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広島・新天地

いやまあ、新天地かは知りませんが。


昨日、やたら遅くまでゲーセンにいたような茶髪。
明日仕事じゃないのか、と考えていたのですが、そんな明日にあたる今日、社員旅行で広島に行ったようです。
職場での茶髪ってどんな感じなんだろう、と、ふと考えてしまったり。

昨日は、会えず。
今日から、何日かわからないけれど、会えない。
まだ、何日までかわかってれば、多少は救われるのですが。

ばいばい、じゃ、

の前に少し話題から。
話題:I LOVE YOU を訳しなさい

「私には離れられない人がいるけれど、それでも君が一番、好きだよ」

好きは、好きなんですよ。




昨日の話。
彼と別れ、23時頃にゲーセンに戻ると、先程はいなかった茶髪がいて。携帯を弄っていたので、冷えた私の手を、ぺたり。びくりとして、

「あぁ、来たのか、」

と、ぽつり。来たしたよ、と。

ゲーセンではあまり話もできなくて、今日はこのまま帰宅かなー、等と考えながら、閉店の音楽と共に店を出る。

「寒いからかえろーよー」
「はいはい…」

年の差カップルの友人達は、外に出るなり帰って。あ、これ本格的にこのまま帰宅か、とか思って。茶髪も、車の方へ向かってしまって。

「しゃーない、帰るか」

ぽつり。零した私の声。
駐輪場に入った後ろに、足音。

「そのカッコで帰んの?」
「え、ぁ、いや、ダウンある」
「だよなー」

原付の免許がないらしい茶髪は、終始私の原付に座っていた。

「もうさー、彼氏と別れちゃえば?」
「は、は……」

お前がそれを言うな、とか。
考えて。

「そーいや佳野ちゃん、14日ヒマ?」
「なして?」
「忘年会やろうかなーと」
「ん、おー…まあ暇にはさせれると思うが」
「よし、じゃあ佳野ちゃん参加な」
「金がない」
「……誰か出してくれるしょ」
「や、悪いだろ……」
「いーのいーの。女の子が多い方がいいんだし」
「でも……」
「俺も出すからさ?」
「それこそ悪いわ……」

焼肉に行く、らしいので。高そうだなあって。ね。

どうしてあんなに粘ったか、なんて。参加確定の女の子が一人だから、気を遣って、人数集め。ゲーセンの女の子は少ないから、必然的に、私にも。ってだけ。
それでもやっぱり、あの金欠の茶髪が「俺も出す」と言うのは、嬉しかった。行こうかなって気になれた。


「帰っか」
「んだね」

立ち上がって。

「さむ…」
「さみいなあ」
「……わ、手あったか!」
「いや、佳野ちゃんつめたっ」
「や、お前があったかいだけ」
「いや佳野ちゃんが冷たいんだよ」
「……手が冷たい人は心が温かいと言ってな」
「まるで俺が心冷たいみたいな言葉だな」
「ふふん。」
「まあその冷たさただの寒さだけどな」
「……まあな」

ぎゅう、と、手を握ってくれた。
抱き着けなかった分、私の手が冷たかった分、茶髪の温かさを感じた。

「んじゃ、おやすみ」
「ん、おやすみ」
「気をつけろよ」
「茶髪も、気をつけてね」

ゲーセンの前には私たち以外の人もいたからか、普段聞かない、静かで低い声で。




私は彼に、嘘を吐く。

わかる人にはわかる

「あれ、佳野ちゃんだ。」

いつぞやより体調を悪くさせたような顔をした茶髪は、隣の筐体のゲーム画面を見ながら言った。

「ん?」
「だから、味方。」

私は、しづね。茶髪は、稜。
茶髪の名前が変わっていて、気づかなくて。

「あぁっ! ホントだ!」
「仕事しろよー?」
「お前もな」

結果を言えば、負け。
敗因は、

「おいおい、負けてAとか泣けるぜ…?」

そう言う茶髪の隣の私で。

「アタボ200とかどゆこと……」
「おまっ」
「あ、いや待て見るな、これはほらそのなんだあの、」
「仕事しろって言っただろー!」
「だからその、いやなんだ、すまん…」

笑いながら、触れ合う。
珍しく彼のいない、居心地の良い会話。

「また佳野ちゃんw しかも敵マチw」
「ちょ、やだー!」
「よし佳野ちゃん狙うか」
「やめろ忍者は嫌いだ」

結果は、負け。

「ははっ、ざまあw」
「るせーあーもう動けねえ!」

つい悪くなる口。
まだ直らないなと、反省。

続いて味方マッチング。
こちらも引き分けで、なかなか茶髪と組んで勝利できない。
そして最後、敵マッチング。

「お、ま、忍者うざい!」
「しづねちゃん隙だらけですよー?」
「お前ミリじゃねえかこのっ、」
「あっ、」\KILL/
「ざまあ」

そんなことを言い合って、ようやく私の勝利。
茶髪に勝ったのはこれが初めてだと思う。

「えへへ、勝った」

お互い筐体を離れ、ドヤ顔で言ってやると、

「……っかつく!w」

案の定悔しがる茶髪。
その顔があまりに幼くて、どきり。




「ところで風邪、へーき?」

ぽつり、聞いた言葉に、

「おぉ、一応薬飲んだからね」
「つかお前風邪なら寝てろよ」
「えーやだ。」
「……だろうね」

やっぱり、少し子供。

「茶髪ー、私帰るよ」
「えー」
「えーってお前…」

最近、私が帰ると言うと、彼がいない場所では、よく「えー」と言うようになった。
私がよく言うからか、それとも。

妄想、ですね。
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抜けて、落ちて、

茶髪と称している彼ですが。
最近色が抜けて黒髪の気がします。
最初に会った時は茶髪だったので、そのイメージでしょうね。
あと、あいつ髪伸びた。
最後に髪切ったのって、5月……?
最初で最後、二人で出かけた時に、帰りの車内で予約の電話してたから。
その日のうちに切ってきて、それ以来行ってないとしたら、半年くらい、か。
私も、長く切ってませんが、ね。


今日も会えました。
何だかんだで、やっぱり茶髪は来るのです。
で、風邪を引いていました。
会ったら、くしゃみを少し。

「風邪?」

一緒にいた私の彼氏が茶髪にそう聞くと、

「多分ねーw」

と、笑いながら。
辛そうではなかったけど、思い当たる節が、ひとつ。

「……ねえ、もしかして、この前の、」

少し彼氏が離れたのを見て、近寄って、小声で。
この前の、流れ星を見た日は、寒かった。
私も少し、体調を崩す程に。

「あぁ、違う違うw」

笑った茶髪に、そう?、とだけ返して。


久しぶりに会った友人が、一人。出張だったようで、私も好きで、皆から慕われている、凄く良い人。超紳士。
そんな方と、久しぶりに会えた嬉しさでずっと一緒にゲームをしていたら、彼が怒ってしまって。

「…………むー」

彼に話し掛けても、不機嫌な言葉しか返ってこないんだろうし。
彼に話し掛けなくても、更に不機嫌になるんだろうし。
どうしたもんか、と、悩んでいたら。

「まーたいつもの病気?」

呆れた顔の、茶髪。

「みたいね」

他人事のように返してしまった私に、また、呆れ顔。
結局、話し掛けるしかなくて、不機嫌な彼と、それからは、一緒に。
私に気を遣え、じゃないけど、いつもこうだから。
彼は、大勢で話すのが嫌だから輪に入らないと言った。
私は、話していたいから、と。
そうしたら、じゃあ佳野は俺を気にせず話してていいよ?、と。
その場凌ぎじゃない、何度も、それでいいんだね?、と聞き返して、彼が言った言葉なのに、彼はそれを守らない。気にせず話したら怒るじゃんか、と。


そう、苛々しているうちに、茶髪が早めの帰宅を申し出て。

「今日は早いじゃん」
「風邪っぽいしさすがになー」

友人たちと話す姿が楽しそうで、少し嫉妬。

「帰るよ?」

私に、そう挨拶をしに来て。

「えー」

流れ星の日から隠さなくなった私は、笑いながらそう返して。

「えーじゃねえよ帰るよwww」

笑って返されて、そのまま背を向けかけた茶髪の脇腹を、何の気も無しに突いて。

「なんだよ、」

振り返って。立ち止まって。
更に、こっちに足を向けたから、驚いて。

「え、いや、なんと、なく、」

壮大に吃った気がする。本当に、ただのチョッカイだったから。

「頑張れよー」

呆れた目をしていた茶髪の目線が、一瞬、彼に向いたのがわかった。
私が女の友人と話しているだけで怒る彼と知っていれば、その行動は、何の不思議もない、必然で。

「はは……そうだね……」

がんばるよ。
それが言えない私。
それを聞いて、ばいばいと背を向けた茶髪。

《風邪大丈夫かなってのと会えたってのが入り乱れて佳野さんぐーるぐる》

Twitterに書き込みながら、

「そういや今日、触れられなかったな」

そう呟いて、またぐるぐる。


別れられないのはただ、私が弱いから。

「多分私は、付き合ったらゴールなんだ。多分茶髪と付き合ったら、また別の人を好きになる。そういう性格なら、今のまま、いる。」

友人に打ち明けたそれは、多分、本当。

「もし彼の9割を嫌いでも、1割が好きなら俺は彼と付き合うよ」

茶髪に言ったそれが、嘘になりつつある。
彼の好きなところはあるけれど、彼に振られてもいいやと思いはじめた私がいる。


思考が下を向いて、夜は危ない、ですね。

ぼんやりと

土曜の話。
日付変わって日曜か。


夜。ワンチャンという建前で、ゲーセン。目的は、茶髪。
ゲーセンに着いたのは、23時45分、ぴったり。閉店の音楽が流れはじめる時間。

「…………」
「えっ、えっ?」

私を見つけて、驚く、茶髪と、友人。

「や……ワンチャン行けるかなと……」
「無理だなwwww」
「だな……」

寒い中来たのに。
いいや、茶髪の顔見れたし。

そんなことを考えながら、茶髪と、友人たちと、私と、4人。閉店後のゲーセン前で、少し話す。

「そろそろ帰るか」
「んだね」

寒いと訴えた友人たちが帰る。
私も帰ろう。寒いけど。

「帰りたくねえなあ…」
「原チャだとなww」

茶髪と、二人。
漏れた言葉への、反応。

「送ってって」

何となく漏らした言葉。

「いーよ?」

予想外の返答。

「ばっ、……バイクどうすんだよ」
「…………明日歩き?」
「無理だ」

現実味のない要望から、何と無くの会話が始まる。



俺っ子、嫌い。
そんな話もされた。今でもキツい。
けれど、滅多にない、二人きりの会話。

「――で、」
「ほう、」
「――だったんだ……あ、流れ星
「え。」
「あっち」
「……もうおせーよ!」
「あはは、だね。残念でした」
「うわー、見たかったー!」
「くくく。きれーだった」
「……よし、UFOということにしよう」
「ばーか」

さっきわかった。17日18日はしし座流星群だったと。
じゃあそれか、と、あまり流れないmixiに。
茶髪が見逃さない、そちらに。


いろんなこと、話しました。
彼のことも、他愛のないことも。
しあわせ、で。


今日。

「っし、かえっかなー」
「決して早くはないな」
「るせ」

《ねー、明日、来る?》
《んー、来るけど明日は早く帰りたいかな》
《えー……》
《えーってお前なあ……》

昨夜の宣言を無視した帰宅時間。
帰り際、彼にばれない近さと声で、

「がんばれ?」

と、にんまり。

「がん、……だー、お前なあ……」

私の気持ちを、知らないはずがない。
わかっててやるから、タチが悪い。

《あ、ねえ、》
《ん、――っ》
《ぎゅー》
《なん、?》
《寒い、から?》
《…………》
《おやすみ》
《おー、おやすみ。暖かくしろよ?》
《そっちもなー》

また、今度があるとしたら。
あまり寒くない時、で。

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Profile
佳野さんのプロフィール
誕生日 2月14日
地 域 静岡県