猫の毛も刈りたいほど忙しい。


話題:これからの予定


どうやら多忙期に突入してしまったようなので、しばし、更新が滞りがちになるかも知れません。ですが、トドが凍ってもアザラシは生のままなので大丈夫。

忙しさをいい事に、どさくさに紛れてメチャクチャな話をアップする手も有りか…などと秘かに画策中ですが、果たしてどうなりますやら。

という事ですので、落ち着くまでの間、フラフープでも回しながら宜しくお待ち下さいませ♪

世界に佇む内緒の象。


話題:シュール



世界がまだ巨大な象の眠りの中でアルファベットの順番を決めかねていた頃。

空間座標に左という概念はなく、すべての物がすべての物の右側にありました。

時間は未来と過去を取り結ぶパステル色の予感として、ある場所では砂漠の砂の形で、またある場所ではアンモナイトの渦巻きの形で、またまたある場所ではオルゴォルの歯車の形で存在しているだけでした。

人は肋骨で物事を考えていたので頭の中は常に空っぽ。そこには幸せの青空が広がっていたのです。

三角形の内角の和は日によってまちまちで、水平線と地平線は《愛の名のもと》と呼ばれる場所で静かに溶け合っていました。

イカの足の本数は10で、タコは8。その足りない2という数字が人間の足の本数となりました。

ある朝の夜。巨大な象は不思議な夢を見て大きなくしゃみをしました。

その弾みで世界は象の眠りの中から飛び出し、今あるような姿になったのです。

私たちが、この世界に秘められた暗号を解き明かす為には、あの日、巨大な象が見た不思議な夢の正体を知る必要があるのです…。

娘「パパ。人間は死ぬとお星さまになるって本当?」

パパ「本当だよ。人は死ぬとお星さまになるんだ」

娘「じゃあ、そのうち宇宙はお星さまでいっぱいになって空いてる場所がなくなっちゃうね」

パパ「それは大丈夫。お星さまも人間と同じで死んじゃうからね」

娘「そしたら、お星さまは死ぬとどうなるの?」

パパ「お星さまが死ぬと、今度は逆に人間になるんだ」

娘「…ふぅーん。じゃあ、地球も昔は人間だったの?」

パパ「うん、そうだね。地球は僕たちが生まれるよりずっと前には人間だったんだ」

娘「地球さん…どんな人だったのかな」

パパ「多分ね…象の飼育係だったんじゃないかな…ってパパは思ってるんだ。あ、これは内緒の話だよ」

娘「うん、内緒にするね」



【終】。


凱旋するのは誰?


話題:楽しみなこと。


日本競馬史上最強馬との呼び声も高かったオルフェーブルが2年連続の2着に敗れ、(こんなに強い馬でも勝てないのか!)と絶句した日からはや1年…。

今年も凱旋門賞の日がやって参りました。

10月5日、舞台はフランスのロンシャン競馬場。世界最高峰のレースとも称される凱旋門賞を制覇する事は日本のホースマンたちの長年の夢でもあります。

いえ、確かにそれは、かつては“夢”でした。しかし、99年のエルコンドルパサーの2着から凱旋門賞制覇は“現実”としての味を帯びてきたといっても良いでしょう。これまで2着が4回。エルコンドルパサー。ナカヤマフェスタ。オルフェーブル(2回)。それ以外にもディープインパクトの3着入選(その後、ドーピングで失格)←おいおい。キズナの4着。勝利にこそ届かないものの善戦が続いています。

そんな今年の凱旋門賞に出走する日本馬は3頭。

先ずは【ハープスター】。今年の桜花賞馬です。強調材料は3才牝馬なので負担重量が54・5キロと一番軽い斤量で出られる事。実際、このレースは近年斤量の軽い3才馬の活躍が目立ちます。逆に不安要素は海外レースが初めてな事。当然、海を越える長距離輸送も初体験で、少し疲れて毛ヅヤが悪く見えるという情報も入っています。

次いで【ジャスタウェイ】。この馬はドバイのG1レースを勝った事で一躍世界に名を轟かせ、現在の世界ランキングは、なんと、堂々の第1位!あの、錦織圭くんよりもランキングが高いのです(←比べてどうする)。強調材料は先に記したように既に海外G1レースに勝っている事。故に長距離輸送も経験済み。不安要素は、2400mというレースの距離がもしかしたら少し長いかも知れない事と、ロンシャン競馬場の深い芝で持ち前のスピードが殺されてしまう恐れがある事です。

最後に【ゴールドシップ】。日本のG1レース5勝を誇る実績馬。強調材料は、先の【ジャスタウェイ】とは逆にロンシャンの深い力のいる芝が合いそうな事です。スタミナとパワーは十分なので当日少し雨が降ったりすると尚良いかも知れません。不安要素は、【ハープスター】と一緒で海外遠征が初めてな事。それと、後方待機型のレースを好む馬なので追い込みが届かない危険性が多分にある事です。前方につけるレース運びも出来るには出来る馬なのですけど、とうしてもレースっぷりが不安定になってしまう。実績、見せ場なく惨敗するケースもけっこうあります。

以上、今回出走する日本馬をさらっと紹介してみましたが、3頭が3頭ともタイプの違う馬で、そこはちょっと面白いです。

過去最多となる3頭出走なので、どれか1頭ぐらい先頭でゴールインしないかな、などと淡い期待を思い描くも、出走頭数は全部で20頭という多頭数レース(現在の日本では最大18頭まで)。そう甘くはないだろうという気はします。しかも、当然の事ながら出てくるのは世界(主にヨーロッパ)の強豪馬ばかり。輸送距離も短く気候風土にも慣れている外国馬の方に間違いなく地の利はあります。

とは言え、現在ブックメーカー(英国)のオッズでは【ハープスター】が2番人気タイ。【ジャスタウェイ】が4番人気タイ。【ゴールドシップ】が6番人気、とかなりの高評価を得ています。それに、何が起こるか判らないのが競馬です。

日本での生中継放送は5日の夜。華やかなロンシャン競馬場は今年もまた不思議な帽子をかぶったセレブたちで賑わう事でしょう。興味が湧いてきたという方は是非ともご覧あそばせ♪

本当はまだまだ語りたい事が山積みなのですが、全て語り終わる頃には恐らく年が明けていると思われるので、本日はこの辺でお暇(いとま)したいと思います…。




(呼ばれてないのに)帰って来たゾ!なぞなぞ幼稚園。


話題:なぞなぞ?


今夜は不思議の森の宴会です。月が煌々と夜を照らし始めると、森で暮らす様々な小動物や昆虫たちが続々と集まって来ました。動物たちは円座になり乾杯の音頭を待っています。どんな動物たちが集まっているのでしょうか。気になりますよね。それでは、集まった顔ぶれをチラっと覗いてみるとしましょう。

@縞リスAアライグマBフクロウCカエルDカブトムシEカマキリF野ウサギGカワウソHクワガタIハムスターJイリオモテヤマネコK猫ひろし

生息地域や活動季節を無視した素敵なラインナップですね。それぞれの前にはグラスに入った麦酒(ビール)が置かれています。でも…おやおや?…ちょっと待って下さい。一人だけ、麦酒ではなくオレンジジュースです。

さて、ここで《なぞなぞ》です。お酒ではなくジュースで乾杯しようとしているのは、@〜Kの中のいったい誰なのでしょうか?

答えは追記ページに。


more...

冷たい視線の温度は何℃?


話題:視線


ふと思ったので訊ねてみた。

「もしかして、〇〇〇丼も駄目だったりするのかい?」

友人は即答した。

「無理無理、絶対無理」

ああ、やはりそうなのか。思わず腕を組んだ私に友人が言葉を続ける。

「だって君、いったい幾つの目玉が丼の中に入ってると思う?もう見渡す限り、目玉、目玉、目玉、目玉…あれの正式名称は“恐怖の視線丼”だよ」

何の話か?
シラス丼の話である。

その友人が「自分は、日常生活に支障をきたす程では無いが、子供の頃から、やや、視線恐怖症及び目玉恐怖症の気がある」と言ったのを受けて、それならば目玉がたくさんあるシラス丼も苦手だったりするのだろうか?と思い、訊いてみたという次第。結果は上記の通りだ。

「それはまた、難儀な話だね」

「まあね。でも、シラス丼と遭遇する機会なんて滅多にないから特に問題はないな」

確かに。私にはそういう感覚はないけれども、友人の感覚からすれば「丼の中のシラスは彼を見つめている」のだろう。それにしても、その感覚は果たしてどれくらいの範囲に及ぶものなのだろうか?気になった私は、試しにもう少しだけ質問をぶつけてみた。

「目玉焼きはどうだい?」

「ん、目玉焼き?美味しいよね。ネーミングセンスはどうかと思うけど」

「それは大丈夫なんだ」

「だって目玉に見えないもの。敢えて言うなら月に近い気がする」

どうやら目玉焼きは全く問題ないようだ。

「視力検査表は?」

「あれは目玉じゃなくて記号と文字だろ。何も感じないね」

ごもっとも。ちょっと言ってみただけです。

「じゃあ、目玉親父は?」

「目玉親父って、ゲゲゲの鬼太郎の?」

「そう。アレはちょっとキツいんじゃない?」

「ああ、まあ、うーん…どうかなあ…喜ばしい存在ではないけど、あそこまで強調されると逆に気にならないかも知れない」

なるほど。目玉親父は一応許容範囲の内側か。

「そしたら【二十四の瞳】は?」

「それ、何だっけ?」

「壺井栄の小説。教師と生徒たちの話」

「ああ、そう言えば、そんなのあったな」

「目玉が二十四個、キビしいのでは?」

「いや…目玉じゃなくて瞳だし、生徒十二人で目が二十四個なら普通だし…まあ大丈夫だ。もし、生徒が一人しかいないのに目が二十四個あったら怖いけどね」

それは、私でも怖い。視線云々ではなく。角川ホラー文庫向きの本だ。

「じゃあ、諺の“二階から目薬”はどう?怖い?」

「…怖いわけないでしょ」

「どうやら、君の視線恐怖症は極めて軽症のようだ。次の君の誕生日には、レンズに目が描いてある“私ちゃんと起きてますよ眼鏡”をプレゼントして、“しせん(視線)風麻婆豆腐”でお祝いしてあげるよ」

「…絶対、おちょくってるよね?」

そう言うと友人は冷ややかな視線を私に向けたのだった。その冷たい眼差し…少し怖い。むしろ私が視線恐怖症になりそうだ…。

〜おしまい〜。




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