんな私の、幻のような、夢のような、遠い思い出――――






僕は生まれつき身体が弱かった。


対する弟は元気で、いつも走り回って飛び跳ねていた。


僕はそんな弟を羨ましく思っていた。


僕はいつも部屋に寝てばかりだから。


僕もあの子のような綺麗な天使になりたい、と。


いつも、遠い存在のあの子に想いを馳せていた。






弟は寺子屋から帰ってくると、真っ先に僕の元へと来てくれた。


寝たきりの僕を少しでも励まそうとして、いろいろな事を教えてくれたり、持って来てくれた。


ささやかだけど幸せな時間。


僕達はずっと一緒だったから。






『兄上、兄上』


そう言って僕のところへと掛けてくる鴨。


大切な、僕の天使。


天使は微笑みを浮かべて僕の元へとやってくる。


僕達はずっと一緒。






僕にはね、鴨、夢があるんだ。


いつか大人になって、病気も何もかも治して、


鴨太郎と『けっこん』するんだ。


そしてこの『伊東家』を一緒に護っていく。


そうすればいつでも鴨太郎と一緒にいられるでしょ?


そう言ったら、また天使にお花が咲いた。


そして『僕もです』と言ってくれた。


なんだろう、すごく胸がぽかぽかする。


嬉しくて、あったかくて、ふわふわして、


なんだか空も飛べちゃいそう。


今なら僕も、天使になれるかな?


大好きな鴨と一緒に。





『約束だよ、鴨』


『はい、兄上』


その日、僕達は小さな手で大きな約束の指切りをした。





************

初の鷹鴨。

伊東兄弟の過去を兄上視点で^^

鴨太郎は小さい頃から兄上想いで、兄上を喜ばせてあげてたりしてるとイイです。

兄上もそれがすごく嬉しかったり。

個人的には伊東兄弟は仲良しだとイイ。

仲良し過ぎ(若干鷹→鴨気味)て結婚の約束とかしてたりね!

鴨太郎大好きな仔兄上が書きたかったんです…´`


読んで頂きありがとうございました!

プレゼント(沖→鴨・沖誕)



沖「いとーセンセー」

鴨「!沖田くん。そんなところで何をしてるんだい」

沖「見たとおり、サボりでさァ」

鴨「君も相変わらずだね。…あ、そうだ」

沖「?何ですかィ?」

鴨「君に渡そうと思ってたんだ(ごそごそ)…はい、お誕生日おめでとう(にこ)」

沖「!!…覚えててくれたんですかィ?」

鴨「あぁ。一応礼儀だしね。受け取ってくれると嬉しいな」

沖「もちろん。有り難く受け取りますぜ」

鴨「大したものじゃないんだけどね」

沖「そんなこたァねぇでさ。すげぇ嬉しいです」

鴨「ふふ、良かった」

沖「でもね先生、俺ァずっと前から欲しいモンがあるんでさァ」

鴨「!欲しいモノ?」

沖「あぁ。喉から手が出るほど欲しいモンなんですがね」

鴨「へぇ…、じゃあ来年のお誕生日にはそれをプレゼントするよ」

沖「…いーや。多分一生手に入れられねぇと思いまさァ」

鴨「どうして?もう廃盤になってしまってるとか?」

沖「…ずっと前にアイツのモンになっちまってるんで」

鴨「…アイツ…?」

沖「えぇ。…きっともう勝ち目はねぇなァ」

鴨「…沖田くんにも敵わない人っているんだね」

沖「…不本意ながら」

鴨「じゃあ僕は沖田くんがその『欲しいモノ』を手に入れられるまで沖田くんを応援するよ」

沖「!!…応援、ですかィ?」

鴨「そう。だから諦めないで頑張ってね」

沖「…ははっ、そりゃ心強ェやァ!」

鴨「!!な、何も笑わなくても…」

沖「くくっ、すいやせん。よろしく頼みますぜ、伊東先生」

鴨「…うんっ」

沖「…そんじゃ俺はそろそろ持ち場に戻りまさァ」

鴨「あ、沖田くん。君の欲しいモノって、」

沖「それは来年まで秘密でさァ」

鴨「…つまらないの」

沖「伊東先生は応援を頼みますぜ」

鴨「…うん」






沖「…来年の誕生日プレゼントにはアンタが欲しいでさァ、伊東先生」




**************

総悟お誕生日おめでとう!!

沖誕ということでSSをあぷ。

お誕生日には伊東先生が欲しい沖田くん。

鴨太郎はやっぱりというか、全く気付いていません。

せっかくの沖誕なのにハッピーじゃなくてすみません。

しかも会話文……

乱文失礼しました。
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