朝イチ回で鑑賞。
50人強の入りだったけど、客層はほぼ60歳以上で男性多し。
一番大きな箱。
原作未読・事前情報ほぼなしで鑑賞。
以下ネタバレあり。
彼らのおかげで色々な邦画を鑑賞するようになったけれど、監督によって空気感って本当に変わるんだなと毎回思う。
今回は混みそうな所から少しずれた席を確保したおかげか、害されることなく鑑賞できた。
ネタを含む超個人的感想の羅列。
本筋事件以外に学生時代の仲間の今と過去、戦時中の事や政治的な事が入り混んでいるので、パート毎に切られる以外でもいきなり話の流れを切られる感があるし、ちょっととっ散らかった感もあった。
(最初の最上と沖野の食事シーンは対比だと理解できたけども。あと回り混むアングルで酔いそうになった←個人的体調の問題)
自分の誕生日が出てきてビックリし、意味合いで(´.ω.`)
ちょい役で有名どころがちょいちょい出てるのだけど、個人的に好きな平さんと東風さんが出てたのは嬉しかった。
(丹野の葬儀で「彼を守らなくちゃならなかった」って学生時代の仲間が言ってた意味が分かるようで分からなくてちょっともやっとする)
吉高さんが良かった(沖野との関係はなんか唐突に感じたけど)のと、
酒向さんがとにかく凄かった!
松重さんと芦名星さんの役が格好良かった!!
飄々淡々しているのがとても怖かったけど。
ただ諏訪部の最初の取調べはなんだったのか…諏訪部の紹介とこの後の松倉取調べの布石?
戦中と今のことを繋げることでテーマ的なことがあるのだろうけど(←まどろっこしい記述だ)、諏訪部は何を知りたかったのか?
諏訪部父は最上祖父に助けられていたのか?
諏訪部の助け方からするとそんな気が←普通だったら弱味作っちゃダメな相手でしょ。
あと松倉の件。
最初、結局は最上が諏訪部に依頼したのかと思ったけど、あれだけ人に依頼することへの拒否感・弓岡の時の覚悟があったのだからそうとは思えなくて。
次に、諏訪部が独断で行なって最上に恩を売ろうとしたのかとも考えたのだけど。
ふと、白川の松倉への言葉を思い出し…白川が諏訪部に依頼したのか?と思ったらなんだか腑に落ちてしまったし且つあのシーンが更に怖くなった。
(白川さんが最後にいきなり出てきて驚いたけれど、小田島さんとの関係性その前にあった?)
銃のくだり。
子供時代に培った007とCITY HUNTERの知識が脳内で炸裂しまくりして苦笑い。
と、ちょっと夜警を思い出した←まだ録画見るほど引きずってる
ぱいせんの事務官さんが格好可愛かった。
ニノは松倉を責めてる時の淀みない長台詞の言い回しっぷりと
パイセンの悪魔に魂を売るところからのちょっとした変化が凄かった。
(あの収集物は何を暗示してたのかな?)
途中、脳内で
これはくりゅー検事の成れの果てではないよね?
いや正義じゃなくて事実でしょ!?と深山くんが出てきたり
してしまったけども。
最後、ハーモニカは吹かせなくて良かったなと。
(吹くとしたらそれは、ゆきちゃんの好きな曲だっかのか植生の宿だったのか気になるけど)
ビクッとしてしまうところだけではなくクスッとするところもあった、(良い意味で)上映時間より長く感じる映画でした。