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2018年10月11日 23:32
小説 3P
R-18
好き?
一ページめ必読でお願いします。

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【必読】

本作品は三次元同人を扱っています。非常にデリケートなジャンルですので、三次元同人、J禁、P禁の意味が理解でき、守って下さる方のみ次にお進み下さい。また以下の言葉の意味がわからない方もお控えください。




フォローやブクマをされる際は必ず非公開に設定していただきますようご協力をお願いします。


現在、マイピクは募集しておりません。

ですが、何度か感想など頂き、メールのやり取りをして、その方を知ってマイピクになっていけたらなと思います。

J禁P禁などは、探せはいくらでも答えは出てくるので...。理解している前提で行きたいと思います。

なかなか難しいジャンルなので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

本当は読んでいただいて、おもろい!と言ってもらえるだけでマイピクになっていただきたいくらいなのですが...

完全な自己満足の世界です。

地雷のない方だけ読んでください。


拙い文章でお恥ずかしいのですが、最後まで読んでいただけたらと思います。


苦情などは大変申し訳ないのですが、受け付けておりません。




マイピクさん達、これからマイピク申請していだける方へ


いつも拙い文章を読んでいただきありがとうございます。


この度色々考えまして 今までは緩かったのですが、これからご本人の写真をアイコンにされている方や、プロフなどに伏せ字ではなく公的に分かる単語が使われている方、nmmn作品を書かれている他の作家さんの公開フォロー、またnmmn作品を公開ブクマしている方は大変申し訳ないのですが、マイピクを外させていただきます。


今月中にはそうする予定です。


こんな私の話を読みたいと思って申請していただいて本当に有難かったのですが......。

いかんせん本当に面倒なくらいデリケートな世界なので、どうぞご理解のほどよろしくお願いします。








「えっと......好き...?......なんやけど......。」




出会った頃から好きだった奴が、顔を真っ赤にして上目遣いで自分にそんなことを言ってきた場合、果たして舞い上がらない男などいるのだろうか......。(もしいるのならばその極意を教えてもらいたいものだ。)


「へ?......えっ?」


余りの突然の事に驚いて、アホみたいな顔で聞き返す俺に、剛の肩がピクリと揺れ顔を真っ赤にして眼をギュッとつむり、あの可愛らしい三角の口がスローモーションのようにゆっくりと動き出す。


「ずっと......好き......やったんやけど......?」


最後が微妙に疑問形になったのが気にならなったかと言えば少し気にはなったが、それこそ今思い返せば的なやつであって


好きな人からの告白と言うのは、こんなにも人を無防備にさせるのだと若干二十歳の俺が知る由もなく......。


「つよ...し...。俺も...。」


「へ?」


俺の言葉に伏し目がちだった目がパッと大きくなって、驚いた顔をして自分を見つめ返す姿すら可愛くて


「お前に嫌われてるんと思っとった......。やばっ...めっちゃ嬉しい。」


「え.....?ちょっ...こっ...んっ!」


剛からの上目遣い&俺のことが好き

そんなダブルパンチを食らったらやることなど一つしかなくて、俺はそのまま剛を抱きしめその三角の薄めの唇を奪っていた。


「〜〜っ!!」


俺の腕の中で硬直する剛に、初心やな...なんて思った自分の方が初心だったのだ。


だけど、硬直しながらも俺の腕をギュッと握った剛に、俺は確かに愛しいと言う温もりを感じた。


一生、永遠に剛だけを守っていくとその時誓った.........はずだった......。





好き?







あれから剛と付き合いだして三か月が経った。

基本はいつもと変わらないのだが、ふとした瞬間に誰にもわからないように手を繋いで、隠れてキスをする。

その度に剛は身体を強張らせ顔を真っ赤にして『緊張するぅ。』ってはにかむのだけれど。その仕草が余りにも愛しすぎてもうどうしようもなくなってしまう。

そして、剛を可愛いと思ってんのは俺だけじゃなくて、ちらほらと聞こえてくる剛への好意的な話に柄にもなく独占欲が強くなっていき、こいつは俺のだ!と公言したくなってしまう。


この時の俺は周りからどう写っていたのだろう。

きっと、いつも剛にデレデレして、剛の言う事ばかりを聞く自分の意思のない腑抜け男に映っていたに違いないくて。


そのくらい剛に夢中だった。

そのくらい剛が好きで好きでどうしょうもなかった。



そんな周りから腑抜け呼ばわりされているであろう俺は、顔はスモックで見えない仕様だが、足元と天井から煙が駄々洩れの喫煙所としてその役割を到底果たしているとは思えないようなくらい簡易的な作りの場所で、『TVでよく見る内部告発者Aみたいな作りやな...。』なんてどうでもいいことを思いながらタバコをふかしていた。

そんな中、聞き覚えのある声が聞こえてきて俺は無意識に聞き耳を立ててしまう。


「あのぉ......剛君て今フリーなんですよね?それで......よかったら私と付き合ってもらえませんか?えへへ......恥ずかしぃ。」


誰が通るかもわからないスタジオの廊下で堂々と剛に迫る共演者に軽い殺意が芽生え、俺のこめかみには青筋が立つ。


なに考えとんねん......。

こんなとこでそんな話して......噂とかになったらどないするつもりやねん。


いや......下手したらそれが狙いか......?
「んふふ。ありがとう。せやけど遠慮しとこうかなぁ。」


これまた可愛らしい断り方に、思わず頬が緩むが、こんなところで腑抜けている場合ではないと、まだ半分は残っている煙草をギュッともみ消し立ち上がる。


「え〜。それって付き合ってる人いるってことですかぁ?誰にも言わないんで教えてくださ〜い。」


このアホっぽい話し方を信用して本当の事を話す奴なんているのだろうか......。

いるとしたらよっぽどの寂しがり屋かただのアホやな。


こっそりとため息を吐きながつらも、息を殺して剛の言葉を待っている自分に苦笑いが零れてしまう。


いや、いないって言うべきやんな。

それはわかっとんのやけど......。


「残念ながら、付き合うとる人はおらんよ。」


やっぱりな。

そんな堂々と言える訳なんてなくて

そんなことわかっているのに少しだけ落ち込んでしまう自分は、ホントにもう大概だ。


「でも......。大切にしたいなって......そう想える人はおるよ。」


「っ!」


剛のその言葉に、他の誰でもない自分が驚いてしまって、それと同時に言いようのない嬉しさが込み上げてきて、俺は咄嗟に喫煙所から飛び出していた。


「えっ!こうっ......えぇ!ビックリしたぁ!なんでおんのよ〜。」


顔を真っ赤にして驚き、真ん丸の目で俺を見つめる剛に、なんだか照れてしまって


「いや......ちょっと......そこでタバコ吸ってて......聞きなれた声が聞こえるな〜って...。」


男二人が頬を赤く染めモジモジとする様子に、共演者の女の眼が一気に冷めたものへと変わる。


「あの......大切にしたい人って......。」


「えっ!聞いてたん!?」


さらに驚く剛に思わずその手をギュッと握ってしまう。

共演者の女がいるのにとか、ここは誰が通るかもわからんスタジオの廊下やで!とか、最早そんなこと俺の頭にはなくて、ただ剛が照れて逃げてしまわないようにと、捕まえておきたかった。

その温もりを離したくなかった。


「アホくさ......。」


見つめ合う俺たちの隣を冷めた目をした共演者の女が通り過ぎて行く。

狙っていた男をあろうことか男にかっ攫われたのだ。散々かぶっていた猫をさっさと脱ぎ捨て、三流ピュアドラマよろしく頬を染めている二人を見ることもなく颯爽とその場を後にする。

そうすることが彼女にとっての最大のプライドだったのかもしれない。




「つよ......。」


「こぅいち......。」


掴んだ手はいつの間にか恋人繋ぎになっていて

俺を見つめてくる大きな目は何処か強い意志を含んでいて

ん?と首をかしげてやると、赤い顔が更に赤くなって可愛らしい三角の唇が動き出す。


「あんな......僕なっ......。」


意を決したと言う感じで口を開く剛を暢気な声が遮った。


「あれ〜?光一と剛じゃん。こんな通路のど真ん中でなにしてんの〜?落とし物?」


のほほんとした口調に一気に脱力してしまいそうになるが、それよりも真剣な顔をして何かを言おうとした剛が気になって、俯いているその顔を覗き込めばそこには今にも泣きそうな顔をしている剛がいて


「どないしたん?」


そんなに泣きそうになるくらい大切なことを言おうとしてたん?
ふるふると首をふる剛に言いようのない不安が押し寄せ、繋いだ手を更に力強く握り返すと剛はその手を振りほどくようなことはしなかったが、一歩俺から遠ざかりまた首をふる。


なんやねん。

どないしたん?
キリキリと押し寄せてくる不安に、俺は握った手をそのままに歩き出していた。


「え?ちょっ...光一?」


後ろから聞こえてくる長瀬の声も俺の耳に届くことはなく、剛と二人で話をすべく楽屋へと足早に歩き出していてた。

そして黙って俺に手を引かれて歩いてくる剛にホッとしていた。


「大事な話やんな?楽屋行くで。」


歩きながらそう剛に伝えれば、繋いだ手を強く握り返してきた。

その強さが大丈夫だと伝えているようで、その温かさが俺のことを好きだと言っているようで、それだけで何故か安心してしまった。


しかし、その温もりは楽屋のドアノブに手をかけたところで消えてしまう。


「光一君!何やってんですか!」


マネージャーの慌てた声と共に剛と繋いだ手が引き剥がされる。


「なにってなんやねん。剛を楽屋に連れてきただけやんけ。」


「なにをそんな悠長な...。と、とりあえず早く楽屋に入ってください!」


睨む俺を他所にマネージャーはグイグイと俺と剛を楽屋へと押し込み、慌てて楽屋のドアを閉める。






「全く......あなたって人は......。」


「......んやねん。」


楽屋に入ってのマネージャーからのため息になんだかイラついてしまい、ドカッとソファーへと座り込み睨みつけると、更にため息を零された。


喧嘩売られとんのやろか?
よっしゃ表出ろ!
剛との手を引き離され、内心かなりムカついていた俺は本気でそう思い、一度下ろした腰をソファーから立ち上げる。


「おい、マネ...。」


「いいですか?今、どんな状況かわかってますか?剛君も!光一君に流され過ぎです!」


「僕はそんなっ......流されてなんて......おらんもん......。」


そう言ってシュンと項垂れる剛に、『おらんもん。』って可愛すぎやろぉぉぉぉと悶えつつも、剛をへこませるマネージャーに本気で怒りが湧いてくる。


「ってか、流され過ぎってなんやねん。まるで俺が強引みたいやないか。」


「強引じゃないですか!あのドッキリのやつだって、もみ消すの大変だったんですからね!」


「え?」


「マネッ!」


ドッキリ?もみ消す?何の事や?
予想外のマネージャーからの言葉に、思わず固まってしまった俺にしまったという顔をしたマネージャーが剛を見る。

それに釣られるように俺も剛を見ると、そこには真っ青な顔をした剛がいて......。


え?
どいうこと?
「とにかくっ!そう言った行動は自嘲してもらわないと!」


「そう言った行動ってどいう行動やねん......具体的に言えや......。」


「っ!ですからっ......。」


「ドッキリってなんや。もみ消したってどういう事やねん。」


地を這うような俺の声に、マネージャーも焦り出し、しどろもどろになっていく。

だが、だからと言って聞かなかったことになんて出来なくて


「剛......。」


「っ!」


名前を呼んだだけで大袈裟に肩を震わせる姿に、この話はとんでもない爆弾なんだという事が容易に想像できてしまった。

しかも、俺にとっての爆弾なのだ......。

剛が真っ青になってしまうくらいなのだ、もしかしたら知らぬが仏なのかもしれない。

このまま聞かなければ今までと同じように幸せな日々が続くのかもしれない。

しかし、それを選ぶ選択肢は俺にはなくて。

自分だけが何も知らないという事実がどうしても許せなくて。


「言って......頼むわ。もう何もなかったようには出来ひん。お前かてそれくらいわかるやろ?」


懇願するような俺のセリフに、眼にいっぱい涙を溜めた剛が意を決したように頷いた。


「光一君。私が説明します。これは誰も悪くない、しいて言えばテレビが悪いんです。剛君だって勿論悪くないです。」


「御託はえぇから早よ言えや。」


唸る様にいう俺に、マネージャーはまたため息を零す。


「なにため息ついとんねん。」


そんなことにすらムカつき突っ掛かってしまい、楽屋の中はピリピリとした異様な緊張感に包まれていた。


「半年くらい前です。とある企画が持ち上がりました。相方から告白されたらどうする?というドッキリ企画です。」


「......ぇ?」


相...方からの告白って......。

まさか......。


「その企画の中にはもちろんお二人の名前も入っていました。」


そんな......まさか......。


「剛君がドッキリを仕掛ける側です。」


ひゅっとおかしな息の吸い方をしてしまう俺に構わず、マネージャーは俺の眼をそらさずに話を続ける。


「剛君は絶対嫌だと、勿論私たちもそんなドッキリは掌握しかねると企画者側に伝えました。しかし、上の方でOKを出した者がいたようで......。」


隣の剛を見れば、真っ青な顔をして俯き目を伏せている。

剛は今なにを感じ思っているのだろうか......。

絶望か......それとも安堵か......。


「そこからは光一さんもご存じの通り、まさかの光一君が剛君を受け入れてしまって、更にはキスまでしてしまうという暴挙にでたので、当然企画はお蔵入りにさせました。そしてそのまま緘口令をだしました。」


鈍器で頭を殴られたとはこういう事をいうのだろうか......。

頭がガンガンと痛みだし、倒れそうなくらいの眩暈が襲ってきた。



これは何の冗談だ......。


『ずっと......好き......やったんやけど。』


頬を染めながらそう呟きうつむく剛の姿がフラッシュバックする。



「ちょっ、ちょっと待って......。ほんなら......剛が言った俺を好きってのは......。」


「......嘘...だと思います。」


「違うっ!!嘘やない!僕は本気でっ!」


ガバッと顔を上げそう叫ぶ剛の頬は濡れていて......。


「ちょっと、剛と......二人だけで話しさせてくれへん?」


「...わかりました。ただこれだけはわかってください。剛君は悪くないんです。」


「わかっとる......。」


いや、本当は何一つわかってなんていなくて


一瞬にして突き落とされた闇は余りにも深すぎた。


そんな俺の言葉にマネージャーは一瞬考えたもののペコリと頭を下げ楽屋を出て行く。


ガチャンとドアの閉まる音と同時に剛が俺の腕へと縋りついてくる。


「ちゃうねん......。光一ッ......僕はっ!」


あんなに愛しいと感じた温もりが、何故か今はもう何も感じなくて

むしろ剛に触れられるということに嫌悪感が湧いてくる。


「俺が間抜けやったって話やんな?」


「光一っ!ちゃうねん。聞いてやっ!」


ハハッと虚しく笑えば、剛は更に必死に訴えてきて


「なんでドッキリやで〜って言ってくれへんかったん?笑ってそやって終わらせてくれたら......それやったら俺かて......。」


両想いだなんて思わなかったのに......。


両想いや!って舞い上がって幸せを感じていたのは自分だけだったなんて......。

俺はどんだけ間抜けやねん......。


「やって、お前いきなりキスしてくるし......それに僕も......。」


「好きでもないのに手ぇ繋いでたりキスしてたやんな?」


「やからっ!ちゃうって!!僕もっ!」


「そんなに俺が可哀想に見えたか?お前って同情でキス出来る奴やったんやな......。」


「違う......僕は同情でなんて......。僕はホンマにお前の事がっ、好きやねん......。」


はらはらと涙を流しながら伝えてくる剛に、どうしょうもない怒りが込み上げてくる。

わかっている。

剛は悪くない。

優しいから......舞い上がる俺を見て本当の事が言えなくなってしまっただけなんだと......。

頭ではわかっている。

しかし、それならばなおさら本当の事を言ってほしかった。


どんな気持ちで手を繋いでた?
どんな気持ちでキスしてたん?
一度湧き上がった怒りは収まるどころか、どんどんと増幅していって

いつもは愛しいと思う涙にさえも怒りが込み上げ、狂暴な気持ちだけが心を覆っていた。




「なら......抱かせろや。」


「えっ......ぅんっ!!」


俺の腕に縋っている剛の腕を思い切り引き寄せ噛みつくようなキスをする。

そして、そのまま床へと押し倒しシャツを捲り上げ、ずっと触りたいと思っていた素肌へと手を這わす。


「光一ッ!!やめっ!!」


突然の俺の暴挙に叫び出した剛の耳元で、甘いささやきとは程遠い言葉を囁いた。


「お前やっぱ演技めっちゃ上手いな。泣き顔とか完璧すぎやろ......ホンマは俺だけじゃないんやろ?こうやって同情してキスして体触らすの。そうやって人に同情して優しいふりして陰で笑っとんのやろ。最低やなお前。何様やねん。」


「―――っ!!」


ズタズタに剛の心を引き裂いてしまいたいと思った。

どんな罵声を浴びせても足りないと思ってしまうくらいに憎しみが湧いてきて。


なにに?
好きという言葉が嘘だったことに?
手を握るたびに肩を振るわせ顔を真っ赤にしていた事すら演技だったのか?
隠れてキスをするたびに二人で微笑み合った事すら嘘だなんて......。


俺だけが何も知らなかったことが、すべてが嘘だったことが何よりも許せなくて......。


大粒の涙を零し抵抗することをやめた剛は、なにを感じなにを思っているのだろうか。

自業自得だと思っているのだろうか

だから、このまま俺に抱かれようとしているのか?
簡単に身体を差し出してくる剛に、そんなことを簡単に決めてしまう剛に、どうしょうもない怒りが後から後から込み上げてくる。


「ははっ......腹いせに抱こうかと思ったけど......なんや、お前を触るんも汚らわしいわ。」


「っ!」


大きい眼がより一層大きく見開かれ、また新たな涙がボロボロとこめかみを伝って床を濡らしていく。


剛に覆いかぶさっていた身体をドカリとソファーへと沈め、俺は少しでもこの怒りを落ち着かせようと無意識に煙草を探していた。


「この三か月間の俺はさぞ滑稽やったろうな......。」


気が付けば、ポケットから取り出した煙草を持つ手が震えていて


「光一......。ちゃうよ......。僕はホンマにお前の事が好きや......好きやねん。」


身体を起こし涙を流しながら俺を見つめ告白してくる剛は余りにも儚く、思わず視線が逸らせなくなる。

しかし、あんなにも恋焦がれていたはずの想いはどこにも見当たらなくて、剛からの告白に一ミリも嬉しいとなんて思えなかった。


「出てって......。」


「光一っ!」


「出てけ!」


食い下がらない剛を冷たい眼で見返せば、そこにはさも傷つきましたという顔があり、今までの自分ならばきっと剛を優しく抱きしめていたに違いなくて......しかし今の俺の中に湧いてくるのは罪悪感などではなく、それは紛れもない嫌悪感だった。


「お前に嘘つかれてて......俺はこれから誰を信じればえぇねん......最悪や。最低や......頼むから俺の前から消えてくれや......。」


一番信じていた。

一番信頼していた。

誰よりも愛していたのに......。


「お前だけは......信じとったのに......。」


「光一に好きやって言われて......ホンマ嬉しくて......。嘘やって言えへんかった。」


「嫌いや。今は誰よりもお前の事が嫌いや......。」


「っ!!......ほんまに......ごめん...。最低なことして......ごめんな......。」


そう言って剛は楽屋から出て行った。

シンッと静まり返った楽屋で、怒りや憎しみだけではなく何とも言えない悔しさが入り混じったやりきれなさに、思わず持っていた煙草をギュッと握り潰した。

だけど、それだけじゃ全然足りなくて、テーブルの上にあった雑誌を手に取りおもいきりドアへと投げ付けていた。


バシッ!!
その音に、きっと剛は更に傷ついたに違いなくて


でも、そんなことまで考える余裕なんて今の俺にあるはずがなく。


ただ、裏切られたという絶望感だけが重く俺の心を支配していた。









あとがき



お久しぶりです。

色々と忙しく慌ただしい日々を過ごしておりました。

ここに来るのも久々で、その間に色々あったようでまるで浦島太郎になった気分でおります。


相変わらずの盗作被害とかもあったようで......。


ましてやそれが、時々やり取りをさせて頂いていたマイピクさんだった事にショックを受けております。

久々に戻ってきたら素敵な書き手さんが辞めていたとか悲しすぎです......。


再三、沢山の方が非公開ブクマや非公開フォローを訴えてくださっているのに、なかなか伝わらないという事実に私自身も考えさせられております。

サイトは作る気力も技量もないので、移るならTwitterとかの方がいいのかなぁと......。

このまま変わらなければそうなる可能性も高くなると思います。


どうか、少しでも改善されることを願っております。





***



さて、久々の投稿で実はかなり緊張しております。

ましてや↑のようなことも書いてますし。(こういうの書くのホント苦手で......。)

だれかの気分を害していないだろうかと冷や冷やしております......。

むしろ気分を害してしまった方がいたらごめんなさい。


本当は君と僕シリーズを書いていて、しかしそれも書いては消しての繰り返しで、更には違うストーリーを書きたくなってそれを書いては中途半端でやめてみたいな感じでチマチマと書いていたのですが、久々にPC開いたらまたなんか違う話が書きたくなってしまい(照)

しかも、相変わらずの痛々しい話です(進歩がなくてすみません)......が、今回は車さんがなんかヒロインになってます(前半だけですが笑)


久々に書いたのでなんか色々鈍ってて短めです。

続きは一応決まってるけど書くかは未定という見切り発車でして(汗)



しかも、私なんて忘れ去られてる可能性の方が高いんじゃない?とか思ってたりして(笑)

お久しぶりですとか言えるほどの人間じゃないし、むしろ誰こいつ?って思われてたらどうしよう...なんて相変わらずのマイナス思考&ビビり―キングな私は密かにドキドキしております(笑)



それでも、投稿していない時でも心温まるメッセージをくださった方々もいて、本当に感謝して居ります。

こんなチキンな私にマイピクになりたいと勇気を出してメッセージをくださった方々もいて、本当に嬉しく思っております。

お返事が遅くなってしまい大変申し訳ありませんでした。

また、ちまちまと書いて行けたらなと思っております。

拙い文章で本当に恥ずかしいのですが、これからも読んでいただけたらなと思っています。



感想などいただけると、ホントにモチベーションあがります(笑)

スキップするくらい喜びます(笑)


こんな面倒くさい奴ですが、気軽にメッセージしていただけたらとても有難いです。


最後に、しつこいようですが、非公開フォローと非公開ブクマよろしくお願います。



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2018年10月12日 08:20 に更新

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