syuka diary

雨の朝だ。この地域で雨ということはわりと暖かい日なのだろう。

午前１０時前、ドリンクバーの飲み物を三つほどまとめて持っていき、パソコンの電源を入れる。目的のデータを手に入れて、少し息抜きをする。途中フリーズを起こしたがデータは無事だ。

午後１時、雨は降り続いていた。傘を出そうかと思ったがやめた。
探すのは面倒だ。ランチはたまたま目に留まったメニューの文字にしたがって裏にある店に入った。大きな道から一本細いところに入ったビルの間、エスニック風の小さな店。夜はバーになるようだ。店内は眠る前の電灯、温かみのある薄暗さだ。スパイスの香りが漂う、なるほど店の名の通り。
まず席について目に入ったのは数々の時計だ。あちらこちらから、カチカチ、と秒を刻む音がする。アンティークなものから可愛らしいキティちゃんのものまで、バラバラな時を示して動く。きっと日本の時刻の正しいのは入口の側の鳩時計。他にも様々なグッズが所狭しと並んでいた。
バックでは洋楽が流れている。多分英語だと思うがよくわからない。ポップスより民族っぽさがあるようにも感じる。
座っていると少しだけ西部劇の舞台にいるようだ、たいして詳しくはないのだけれど。
ランチセットでオムライスを注文した。迷いたくなかったからさっと決めた。野菜も食べないとね。怒られちゃうから。サラダとドリンクとプチデザート付きならまあまあの値段。後で見た他のメニューの価格もお手頃でワンコインメニューもあった。自家製のジンジャーエールもあるらしい。メニューは化学調味料をほぼ使わないそうだ。
程なくして料理が運ばれてきた。うん、美味しい。ソースは好みだ。デザートは林檎ゼリーにバニラアイス。小さくて丁度いい。濃い料理の後もあり別腹のごとく食べてしまった。
グラスの水を飲み、立ち上がる。代金を払うと釣りと一緒にスタンプカードを渡された。こんな小さな店まであるとは、時代なのかなぁ。カードだけがたまる一方である。

外に出ると雨は止んでいて雲の隙間から青空が見えた。





っていう一日でした。初めて行ったお店。一人でも平気で入れそう。美味しかった。ソースのスパイスの香り好みだった。ご夫婦でやってらっしゃるようです。奥さんはなんとなく峰倉先生みたいな感じがしないでもない。個人的に。
あと、ふと向かいの椅子の後ろに見えたのは少し古い色紙。佐藤隆太さんのサイン。HEROのって書いてあった。…うろ覚えだ。

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