忙しい毎日を送っている。

金だけのために。



皆、私をあの場所から連れだしてはくれない。
立ち止まってくれる人や、隣に座ってくれる人が居ても、ある程度の時間が経てば皆 何処か遠くへ立ち去ってしまう。忙しいのだろう。どこか忙しそうな顔をしている人ばかりだ。

だから忘れられないでいる、ずっと。


私はずっと此処にいる、と貴方に言ったけれど それは真っ赤な嘘になるのでせう。だって私はあの時からあの場所であの人を待ち続けているのだから。




ニコチンが肺へ、全身へ、脳へ、
それでもまだ落ち着かない私は二本目に火をつける、

のをやめる。


嗚呼、やはり私は貧欲で貪欲だ。